ヤマハ発動機、東南アジア地域の配車サービス最王手「グラブ」と二輪配車事業での戦略的業務提携に合意
MotorFan / 2018年12月16日 19時45分
ヤマハ発動機株式会社と、東南アジア配車サービス最大手のGrab Holdings Inc.は、インドネシアを中心とした東南アジア地域における二輪配車事業に関連する戦略的業務提携に合意した。また、ヤマハ発動機はGrabに対して1.5億米ドルの出資を実施すると発表。
ヤマハ発動機株式会社と、東南アジア配車サービス最大手のGrab Holdings Inc.は、インドネシアを中心とした東南アジア地域における二輪配車事業に関連した戦略的業務提携に合意。また、ヤマハ発動機はGrabに対して、1.5億米ドルの出資を実施する。
このたびの提携の取り組みは次のとおり。
①ヤマハ発動機が持つ二輪車の安全に関する技術やノウハウを活用することで、二輪配車サービス需要に対して安全・安心を見える化し、サービス利用者の満足度向上を目指す。
②二輪配車サービス従事者(二輪タクシードライバー)・検討者に対して、二輪車購入のハードルを下げるスキームを構築する等、ソリューションと変革を通じて次世代のモビリティサービスを実現する。
ヤマハ発動機が12月11日に発表した2030年長期ビジョンの一環として、「ART for Human Possibilities」を旗印に、ロボティクス技術活用(Advancing Robotics)、社会課題へのヤマハらしい取り組み(Rethinking Solution)、モビリティの変革(Transforming Mobility)を推し進めることで、人々の可能性を拡げ、より良い社会と生活の実現を目指すもの。 今回のGrabとの提携により、Grabが持つ東南アジアにおける顧客基盤および二輪配車事業に関する知見を活用し、今後の製品開発に活かしていく。
Grabは、東南アジアで最も多く利用されるモバイル配車サービスのひとつで、現在、Grabのアプリは1億2,500万台以上の携帯端末にダウンロードされ、ユーザー数は800万人以上にのぼる。Grabのサービスは2012年の創業以来、25億回以上の利用があり、その地域は8ヵ国、235都市に広がる。
配車サービスのみならず、フードデリバリーや宅配サービスなど、この地域で幅広いサービスを提供している。
ヤマハ発動機/執行役員 MC事業本部長 木下拓也コメント
「このたびのGrabとの戦略的パートナーシップによる協業は、ユーザー参加型の新たな交通システムにおける、ユーザーとドライバーの安全と安心の向上を図るものです。弊社のテクノロジーにより、今後のモビリティシステムにおける二輪車の価値をさらに向上させるとともに、新たなモビリティソリューションの創出を期待します」
Grab/President of Grab Ming Maaコメント
「私たちはインドネシアにおいて業界をリードする安全モビリティサービスを開発・提供するためにヤマハ発動機とパートナーシップを組んだことに興奮しています。二輪タクシーの運転手や乗客の安全は、私たちにとって非常に重要です。東南アジアにおいて最も安全で、かつ信頼性の高い配車サービスを構築する為、ソリューションと変革を通じた次世代のモビリティサービス提供に向けてパートナーと協力し続けます」
【ヤマハ発動機】
ヤマハ発動機は、小型エンジン技術、車体・艇体技術、制御技術をコア技術とし、基幹の二輪車事業をはじめ、ボート・船外機等のマリン、スノーモビルや発電機等の特機、産業用ロボット、電動アシスト自転車、自動車用エンジンなど多軸に事業を展開、世界30ヵ国・地域のグループ140社を通じた開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。
【Grab(グラブ)】
Grabは、シンガポールを拠点とし、東南アジアで最も多く利用されるモバイル配車サービスの1つです。Grabは、東南アジアの人々がデジタル経済の恩恵をうけられるよう、安全で手頃な運賃の二輪配車サービスだけでなく、フードや宅配サービス、モバイル決済、ファイナンシャル・サービスなどシンガポール、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア各国でサービスを提供しています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
刺傷のヤマハ社長は「日本のバイク界の盛り上げ役」 事件に同情と期待の声
乗りものニュース / 2024年9月19日 9時42分
-
関西最大級のバイクイベント『第41回大阪モーターサイクルショー2025』2025年3月21日(金)~23日(日)に開催決定!
PR TIMES / 2024年9月18日 11時0分
-
ヤマハ発動機、主力の二輪車など業績好調 人力飛行サークル「名門」 社長が娘に切られる
産経ニュース / 2024年9月17日 13時50分
-
「電動モビリティ」最大手のLime、日本再上陸の勝算 2026年までに日本市場で2万台の展開を計画
東洋経済オンライン / 2024年9月9日 23時0分
-
中国BYD、ウーバーと「EV10万台導入」の戦略提携 価格優遇などで契約ドライバーの買い換え支援
東洋経済オンライン / 2024年8月26日 11時0分
ランキング
-
1教員の給料を時給換算してみたら“驚きの結果”に。勤続年数によって「最低賃金を下回る」場合も
日刊SPA! / 2024年9月21日 15時53分
-
2効果的な腸活には「野菜よりお米」が欠かせない 日本人の遺伝子はご飯を食べるのに適している
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 19時0分
-
3「和牛」と「国産牛」は何が違うのか…高級な「A5ランクの和牛」がおいしいとは限らないワケ
プレジデントオンライン / 2024年9月21日 16時15分
-
4ペーパードライバーの “迷惑運転行為”に、走行距離30万km超のゴールド免許所持者が怒りの告発
日刊SPA! / 2024年9月15日 15時52分
-
5「赤ちゃん」の場面どうすんの? 実写化に賛否入り混じる話題作たち
マグミクス / 2024年9月21日 20時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください