BMW8シリーズとマセラティ・グラントゥーリズモのボディサイズとパワートレイン、パフォーマンスまで比較!
MotorFan / 2018年11月26日 17時0分
ついに日本に上陸したBMW8シリーズ。スポーティなフラッグシップクーペは心躍るが、決め打ちでもいいが、いろいろ比較して悩むのが一番楽しい時間。そこで比較車を選ぶところから始めてみたところ……。
BMW8シリーズは4.4ℓV8ツインターボエンジンを搭載するAWDクーペ。BMWの新たなるフラグシップクーペだ。ライバルはメルセデスのフラッグシップクーペ……といきたいところだが、Sクラスクーペの全長は5m超え、それならばEクラスクーペと思いきや、こちらはサイズがやや小さく、しかもエンジンにいまいちパンチが足りない(E 53 4マティック=3.0ℓ直6ターボ)。そこでわれわれが選んだのが、マセラティのラグジュアリー・クーペ、グラントゥーリズモ・スポーツだ。エキゾチックでスポーティなラグジュアリー・クーペ比較。
まずはフロントから見てみよう
M850i XDrive クーペ 全幅=1900mm
グラントゥーリズモ・スポーツ 全幅=1915mm
それぞれ全幅1.9mの堂々たるワイドボディを持つ。このくらいになると15mmの差はもう誤差かもしれない。8シリーズは最新の大型キドニーグリルデザインとなっている。
続いてサイドを見る
M850i XDriveクーペ 全長=4855mm ホイールベース=2820mm
グラントゥーリズモ・スポーツ 全長=4910mm ホイールベース=2942mm
8シリーズよりも55mm長いグラントゥーリズモ。だが特筆すべきはグラントゥーリズモのホイールベースの長さ。122mmも長い。比較試乗しないとわからないが、高速走行時の安定感につながっているのではないだろうか。
リアはどうだろう?
M850i XDriveクーペ 全高=1345mm
グラントゥーリズモ・スポーツ 全長=1353mm
双方供にリアフェンダーが盛り上がり、スポーティな仕上がりとなっている。トランクの開口部は8シリーズのほうが大きそうだ。
エンジンはV8同士だが……
M850i XDriveクーペ ■エンジン:V型8気筒DOHC 総排気量:4394cc 最高出力:390kW(530ps)/5500rpm 最大トルク:750Nm(76.5kgm)/1800-4600rpm ■トランスミッション:8速AT ■駆動方式:AWD
グラントゥーリズモ・スポーツ ■エンジン:V型8気筒DOHC 総排気量:4691cc 最高出力:338kW(460ps)/7000rpm 最大トルク:520Nm(53.0kgm)/4750rpm ■トランスミッション:6速AT ■駆動方式:RWD
8シリーズは4.4ℓV8ターボ、一方のグラントゥーリズモは同じV8ながら4.7ℓ自然吸気。最高出力では70ps、最大トルクでは230Nmも4.4ℓV8ターボが上回る。トランスミッションも8シリーズの8速に対して、グラントゥーリズモは6速で燃費とパフォーマンスに影響するだろう。
パフォーマンスと環境性能は?
M850i XDriveクーペ 最高速度:250km/h※電子制御 0→100km/h加速:3.7秒 燃料消費率:9.8-9.7ℓ/km CO2排出量:224-221g
グラントゥーリズモ・スポーツ 最高速度:299km/h 0→100km/h加速:4.8秒 燃料消費率:14.3ℓ/km CO2排出量:331g
0-100km/h加速はギアの段数や駆動方式の差から8シリーズ3.7秒に対してグラントゥーリズモは4.8秒と遅れを取った。ただし最高速は電子制御の働く8シリーズと違って、グラントゥーリズモは299km/h。ほぼ300km/hも出るのだ。
車両本体価格は?
M850i XDriveクーペ 1714万円
グラントゥーリズモ・スポーツ 1890万円
たしかに性能は最新の8シリーズが最大トルクや加速性能、燃費性能で圧倒したが、よく考えれば今どき自然吸気のV8に新車で乗れるチャンスもそうそうないだろう。この記事を読んで、じっくり悩んでいただければ幸いだ。
SPECIFICATIONS
M850i XDriveクーペ
■ボディサイズ:全長4855×全幅1900×全高1345mm ホイールベース:2820㎜ ■エンジン:V型8気筒DOHC 総排気量:4394cc 最高出力:390kW(530ps)/5500rpm 最大トルク:750Nm(76.5kgm)/1800-4600rpm ■トランスミッション:8速AT ■駆動方式:AWD ■タイヤサイズ:F245/35R20 R275/30R20 ■パフォーマンス 最高速度:250km/h※電子制御 0→100km/h加速:3.7秒 ■環境性能(JC08) 燃料消費率:9.8-9.7ℓ/km CO2排出量:224-221g ■車両本体価格:1714万円
グラントゥーリズモ・スポーツ
■ボディサイズ:全長4910×全幅1915×全高1353mm ホイールベース:2942㎜ ■エンジン:V型8気筒DOHC 総排気量:4691cc 最高出力:338kW(460ps)/7000rpm 最大トルク:520Nm(53.0kgm)/4750rpm ■トランスミッション:6速AT ■駆動方式:RWD ■タイヤサイズ:F245/35ZR20 R285/35ZR20 ■パフォーマンス 最高速度:299km/h 0→100km/h加速:4.8秒 ■環境性能(JC08) 燃料消費率:14.3ℓ/km CO2排出量:331g ■車両本体価格:1890万円
外部リンク
- 日産、グローバル本社ギャラリーで「Nissan Energy Home(ニッサン エナジー ホーム)」を公開
- 全天周/全天球モデル/2カメラモデル/駐車記録/カーナビ連動モデル 今さら聞けない! ドライブレコーダー用語辞典 #3 【CAR MONO図鑑】
- HDR/WDR/記録メディア/ビュワーソフト 録画モード/今さら聞けない! ドライブレコーダー用語辞典 #2 【CAR MONO図鑑】
- GPS/Gセンサー/フレームレート/撮影画角 今さら聞けない! ドライブレコーダー用語辞典 #1 【CAR MONO図鑑】
- ブリヂストン、2輪タイヤブランドBATTLAXの新モデルを発表。S22は性能が大幅向上
この記事に関連するニュース
-
スバルの“軽”ベースな「スーパーカー」!? 350馬力の「水平対向エンジン」×MT搭載! 全長3.9m級の“軽量ボディ”もイイ「プロドライブ P2」とは
くるまのニュース / 2025年1月10日 19時10分
-
“全長5m”のスズキ最大「3列シートSUV」あった! パワフルな「V型6気筒エンジン」搭載した「XL7」今どうなった!? 数奇な運命をたどる「海外専売モデル」とは!
くるまのニュース / 2025年1月8日 20時10分
-
トヨタ アルファード/ヴェルファイアPHEV(40系)新車情報・購入ガイド ミニバンと相性抜群のプラグインハイブリッドシステムを搭載!
CORISM / 2024年12月29日 20時6分
-
V8搭載! 新「MRクーペ」発表! 迫力ウィング採用&鮮烈オレンジ追加! 大排気量でめちゃ楽しそうなシボレー「コルベット」登場
くるまのニュース / 2024年12月27日 17時30分
-
840万円の「軽スポーツカー」実車展示! パワフルな「660ccターボエンジン」ד5速MT”搭載した「セブン170R」が凄い! 新型「プロジェクトV」も展示! ケータハムが「オートサロン2025」出展へ!
くるまのニュース / 2024年12月24日 15時30分
ランキング
-
1「高価な家電は使うな」移住先の“謎ルール”に困惑した32歳女性「ドラム式洗濯機や42型以上のテレビ」がNG。破った結果…
日刊SPA! / 2025年1月16日 15時51分
-
2一見好決算も株価は対照的な「ユニクロ」と「無印」、明暗を分けた要因とは?
MONEYPLUS / 2025年1月16日 7時30分
-
3「生理中はコーヒーを飲んではいけない」って本当?【管理栄養士が回答】
オールアバウト / 2025年1月15日 20時45分
-
4不二家、コージーコーナーも苦戦…街からケーキ屋が減っているワケ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月16日 9時26分
-
5「実家じまい」を考え始めたら - 進め方は? いくらかかるのか費用の目安も解説
マイナビニュース / 2025年1月16日 11時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください