日本精工:「高精度・長寿命ボールねじ」を開発
MotorFan / 2018年11月6日 12時35分
日本精工(NSK)は、高精度・長寿命ボールねじを開発した。新技術を採用したサンプル品の提供を2019年1月より開始し、2020年春から製品のリリースを予定している。
近年、工作機械や半導体製造装置市場では機械の高機能化が進んでおり、送り駆動機構には高速化・高精度化・高剛性化等による「加工能力」、生産性の安定・向上やメンテナンスフリー化に応える「省力化」が強く要求されている。こうした要求に、NSKはボールねじの転走面の改質に着目し、技術開発を進めてきた。高精度・長寿命ボールねじは、位置決め精度要求の厳しい機械に適しており、中でも極めて高い位置決め精度が求められる金型加工マシニングセンタや放電加工機などに最適。
1. 摩耗を抑制し、精度寿命を向上
ボールねじの転走面に世界で初めて表面改質技術を採用することにより、油膜形成能力を飛躍的に向上させた。油膜が形成されにくい低速・揺動・小ストロークでの検証運転では、高精度・長寿命ボールねじは、現行品に対して予圧残存率で3倍の摩耗抑制効果を発揮した。
油膜形成能力の向上により、溝と鋼球同士の接触による摩耗が抑制され、位置決め精度寿命の長期化につながる。
2. 寿命の延長
位置決め精度の長寿命化により、機械のメンテナンスサイクルが延長される。
NSKは、サンプル品を2018年11月1日(木)~11月6日(火)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「JIMTOF2018 第29回日本国際工作機械見本市」に出展する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「完璧なモーター」など革新的な電動化技術、マーレが出展へ…CES 2025
レスポンス / 2025年1月6日 17時30分
-
ものづくりの可能性を広げる「TAKMill mini」販売開始!
PR TIMES / 2024年12月26日 15時45分
-
3Dプリンターがドローン開発期間を約30%短縮、生産効率の飛躍的向上に貢献
PR TIMES / 2024年12月20日 10時45分
-
リバースエンジニアリングソフト「QUICKSURFACE」活用で設計効率が25%向上
PR TIMES / 2024年12月18日 10時45分
-
3Dプリンター活用で90%のコスト削減!溶接ジグ製作の成功事例
PR TIMES / 2024年12月17日 10時15分
ランキング
-
1芥川・直木賞に選ばれた3作家 どんな人物?
毎日新聞 / 2025年1月15日 20時3分
-
2天正遣欧使節・千々石ミゲルの墓、長崎県諫早市の文化財に…ミカン畑での墓石発見から20年
読売新聞 / 2025年1月15日 17時0分
-
3妹の結婚相手は“誠実そうな男”だったのに…「泣きながら逃げてきた」妹が明かした恐ろしい素顔
日刊SPA! / 2025年1月15日 15時52分
-
4将棋の谷川浩司十七世名人、史上3人目の通算1400勝達成…「光速の寄せ」でタイトル多数獲得
読売新聞 / 2025年1月15日 23時17分
-
5スニーカーのインソールを変えるだけで「靴の機能は劇的にアップ」する。“初心者が買うべき”一足とは
日刊SPA! / 2025年1月15日 15時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください