ルノー ・メガーヌ R.S. CUP にジェイテクトのトルセンLSDが採用された
MotorFan / 2019年2月21日 14時40分
ジェイテクトが、 生産するNo.1&Only Oneの歯車式LSD(リミテッドスリップデフ)TORSEN(トルセン)の新設計品が、 2019年3月に発売予定のRenault MEGANE R.S. CUPに搭載される。
トルセンLSDとは、「トルク感応型リミテッドスリップデフの一種で、ジェイテクトの製品名である。トルクセンシングLSDの略と思われがちだが、
トルセンLSDといったら、それはジェイテクト製である。
そのトルセンとは、 自動車の旋回時に左右輪もしくは前後輪のトルクを最適配分する駆動装置であるLSD(リミテッドスリップデフ)の一種。 ヘリカルギヤを用いて差動制限を行なうLSDとして、 高いトルク配分性能と高耐久性を誇る、 ジェイテクトのNo.1&Only One製品のひとつだ。
現在では主に四輪駆動車に搭載され、 前後輪のトルク配分を行うTORSEN Type-Cとスポーツタイプの後輪駆動車をはじめ前輪駆動車にも搭載され主に左右輪のトルク配分を行うTORSEN Type-Bを、 日本、 ベルギー、 アメリカで生産をしている(Type-Aという形式もある)。
メガーヌR.S. CUPに採用されたトルセンTypeB-の特長
従前のTORSEN Type-Bにはサイドギヤを分割し、 結合部にヘルカリスプラインを採用して左右輪のトルク配分比を高め、 トラクション性や走行時のフィーリングを向上する高性能な仕様の製品がある。 本製品は、 さらにヘルカリスプラインをワンウェイ構造とすることで、 アクセルオンの時は差動制御が大きく機能しトルク配分比を大きく高める一方で、 アクセルオフでは差動制御の効きを抑えることを実現し、 搭載車両の特徴に則した最適なトルク配分とドライバビリティの向上を実現した。 日本と欧州と共同で設計をし、 ベルギーの生産拠点(JTEKT TORSEN EUROPE)で生産される。
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