ハーレーダビッドソンの電動バイク「LiveWire」、2019年に発売
MotorFan / 2018年11月7日 12時15分
2018年夏にハーレーダビッドソンは、同社初の電動モーターサイクル『LiveWire』を市場に投入するというニュースを発表。11月6日のEICMAショー(ミラノショー)ではその詳報が公開された。
ハーレーダビッドソンによる電動バイクの試みは、2014年にプロトタイプとして公開されたProject LiveWireからスタートした。Project LiveWireのデモツアーの経験を元に、集中的な開発プログラムを実施。これによって、驚異的な加速力を有するモーターと緻密な制御システム、低重心かつ剛性に優れるボディをバランスさせ、ストリートに最適化したパッケージングが完成した。
クラッチ操作やシフトチェンジが不要で、強大なトルクを瞬時に発生させる電動モーターをパワーユニットに採用。重心の低い位置に搭載することで、優れた操安性を実現した。プリインストール済みの4つのモードと、ユーザーが設定できる3つのモード、合計7つのライディングモードから、多様な乗り心地を切り替えできる。速度に合わせてピッチとボリュームが増加する独自のサウンド機構もLiveWireの特徴としている。
バッテリーには、フィン付きキャストアルミニウムハウジングで囲まれたリチウムイオン電池で構成されたRESS(充電式エネルギー貯蔵システムまたはメインバッテリー)を。これに加えて、ライト、コントロール、ホーン、ディスプレイに電力を供給する小型の12Vリチウムイオンバッテリーも装備する。
メインバッテリーの充電方法は、オートバイの座席の下に格納された電源コードを使用して家庭用コンセントと接続する以外に、DC高速充電(DCFC)、LiveWire販売ディーラーに講習充電ステーションを設けるなど、いくつかのメニューが用意される。
メインフレームは剛性の高いアルミ製を選択。足周りには低速ダンピング制御に優れるショーワ製サスペンションを採用し、φ300mmディスクローター、Brembo製モノブロックフロントブレーキキャリパーを組み合わせる。
LiveWireは2019年に発売される予定で、価格については、2019年1月にリリースされる。
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