東京マラソン2019にも電動バイクの波が押し寄せていた!? 【BMW C evolution】
MotorFan / 2019年3月1日 18時0分
今年で13回目を迎える「東京マラソン」の開催が、いよいよ次の日曜日に迫りました。約3万8000人のランナーたちが3月3日(日)、早春の東京を駆け抜けます。今年の箱根駅伝では、トヨタ・センチュリーが大会運営車でしたが、東京マラソン2019はBMW。しかもバイクは電動のスクーターなのです!? ここでは、その正体をお教えいたしましょう。 REPORT●青木タカオ(AOKI Takao)
BMW C evolution…¥1,562,000
3月3日(日)におこなわれる「東京マラソン2019」。モビリティパートナーは今年で9回目となるBMWが務めます。じつは昨年より、スタートから30キロほどを走るペースメーカーに伴走する車両として、BMWの電動バイク「C evolution(エボリューション)」が用いられ、排気ガスを出さずクリーンで健康的と好評です。
先導車は今年3月、日本市場に投入される新型3シリーズ「320i」ですが、テレビ中継では「C エヴォリューション」の姿も見られるはず。ペースメーカーの走る前半30キロ、バイクファンは目が離せません。
EV普及のための一環、オリンピックも視野に
決めたのは小池百合子東京都知事。自民党オートバイ議員連盟の会員であった国会議員時代からバイクの制度改革に積極的な姿勢を示してきましたが、都知事になってからも「(バイクは)エコな乗り物」と発言し、二輪車の駐車場整備を促すなどバイクへの理解が認められます。
昨春の「東京モーターサイクルショー2018」では、ステージ上でゼロエミッションバイクを「“ゼロエミ・バイク”と呼んでください」と来場者らに呼びかけ、「メーカーにも期待する」とEVバイクへの関心が高いことを強調しました。
東京マラソンでの活躍も、EV普及へのキッカケになってほしいという狙いが込められています。もちろん2020年の東京オリンピックでもEVモビリティを押し出す方針ですから、東京マラソンはその実績を築くのにうってつけの場面となります。
スズキ e Let’s が2011年に新東名のマラソン大会を完走
マラソンや駅伝の先導車といえば、白バイというのがお決まりでしたが、少しずつ変わってくるのかもしれません。「東京マラソン2019」の先導車はガソリンエンジンを積むBMW「320i」が務めますが、車いす審判車には電気自動車の「i3」が担当します。
今後はこうしたスポーツのシーンでも、EVがますます活躍するでしょう。筆者が思い出すのは、2011年11月20日(日)におこなわれた「ふじのくに新東名マラソンサポート」にて、スズキの電動スクーター「e Let’s」9台が大会サポート車両として、移動審判車、AED積載車、大会連絡車にそれぞれ3台ずつ使われたことです。
「e Let’s」はスペアバッテリーを積み、折り返し地点でのバッテリー入れ替えにより、全車が42.195kmのフルマラソンを完走しました。その後、2012年1月に発売となりましたが、マラソン大会の時点ではまだ実証実験車でしたし、いよいよ電動バイク時代の幕開けかと興奮して取材したのをよく覚えています。
最高速も侮れない……
あれから7年あまりが経ち、「i3」と同様のリチウムイオン高電圧133Vバッテリーを採用する「C エボリューション」は160kmもの航続距離を実現。フルマラソンも1つのバッテリーで容易く走りきる性能を獲得しています。
最高速度129km/h、0-100km/h加速約6.2秒の高性能ですから、2時間5分50秒の日本記録を保持する大迫傑選手らトップランナーにも追いつかれてしまうという心配は要りません。
電動バイクが先導車という大役を果たす日も、もうすぐそこに近づいているのです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【SAURUS JAPAN特別協力】関西の老舗"第45回丹波篠山ABCマラソン"が生まれ変わる!ランナーの圧倒的支持を獲るSAURUS JAPANと強力タッグ!「猪突猛進で、自己ベストを目指せ。」
PR TIMES / 2025年1月22日 10時0分
-
スズキ新型電動スクーター「e-ACCESS」発表 世界戦略型BEVをインドから順次輸出
バイクのニュース / 2025年1月20日 7時10分
-
ひとつでも多くのごみ回収、ひとりでも多くの完走を目指していわきサンシャインマラソン2025 完走サポートプロジェクト発動!
PR TIMES / 2025年1月4日 15時15分
-
【第19回湘南国際マラソン】 スタート時のゴミ問題に挑んだ「クリーンスタートプラン」を初実施! 大会全体のゴミ排出量を更に削減し、 世界に誇れる環境配慮型マラソンとしてまた一歩前進!
@Press / 2024年12月25日 12時0分
-
【第19回湘南国際マラソン】ゴミ排出量を更に削減し、世界に誇れる環境配慮型マラソンとしてまた一歩前進!
共同通信PRワイヤー / 2024年12月25日 12時0分
ランキング
-
1いつもと違う「オナラの臭い」がしたら要注意…お酒好きの人が意識するべき"腸が求めている意外な栄養素"
プレジデントオンライン / 2025年1月22日 17時15分
-
2認知症リスクは3倍、寿命は10年縮まる…「悪口を言う人」に最低最悪の人生が待っている科学的理由
プレジデントオンライン / 2025年1月22日 16時15分
-
3「エンジンブレーキは迷惑行為!」で物議を呼んだ「エンブレ問題」って何!? そもそもなぜ「エンジンブレーキ」は存在し、どう使うべきなのか?
くるまのニュース / 2025年1月22日 16時40分
-
4優先席に荷物を置いて大騒ぎする“中国人観光客”。注意した高校生に5人がかりで罵声を浴びせ…助けに入った“意外な人物”
日刊SPA! / 2025年1月22日 8時51分
-
520代の現役ママが明かす「スナックで“リアルに”嫌がられること」7選
日刊SPA! / 2025年1月22日 15時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください