20分から4分へ短縮! JPN TAXIが車いすの乗降性を大幅に改善〈トヨタ・ジャパンタクシーの改良型スロープ〉
MotorFan / 2019年2月8日 11時45分
とにかく設置方法が煩雑で手間が掛かると悪評の高かったJPA TAXIの車いす用スロープ。初めてだと30分、慣れている人でも15分は掛かると言われており、「言いたくはないが、車いすの方を乗せるのはかなり躊躇する」というのがタクシードライバーの本音だったようだ。そんな声を真摯に受け止めたトヨタは、このほど改良型スロープをリリースした。作業時間は約4分へと、大幅に短縮できるという。
新型スロープへの交換で4分へと短縮
スロープを出すだけで15〜30分も掛かってしまうとは、車いす利用者のみなさんの苛立ちは相当なものだったはずだ。ドライバーの方にとっても、それだけ時間を取られてしまっては売り上げにも響く。収納するのにも同じくらい時間が掛かるのだから。「あってはならないことですが、正直に言って車いす利用者のお客さまを乗せるのを躊躇してしまう」との発言もいたしかたない。
そんな声を、トヨタも無視していたわけではない。このほど改良型スロープをリリースし、まずはすでに販売され、路上を走っている車両への装着を順次進めていくという。
具体的には、組み立て作業を簡略化した車いす乗降用スロープなどの改善部品への交換や、作業が簡単に分かるラベルを各箇所に貼り付けるなど、習熟度によって作業時間に大幅な差が出ないような工夫をし、スロープ設置から車いすの固定などにかかる時間を4分程度に短縮を図っている。併せて、タクシー事業者の協力のもと、乗務員の方々への実車研修を、より一層進めていくという。
従来型スロープ
改良型スロープ
さらに2019年3月に発売予定のマイナーチェンジモデルでは、車いす乗降用のスロープ構造の見直しに合わせて車両側にも改良を加え、作業時間を3分程度に短縮できるという。加えて、スライドドアの開閉時間短縮や料金トレイの位置を下げるなどの使用性の見直しするとともに、衝突回避または被害軽減をサポートするプリクラッシュセーフティに昼間の歩行者検知も対象とする。
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