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スーパーカブC125をマニアな目線で分析 ♯1【まずは乗ってみた】

MotorFan / 2018年12月16日 11時35分

スーパーカブC125をマニアな目線で分析 ♯1【まずは乗ってみた】

ついに発売されたスーパーカブC125。期待に胸ふくらませている読者も大勢いるハズ。ってことで今回は、カブ中毒とも言える“三銃士”を迎えて徹底調査しちゃいます。 PHOTO●小林克好(KOBAYASHI Katsuyoshi) REPORT●佐藤恭央(SATO Yasuo)

MACHINE CHECK

PRICE: 39万9600円



キャストホイール&フロントディスクブレーキに加えて、カギをポケットに入れたままでも始動できるスマートキー、電動モーターによるシート開閉スイッチ(→)、シフトポジションインジケーターや時計を内蔵した多機能液晶モニターなど先進的な装備を採用。各部の質感も高めたハイグレード&新世代のカブが「C125」なのだ。

トルクフルでストレスなし、バイクらしい乗り味も魅力

ビトッチ(以下、ビ):これはいいね!ちょっと乗っただけだけど、グロムベースのエンジンはトルクフルでゼロ発進がスムーズ。信号の多い街中も快適だ。さすが125㏄!
雨ガエル1号(以下、雨):私はすでに200㎞ほど走りましたが、トルク感はかなりありますね。下からグイグイ進んでいく。でも50㎞ /hを超えたあたりからの加速フィールがちょっと気になりました。高回転での伸びやかさに欠けるというか……。
ビ:ギヤ比の兼ね合いもあるだろうけど、たしかに低中速域を重視した特性だね。でも、実用速度域での使い勝手は間違いなく歴代トップだよ。ところで冬室クン、さっきから黙ってどうしたの?
冬室さん(以下、冬):うーん、私的にはカブはスポークホイールとドラムブレーキがいいなぁって。
ビ&雨:それは古い考えだよ。
冬:うぅ。否定するつもりはないですよ。というか良すぎるくらい。
ビ:まぁ、キャストホイールのゴツゴツ感はあるね。今まではスポークがちょっとした衝撃を吸収してくれていたから当然だけど。
冬:ギャップは拾いやすいかも。前後サスはそれなりに動いてくれるからあまり気にはなりませんが。
雨:でも見た目はスタイリッシュだから文句なし!
冬:ただカブ好きメカニックの観点からすると、特にディスクブレーキはオーバースペックなんじゃないかなって。パーツ点数も増えて整備性にも影響するし、重量もかさみます。
ビ:とは言っても、前後ドラムじゃプレミアムじゃないしなぁ~。
冬:まぁ、従来までの前後ドラムブレーキ仕様はリヤブレーキの比重が高いですから。
雨:一般的なバイクとは逆で、前3、後7位の割合いかな。リヤを起点にして曲がる乗り方が適していました。
ビ:じゃあ、冬室クンはC125に興味がないってこと。
冬:バリバリ興味ありますよ。どうイジるか考えただけで心躍ります。エンジンに関してはグロムで培ったノウハウが使えるので、激速のC125が作れると思います!
雨:それならディスクブレーキ化は願ってもない装備じゃないですか。単なる選り好みですよね?
冬:ぐぬぬ……。話を変えましょう(汗)。ポジションはどうでした? ボクは身長が高いので足着きで困ったことはありませんが(エッヘン!)
雨:私は身長170㎝ですが、足着き性は可もなく不可もなく。ハンドル位置は少し低めに感じました。
ビ:そうだね。強力なフロントブレーキのおかげもあるけど、ハンドルに荷重を掛けてフロントサスを沈みこませることで、フロントから切れ込んでいくコーナリングができる。
雨:『バイクらしい』走りが楽しめますね。今までのカブと同じ感覚で乗ると最初は戸惑うかもしれません。それと、シートのクッション性は最高。長時間でも気持ちがイイ!
冬:近年、ホンダのバイクはシートが硬めの傾向でしたから。C125のシート形状は太もも部分のフィット感も良くて疲れにくそう。
ビ:多機能メーターやLEDの灯火類など、街乗りでの使い勝手を高めた機能もさすがだね。スマートキーは豪華すぎてカブに似つかわしくないけど(笑)。
雨:時計や燃費チェックがしやすい二つのトリップ機能、あとイモビアラームも頻繁に乗る私にはうれしい装備ですね。
冬:C125はカブからビジネス色を払拭した、まったく違う世界の代物。スクーターで言うとSHモードやビアみたいな、ヨーロピアン風のハイホイールモデルのような雰囲気を感じています。
雨:結局はスクリーンをつけたりして「オジさん仕様」になっちゃうんですけどね(笑)。
ビ:それはそれ。C125は若者にもウケるスタイリングもキモ。色々な人から末永く愛されるよう我々も尽力していこうじゃないか!
冬&雨:エイエイオー!

安定した制動力が最大の持ち味!


「φ220ローターと1ポットキャリパーという装備だけど、ディスクブレーキ化はカブにとっては劇的な進歩!安心感も高いし、フロントを積極的に使って曲げていけるのは今までのカブでは得られない面白さがある」(ビトッチ)

僅か15ccアップでも差は歴然!


「最高出力9.7ps、最大トルクは1.0kgmあり、この数値以上にパワーは申し分なし。 登坂車線も苦しくないですね。トコトコとのんびり走るもよし、峠道をちょっとアグレッシブに攻めるもよし。基本スペックが底上げされているのがよく分かります」(冬室)

ツーリングでも苦にならない快適さ!


「シート高は780㎜とやや高めですが、クッション性がよく、さらにステップも振動が少なくて気持ちよい乗り心地。これなら長距離走行でも疲れにくいでしょう!」(雨ガエル1号)

リヤキャリアが小さい

荷台の上面積が約23×20cmでJA44等と比べるとかなり狭い。これだと大柄なトップケースや大量の荷物が積みづらく、旅には向かない!?

SPECIFICATIONS [SUPER CUB C125]
全長×全幅×全高:1915×720×1000㎜
ホイールベース:1245㎜
シート高:780㎜
車両重量:110kg
エンジン(排気量): 空冷4ストOHC単気筒(124cc)
最高出力:9.7ps/7500rpm
最大トルク:1.0kgm/5000rpm
燃費(WMTCモード値):66.1km/ℓ
燃料タンク:容量3.7ℓ
ブレーキ(前・後):ディスク・ドラム
タイヤ(前・後):70/90-17・80/90-17

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