すごいぞ、新型スイフトスポーツ!! 第7回:スイフトスポーツならノーマルでもサーキットを楽しめる!!!
MotorFan / 2018年10月12日 10時0分
レブスピードで連載中のZC33Sスイフトスポーツ。970kgの車重と、トルク23.4kgmのパワフルユニットでコンパクトカーの常識を覆すスイフトスポーツの楽しみ方とは!?
これまでブレーキテストで本庄サーキットを走っただけで、サーキット走行はしていなかった編集部連載号。今回美浜サーキットで行われたディレッツァチャレンジに参戦した。
交換した部品はブレーキパッドをエンドレスCC-Rgパッドにし、タイヤをDIREZZAにしたのみ。あえてノーマルでどんな問題が起きるのか検証しようという狙いだ。
ドライバーはわたくし編集部加茂。美浜サーキットを走った感想だが、まずアクセルONでイン側タイヤの空転が止まらない。これは駆動輪にLSD(リミテッド・スリップ・デフ)が未装着だから。
クルマは曲がるときに左右のタイヤの軌道が異なるので、それぞれがフリーに回転するシステム=デファレンシャルが付いている。しかーし、これがスポーツ走行時にはネックになる。機構的に滑ったほうのタイヤに駆動力が抜けてしまう。つまり、サーキットでアクセルを踏むと、荷重が抜けている内側のタイヤが空転してしまい、前に進まない症状が出てしまうのだ。
これを解消するのがLSD。左右のタイヤに駆動力を伝えるための機構でスポーツ走行には必須のシステムなのである。
とりあえず、トルクフルなK14Cエンジンにおいては、サーキットを走るなら誰もがLSDが必須になると断言しておく。ちなみに本庄サーキットで純正タイヤで走行したら、イン側タイヤのブロックがバンバン飛んでしまったので、本当にLSDをおすすめする。
ブレーキはとりあえずパッドを交換していればOK。サスは動きは大きいが、走れないほどではない。ハンドリングは正直結構イケている!! タイム的にもベストが49.9秒とドノーマルとしてはなかなかのものだった。
そこで次に必須なのでメーターだ。最近のスポーティカーは水温は100℃付近で安定。油温はガンガン上がるというのが定説だ。86/BRZなどがその典型。
ZC33Sでのそれに近い傾向だが、3周ほどの連続アタックで水温は105℃まで上昇した。これは正直結構高め。いくら設計想定水温が最新車両は高いとはいえ、さすがに100℃以上は高すぎと思われる。
レブスピードではこれから対策と検証を行っていく。まずはラジエーターに冷却水を流す温度を決めているサーモスタットを交換しようと思う。純正では88℃あたりが開弁温度と思われる。昔のクルマのように60℃開弁とかにすると、低水温補正がバンバン入ってしまうのでよくないが、80℃くらいからラジエーターに冷却水が流れるようになれば水温上昇を未然に防げるはずだ。それから高効率クーラントの採用などでまず対策。もし、それで足りなければラジエーターの交換などの抜本的な対策を考えようと思う。
これからZC33Sライフを楽しむなら、まずはLSDと水温計から揃えてほしいと思う。
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