三菱電機:電気自動車のバッテリーを有効活用するエネルギーマネジメント技術を開発
MotorFan / 2018年11月6日 12時35分
三菱電機は、駐車中の電気自動車(EV)や蓄電池などの蓄電設備と、太陽光発電(PV)や発電機などの発電設備を組み合わせた需要家向けのエネルギーマネジメント技術を開発した。環境意識の高まりから、今後増加するEVを建物の蓄電池として活用し、電気料金単価の変動に連動してEVの充放電スケジュールとPVなどの発電設備の運転を最適化することで、建物の電力コスト削減に貢献する。本技術の適用形態の一つとして、EV普及が見込まれる中国でのフィールド実証実験を、三菱電機自動車機器(中国)有限公司の工場(中国・常熟市)において、2018年11月から三菱電機(中国)有限公司と共同で実施する。
1.EVの充放電スケジュールの最適化計算で、建物の電力コストを5%削減
・電気料金単価、EVの使用予定を入力し、電力需要とPV発電量を予測し、独自のモデルを組み込んだ数理計画法で各発電設備の運転計画やEVの充放電スケジュールを最適化
・建物の敷地内に駐車中の複数台のEVとPVなどの発電設備を連携させ、EVの充放電が可能なPCS※1を用いて、電力系統からの購入電力のピークカット・ピークシフトを実現
・1000人規模の工場の電力量の約10分の1に相当するモデルで、EV 10台を活用したシミュレーションにより、電力コストを1日あたり5%削減できることを確認
※1Power Conditioning System
2.段階的な制御により、EVの使用予定が変わっても電力コストの増加を抑制
・1日数回、24時間先までの充放電計画を策定する「1日計画」、数分周期で数時間先までを策定する「計画補正」、数秒周期で策定する「制御指令」を組み合わせ、系統からの購入電力やEV充電量を監視して、充放電計画と実績のずれを修正
・常に変動するEVの接続・解列※2状態を監視し、接続中のEVのみで最適化をその都度実施する、きめ細かい充放電スケジュール策定により、電力コストの増加を抑制
※2充放電器からEVを切り離すこと
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
エネルギーグリーン化のための新たな電力流通モデル「Internet of Grid プラットフォーム」 を開発
PR TIMES / 2024年9月20日 13時8分
-
エネルギーグリーン化のための新たな電力流通モデル「Internet of Grid プラットフォーム」を開発
PR TIMES / 2024年9月20日 13時0分
-
仮想発電所ベンチャー(R)️ 株式会社操電が「公益財団法人 ひまわりベンチャー育成基金」の助成金交付先として選出
PR TIMES / 2024年9月19日 13時40分
-
EV放電で機械式立駐を駆動!V2Xシステム災害利用を東京電力グループと新電元が実証、三相電源による施設の機能維持へ一歩前進
PR TIMES / 2024年9月4日 12時45分
-
三井物産、欧州のEV向け充放電・エネマネシステムを国内で導入開始 (ドイツ・The Mobility House)
PR TIMES / 2024年9月3日 13時15分
ランキング
-
1「SHOGUN」エミー賞受賞を喜ぶ人と抵抗ある人 日本人がアメリカで最多受賞した本当の理由
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
2「高齢者に炭水化物は毒」は大ウソである…長寿国では「パン、そば、うどん」をもりもり食べている事実
プレジデントオンライン / 2024年9月20日 15時15分
-
3「ぜんたーい、止まれ!」その入場行進なんのため? 元体育主任が語る、運動会で廃止すべきこと3つ
オールアバウト / 2024年9月20日 20時35分
-
4朝食前に歯を磨かない人は「糞便の10倍の細菌」を飲み込んでいる…免疫細胞をヨボヨボにする歯周病菌の怖さ
プレジデントオンライン / 2024年9月20日 14時15分
-
5メルカリで「マイナス評価」が1つでもあったら売れなくなる? 購入を敬遠される可能性も……
オールアバウト / 2024年9月20日 20時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください