旗艦モデルに萌える 三菱デボネアV3000 LG Maniax Cars ミラクル ミツビシ二代目デボネア
MotorFan / 2019年1月29日 19時10分
ミラクルミツビシ 日本が誇る迷車メーカー、その核心にManiax Cars迫る!! 今回のテーマは、二代目三菱デボネアV 3000LGのベンチシート・コラムシフト仕様だ! TEXT&PHOTO:廣島健太郎
SPECIFICATIONS
車両型式:S12A
全長×全幅×全高:4865×1725×1440mm
ホイールベース:2735mm
トレッド(F/R):1455/1420mm
車両重量:1480kg
エンジン型式:6G72
エンジン形式:V6SOHC
ボア×ストローク:φ91.1×76.0mm
排気量:2972cc
圧縮比:8.9:1
最高出力:155ps/5000rpm
最大トルク:24.0kgm/4000rpm
トランスミッション:4速AT
サスペンション形式(F/R):ストラット/トーションアクスル
ブレーキ:FRベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ:FR195/70R14
そんなに揃える必要はあったのか?3ℓモデルだけで10グレードを用意。
1986年8月、22年間に及ぶ生産の末、時代後れも甚だしくなった初代デボネアに代わって二代目デボネアVが登場した。初代から大きく変わったのは、駆動方式がFRからFFになったこととV6エンジンの搭載だ。
にしても、デボネアVはなかなか厳しい立ち位置にあった。本来、トヨタならセンチュリー、ニッサンならプレジデントに匹敵するミツビシのフラッグシップセダンでありながら、販売面ではクラウンやセドリック/グロリアも相手にしなければならなかったからだ。
そのため、後期型では6G72を載せる3ℓモデルだけで10グレードも用意されていた。上級グレードは210psを発揮するDOHC版、下級グレードは155psのSOHC版を搭載。今回は絶対に3ℓのベンコラ6人乗りを取材してやろうと意気込み、おそらくロイヤル系が見つかるだろうと踏んでたのに、実はその存在を知らず、カタログを見てあとから知った最低グレードのLGが現れたんで思わずひっくり返りそうになった。
てか、これを新車で買った人もスゴければ、今まで実働状態で残ってたこともスゴイ!ともあれ、最上級ロイヤルエクストラでなく、ましてやAMGでもなく、まさかのLGに巡り合ったのは運命に違いない。
そんなLGは10グレード中、唯一のベンコラ6人乗り(セパレートシート5人乗りは受注生産)で、しかも他グレードではタコメーターが装着されるところに大型アナログ式時計が構えるという、昔の廉価グレード車にありがちだった伝統の手法を踏襲。当時のミツビシのフラッグシップセダンなのに簡潔なメーター周り。そのギャップに興奮しないわけがない。
実車を前にして思ったのは外装デザインがやたらと直線的で、しかも無機質なこと。個性と言えばたしかにそうだけど、フラッグシップセダンでこりゃナシだ。さらに、真横から見た時、フロントノーズ、キャビン、テールエンドのバランスがどことなくヘンなのも、好きモノにはたまらないポイントだ。
内外装をひと通りチェックしたら試乗へと向かう。運転席に座り、ドアを閉めたところでまずボディのしっかり感に気付く。ほぼ30年落ちで走行14万kmなのに、当時はちゃんと手間暇お金をかけて設計されてたようだ。ポジションを合わせるために各部を調整すると、以前取材したクラウンスーパーデラックスのベンコラとは違い、運転席だけが単独で前後スライドすることに安堵。クラウンは座面一杯でしか動かなかったもんなぁ。
コラムレバーをDレンジに入れて発進。6G72は2000rpm以下でもトルク感があって、上り坂でもアクセルを踏む右足にちょっと力を入れるだけでスーッと前に出る。官能性とはまるで無縁だけど、実用エンジンとして黙々と仕事に徹するあたりがLGの性格にマッチしてるではないか!
乗り心地はあたりが柔らかく、マイルドのひとこと。でもって、フロントヘビー感が強いハンドリングは予想通りだった。装着タイヤが195幅の70扁平ってことでフロントタイヤをよじらせながら曲がっていく。もちろん、まるで攻める気にはならなかった。
後期型では2ℓモデルが受注生産になったため、実質的なボトムエンドを担ったLG。素のデボネアV を楽しめるなんて、考えようによっては、こんなに贅沢なことはない。
REAR VIEW
EXTERIOR
SEAT
INTERIOR
MUFFLER
販社スペシャル”リムジン”はド変態!!
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
全長5m超え! トヨタ新型「クラウンSUV」に大反響! まさかの「エステート」じゃないモデルに「威厳があってイイ」「7人乗りは魅力」の声も! 「クラウンクルーガー」中国仕様に熱視線!
くるまのニュース / 2025年1月6日 10時10分
-
トヨタ アルファード/ヴェルファイアPHEV(40系)新車情報・購入ガイド ミニバンと相性抜群のプラグインハイブリッドシステムを搭載!
CORISM / 2024年12月29日 20時6分
-
トヨタ最高級「クラウン」がスゴイ! 大排気量「V8エンジン」搭載の超“豪華仕様”! 美しすぎる「マジェスタ」とは?
くるまのニュース / 2024年12月28日 6時10分
-
レクサス新「最上級“セダン”」登場! 大排気量「V6ツインターボ」×10速AT搭載の「ハイスペモデル」! 豪華内装もイイ「LS」米国に登場
くるまのニュース / 2024年12月27日 15時10分
-
全長5m超えトヨタの「黒い巨大ミニバン」が凄い! リアには黒エンブレムも付与!? 3代目シエナ、約662万円で発見!
くるまのニュース / 2024年12月26日 17時10分
ランキング
-
1「メニューしょぼくなりすぎ」「粉チーズ有料とか…」サイゼリヤ“不満噴出でも最高益”の矛盾のワケ
女子SPA! / 2025年1月18日 8時47分
-
2「新千歳空港まで迎えに来て!」180km離れた旭川に住む友人を“パシろうとする”カップルの末路。ほかの友人たちにも見放されたワケ
日刊SPA! / 2025年1月17日 8時51分
-
3太陽光パネルの買い換えは高額だと思うのですが、それに見合うメリットはあるのでしょうか? また、補助金などは出ないのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月18日 3時50分
-
4医師も早合点「認知症は悪化していく」は間違い 治せる認知症だってあることを知っておこう
東洋経済オンライン / 2025年1月21日 7時0分
-
530代会社員の息子が「クレジットカード」の審査に落ちました。年収も「400万円」あるのになぜ?
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月20日 2時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください