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ルノー・カングーだけじゃない! ヨーロッパにはライバルがたくさん【フルゴネット? ルドスパス? 乗用車になった商用車……RENAULT KANGOOの競合モデルたち】

MotorFan / 2018年11月3日 7時20分

ルノー・カングーだけじゃない! ヨーロッパにはライバルがたくさん【フルゴネット? ルドスパス? 乗用車になった商用車……RENAULT KANGOOの競合モデルたち】

世界中で圧倒的な人気を誇り、日本でも「最も売れているルノー」として知られるカングー。毎年、山中湖畔では1000台以上のカングーが集まる「カングー ジャンボリー」なるイベントが行われるほど。しかしちょっと待て。これだけ人気のある車種なのだから、ライバルメーカーだって指をくわえて眺めているわけではない。ヨーロッパを始め、ロシア、南米、北アフリカなどでは、カングーのライバルたちがウジャウジャ走っているのだ。古くからフルゴネット、最近はルドスパスとも呼ばれる、「商用車にルーツを持つマルチスペース乗用車」の代表的なものを紹介しよう。

Citroën Berlingo「シトロエン・ベルランゴ」





 カングーの直球ライバルとなるシトロエンのベルランゴ。歴史の長さもほとんどカングーと同じくらいで、フランスを中心とした西側ヨーロッパでは激しいシェア争いを展開している。

 2018年にフルモデルチェンジを受け、フルゴネットながらすばらしく前衛的なエクステリアを与えられた。……と思ったら、インテリアもなかなかの意欲的なデザイン。これぞシトロエンだ。

Citroën Nemo Multisoace「シトロエン・ニモ・マルチスペース」



 ベルランゴの弟分で、全長4m、全幅1.7mを切るコンパクトなボディを与えられている。PSA(プジョー・シトロエン)とフィアットが共同開発したモデルだ。「ニモ」は商業仕様で、乗用仕様には「マルチスペース」のサブネームが付く。

Peugeot Rifter「プジョー・リフター」





 シトロエン・ベルランゴの兄弟車で、2018年のジュネーブショーでデビュー。先代は「Partner」を名乗っていたが「Rifter」に改称された。ちなみにPartnerは「パルトネール」などと表記されることも多かったが、普通にパートナーと発音すればオーケー!フランス人の発音を頑張って正確に表記するならば「パフトネ」かな……たぶん。いずれにせよ「パルトネール」なんて聞いたことがありません。

Peugeot Bipper Tepee「プジョー・ビッパー・ティーピー」



 リフターの弟分で、シトロエン・ニモ・マルチスペースやフィアット・クーボとプラットフォームを共有する。ビッパーは商用仕様で、乗用仕様には「ビッパー」のサブネームが付けられる。

Fiat Doblo「フィアット・ドブロ」



 イタリアでもフルゴネットは大人気で、強力なフランス勢だけでなく、地元イタリアのフィアットもしっかりラインナップしている。オペルにはコンボという名でOEM供給されていたが、そのオペルがPSA傘下に入ったことを受け、OEMは解消された。

Fiat Qubo「フィアット・クーボ」



 ドブロよりもひとまわりコンパクトなボディを持ち、シトロエン・ネモ・マルチスペースやプジョー・ビッパー・ティーピーの兄弟車となる。

Volkswagen Caddy「フォルクスワーゲン・キャディ」



 先代トゥーランをベースにハイルーフ化し、リヤドアをスライド式とすることで、ラテン勢が主役のフルゴネット市場に挑むゲルマンの雄。パワーユニットは仕向地によって異なるが、トゥーランにほぼ準ずる。

Opel Combo「オペル・コンボ」



 VWキャディと並んでドイツ製フルゴネットとして活躍しているオペル・コンボだが。こちらはPSAグループから供給されるOEMモデル。ただししっかりオリジナルデザインを与えられている。

Mercedes-Benz Citan「メルセデス・ベンツ・シタン」





 なんとビックリ! 泣く子も黙る高級車メーカー、メルセデス・ベンツもルドスパスをラインナップしているのだ。とはいえこちらはルノーから供給されるもので、フランスのモブージュ工場でカングーと同じラインで生産されている。それでも巧みなモディファイとスリーポインテッドスターの威力は絶大で、しっかりメルセデスに見えるから面白い。

Renault Kangoo「ルノー・カングー」




 せっかくなので、みなさんご存知のカングーの写真もお見せしよう。一番上は日本仕様だが、二番目は海外のいくつかの市場で販売されているAWDモデルの「X-TRACK」、そして三番目は3列シート仕様の「MAXI」だ。見慣れているせいもあるが、やはり安定の存在という印象で、世界のベストセラーらしい貫禄に満ちている。

 とはいえ、これだけたくさんのライバルがいるのなら、その一部でもいいから日本市場に入ってきてほしい。多くのファンがそう願っているはずだ。

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