なんと12V鉛バッテリーはここに! ホンダ新型インサイトに投入された“ホンダらしい”メカニズム
MotorFan / 2019年2月14日 12時40分
昨年12月にデビューした三代目インサイトは、低くワイドなフロントまわりのエクステリアを実現するために、プラットフォーム開発陣が工夫を凝らしたふたつの注目すべき構造をボディに採用している。
新型インサイトのプラットフォームは現行シビックのものをベースとしているが、エンジンと発電用/駆動用のモーターを備えるパワートレーンのサイズは大きくなり、エンジンルームのスペースの余裕はあまりなかったという。
いっぽう、デザイナー側からはボンネットを低く短くしたい、というリクエストがあった。普通ならこの背反条件はお互いが妥協していくのだろうが、新型インサイトのボディ担当は「なんとかしよう!」と努力。
まず補機類用の鉛バッテリーをエンジンルームからセンターコンソール内!に移動している。これは、シフトがボタン式となったために一般的なシフトリンケージ等がないため、新たな余剰スペースができたからだ。トランクルームに移動されることも多いのだが、荷室容積も犠牲にしたくなかったというのがその理由。
さらにラジエターの取り付け方法も独特。通常はフロントバルクヘッド前方にステーを設置し、そこにラジエターを取り付けるのだが、新型インサイトではバルクヘッドの間に挟み込むようにして搭載し前方への張り出しを抑えている。バルクヘッド自体も高さを抑えた。「他のクルマもこうすればいいのに?」と思うかもしれないが、これはラインでの工法を変更しなくてはならず、思った以上に大きなトライなのである。設計部門だけでなく、生産部門からの協力があって実現できた構造だ。
このように、「ほかがやらないことをやる」というのがホンダらしさ。電気モーターによる駆動がメインであり、スムーズかつ力強いパワーフィールや、欧州プレミアムカー的なハンドリングを備えた三代目となるインサイトにも、この社風はしっかりと息づいている。
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