【プジョー・モトシクル】新型モデルはクラウド&スマホと連携!
MotorFan / 2018年11月18日 9時30分
イタリアのミラノで開催されたEICMA2018(ミラノショー)で、フランス生まれの老舗メーカー「プジョー・モトシクル」が新型モデルを発表。電動バイクなど注目の各モデルをご紹介しよう。 REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
モーターサイクルブランドとして設立され、120周年を迎えたプジョー。ブランド名を従来の「プジョー・スクーター」から「プジョー・モトシクル」に改め、ニューモデルを各種公開した。
電動スクーター「プジョー2.0」
![プジョー 2.0](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762401_201811180919110000001.jpg)
電気モビリティで20年の経験を積んだ「プジョー2.0」は、リムーバブルバッテリーを採用したモデル。ITの最先端である米国・シリコンバレーを中心に開発。最先端技術を組み合わせで、新しい未来を提供している。
プジョー2.0はクラウドソリューションにリンクされているため、リアルタイムで車両データを管理し、車両データを把握することが可能。スマートフォンのアプリケーションを通じてすべてを管理することができ、どこでも簡単に起動できるのがポイントだ。
バッテリーは2kWhのリムーバブルリチウムイオン(充電器内蔵)を採用。最大出力3.2Kw(4.3ps)のパワーユニットは、50ccの2ストローク車と同様の加速性と登坂性を発揮。10秒以内に0〜45km/hで加速するのが特徴だ
またプジョー2.0は、3つの異なる運転モードを搭載。ライダーの技量や路面状況などに応じ、任意に選択できるシステムを搭載している。
前後のホイールは、大径の16インチを採用。前後ブレーキは油圧ディスクとし、高い制動力を確保。大型のリヤキャリア(貨物バージョンは最大90L)を装備し、デリバリー用にも利用できる高い利便性を確保しているのもポイントだ。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762403_201811180920480000001.jpg)
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電動スクーター「E-Ludix」
![E-Ludix](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762407_201811180922380000001.jpg)
「Ludix」は15年に渡って生産されているベストセラーの50ccモデル。この度、Ludixは電動モデル「E-Ludix」として進化。躍動感とコンパクトさを兼ね備えた外観がポイントだ。
ヨーロッパの50ccスクーターのカテゴリーに適合するよう、最高速度を45km/hに設定。2人乗りもできるよう、タンデムシートやタンデムステップも設置されている。
重量は85kgと軽量な設計。そのうちの9kgはバッテリー。動力ユニットは、ヨーロッパで生産されている最新の「Boschセントラル」を搭載。最高出力は3Kw(4ps)を発揮する。
E-Ludixには、クオリティの高い「Bosch Li-ionバッテリー」を装備。プジョー2.0と同様、バッテリーは取り外し可能。また、このバッテリーは個別に充電することもでき、軽量なので手軽に持ち運びできる。
制動エネルギー回収システムを採用したE-Ludixの航続距離は、およそ50 km。充電は3時間で完了する。
電動スクーター「Eメトロポリス(Metropolis)」
![Eメトロポリス](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762410_201811180923080000001.png)
三輪(前二輪)スクーター「プジョーメトロポリス」の電動バージョン「プジョーEメトロポリス」が発表された。プジョーEメトロポリスの最高出力は36Kw(48ps)で、最高速度は135km/hを発揮。航続距離は最大200kmとなっている。
プジョーEメトロポリスには、3kWのオンボード充電器を装備。タイプ2のソケットを使えば、4時間未満で80%の充電が可能だ。リヤには高性能なオーリンズ製のリザーバータンク付きショックアブソーバーを装備する。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762412_201811180923380000001.png)
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125ccと300ccあり!「コンセプト(Concept) P2X」
![コンセプトP2Xロードスター](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762415_201811180924570000001.jpg)
![コンセプトP2Xカフェレーサー](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762416_201811180924570000001.jpg)
プジョー・モトシクルは「ヨーロッパの2輪市場では、半分がスクーター以外のモデル。また、その中の30%が400cc以下」と指摘。そこで登場したのが、「コンセプトP2Xロードスター」「コンセプトP2Xカフェレーサー」の2モデル。ヨーロッパとアジアの市場をターゲットに販売される予定だ。
両モデルとも4サイクルDOHC単気筒エンジンを搭載。コンセプトP2Xロードスターは125cc、コンセプトP2Xカフェレーサーは300ccに設定されている。
フレームや足まわりは両モデルとも共通だが、コンセプトP2Xカフェレーサーには、スポーティなアルミキャストホイールが採用されている。
125ccスクーター「パルシオン(PULSION)」
![パルシオン(PULSION)アリュール](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762419_201811180926440000001.jpg)
![パルシオン(PULSION)RS](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762420_201811180926440000001.jpg)
125ccの都市型GTスクーター「パルシオン(PULSION)」。快適性を重視した「アリュール」と、フロントスモークスクリーンなどを装備したスポーティな「RS」の2グレードを発表。
メータークラスターにはプジョーの4輪モデルに採用の「iコックピット・システム」を導入。高さ調整が可能なフロントスクリーン、LEDヘッドライトを採用。
三輪スクーター「メトロポリス(Metropolis)」
![メトロポリス 120 ans](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762423_201811180928160000001.png)
![メトロポリス Black Edition](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762424_201811180928170000001.jpg)
![メトロポリス RS](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762425_201811180928170000001.jpg)
![メトロポリス ALLURE ROUGE](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762426_201811180928170000001.jpg)
400ccの三輪(前二輪)スクーター「メトロポリス」にニューモデルが登場。ABSブレーキシステム、キーレススタートが可能なスマートキー、ダッシュボードに表示されるタイヤ空気圧確認システム、USBソケットなど装備も充実。
125ccスクーター「Belville 125」
![Belville 125 Allure](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762429_201811180930040000001.jpg)
![Belville 125 Active Antarctica](https://motor-fan.jp/images/articles/10006538/big_762430_201811180930050000001.jpg)
125ccスクーターのニューモデル「Belville」。正立フロントフォーク、キャストホイールなどを採用する。
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