125ccスクーターの主要どころを“データーロガー”で徹底比較!
MotorFan / 2018年12月29日 6時0分
「いまの時代125ccスクーターで十分じゃね?」と思っているアナタ。大正解!というわけで、月刊モトチャンプのベテランライダー陣が7台を比較。”僕らが125ccスクーターを好きな理由”を教えちゃいます! PHOTO●渡辺昌彦(WATABABE Masahiko)/星野耕作(HOSHINO Kosaku) REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)/キッシー岸田(KISHIDA Toshimasa)
①HONDA PCX HYBRID ……432,000円
![量産二輪車として世界初のハイブリッド車。スタートから数秒間モー ターがアシストし、加減速の多い市街地で威力を発揮する。](https://motor-fan.jp/images/articles/10006671/big_862777_201811261650390000001.jpeg)
②HONDA PCX ……342,360円
![環境に優しいeSPエンジンを採用し、アイドリングストップ機構やスマートキー、前後連動ブレーキなどの先進的な装備が自慢。](https://motor-fan.jp/images/articles/10006671/big_862779_201811261651140000001.jpeg)
③YAMAHA NMAX ABS……351,000円
![高剛性フレームとタフな足周りで走る楽しさを味わえるアスリート系。 13インチという絶妙なホイール径も特徴。今回唯一のABS付き。](https://motor-fan.jp/images/articles/10006671/big_862781_201811261652060000001.jpeg)
④YAMAHA CYGNUS X SR……318,600円
![元祖スポーツスクーターで、正常進化を遂げて現行モデルで4代目。チューンからドレスアップまで社外製パーツの多さはダントツ。](https://motor-fan.jp/images/articles/10006671/big_862783_201811261653120000001.jpeg)
⑤YAMAHA AXIS Z……243,000円
![名車アクシスの冠を受け継いだ実用車。エンジンも走りも尖った部分がいっさいなく、フレンドリーさはトップレベル。](https://motor-fan.jp/images/articles/10006671/big_862785_201811261654290000001.jpeg)
⑥SUZUKI SWISH……318,600円
![満を持して登場したスズキの最新モデル。スズキのお家芸でもある“通勤快速”に高級感をプラスした新感覚スクーターだ。](https://motor-fan.jp/images/articles/10006671/big_862787_201811261655120000001.jpeg)
⑦KYMCO GP125i……183,600円
![税込で20万を大きく下回る世界戦略的なプライスが魅力。広いステップフロアはポジションの自由度も高い。10月1日発売予定。](https://motor-fan.jp/images/articles/10006671/big_862789_201811261656070000001.jpeg)
最高速比較
①PCX:105.75km/h
メーター読み80km/hからの高速域での伸びが抜群によかった!
②PCX HYBRID:105.68km/h
エンジンのみのPCXに及ばず。モーターが抵抗になっている?
③NMAX:102.34km/h
大柄な車体をグイグイ押し出すが、今一歩PCXたちに及ばず!
④SWISH:96.19km/h
中低速の加速フィールが素晴らしいのに最高速も犠牲にしない!
⑤AXIS Z:90.58km/h
高回転、高速域での伸びが今一歩足らず、平凡な記録に終わる。
⑥CYGNUS X SR:89.84km/h
伏せなくても記録はほとんど変わらず。ギア比の限界か?
⑦GP125i:87.47km/h
エンジンと駆動系は気持ちいいけど、結果につながらず!
50km/h→0km/h 制動力比較
①GP125i:6.7m(9m)
パッドやシューの材質がよく前後ともブレーキの食いつきがいい!
②NMAX:7.7m(9.5m)
今回唯一のABS装着車。誰でも安心してフルブレーキが可能!
③PCX HYBRID:7.9m(10.5m)
リヤがロックしながらも短く止まった。ハイブリッドのおかげ?
④CYGNUS X SR:8.0m(9.4m)
フロントブレーキがすごく効く!リヤもロックせず安心感も上々。
⑤SWISH:8.0m(10.0m)
フロントブレーキがすごく効く!リヤもロックせず安心感も上々。
⑥PCX:8.2m(10.0m)
前後ともにブレーキとタイヤのバランスがよく安心感が高い。
⑦AXIS Z:8.5m(10.0m)
フロントが止まらないのにリヤが流れてしまう。バランスの問題?
※各車2回ずつテストし、制動距離の短い方を採用。( )内は普通のライダー代表の編集部チャボのテスト結果。キッシーが同距離の場合はチャボの成績で順位を決定。
加速力比較
![※青:トップタイム 赤:最低タイム](https://motor-fan.jp/images/articles/10006671/big_862797_201811261722430000001.jpg)
①PCX HYBRID:100mでは2台に抜かれるが、スタートダッシュがとにかく速い。
②NMAX:低速・中速・高速と常に上位でバランスの取れた加速を見せた。
③CYGNUS X SR:出足から500mまで、常にそこそこのタイムを刻んでいる。
④AXIS Z:200m地点から500m地点までずっとビリ。中速から伸びない!
⑤GP125i:軽さを活かして200mではトップに立つが、そこから伸びない!
⑥SWISH:極低速こそ下位に沈むが中速域は他車と拮抗した加速を見せる。
⑦PCX:50m地点ではビリなのに、高速域の伸びで一気巻き返した!
※加速タイムの計測にはGPSロガーのデジスパイス3(43,200円)を使用。
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