次期ジュークか? 日産IMQのイケてるポイント!
MotorFan / 2019年3月5日 21時35分
ジュネーブ・モーターショーで日産がお披露目した「IMQ」。さほど大きくないボディサイズにキレッキレのスタイルは——個性派SUVというジャンルを打ち立てたあの名車の後継車に見えてこないか!?
今でこそC-HRやUX、キャプチャーや2008といった「スタイリッシュっていうだけではない」という個性派BセグメントSUVは多くそろうが、これらのパイオニアとも言えるのが日産ジュークである。最初に見たときは「どこが目だ」「ランプはどこだ」「なんでこんなにウネウネしているんだ」「冒険しすぎ」なんて物議を醸したものだったがふたを開けてみれば大ヒット、とくに日本の路上では年配のお洒落な方が乗り回していることも少なくなく、小さくて個性にあふれているクルマというニーズは強かったんだとみんなが大いに納得したものだ。
そのジュークが発表されたのは2010年のこと。フランスから発信、というのがこのクルマの性格を如実に物語っている。SUVの下半身にクーペのキャビン、なんて言い方をしていたような記憶があり、だれの記憶にも強く残る印象を備えていた。
もう9年も経ったのか!と驚くのは筆者だけではあるまい。何せ、今なお日産の人気車種の一台、さまざまな仕様やカラーリングでわれわれの目を楽しませ続けているからだ。しかしそろそろフルモデルチェンジがなされてもいいのでは……と思っていたところに、日産はジュネーブ・モーターショーでますます個性的なクロスオーバーコンセプト「IMQ」を持ち込んできた。
【IMQ】
全長 × 全幅 × 全高:4558 × 1940 × 1560mm
ホイールサイズ:22インチ
パワートレイン:1.5ℓガソリンターボ + e-POWER
パフォーマンス:250kW/700Nmm
駆動方式:AWD
発表されているデータはまだ少ない。コンセプトモデルということも手伝っているだろう。参考に、ジュークのサイズと比べてみよう。
全長 × 全幅 × 全高:4558 × 1940 × 1560mm(IMQ)
全長 × 全幅 × 全高:4135 × 1765 × 1565mm(JUKE)
……少々、いやちょっと大きいか。しかしCセグSUVとなるともっと大きくなるはずで、コンセプトモデルということで差し引いてもらおう。
IMQのトピックは、何をさておいてもe-POWERの採用である。現在、日本市場でノートとセレナに搭載され、登録車販売台数1-2フィニッシュを飾ったのは記憶に新しい。その虎の子をいよいよ、欧州市場にも展開していこうという目論見だ。
日本のストロングハイブリッドを警戒し、効果は薄いけどコストメリットで総量としてのCO2削減を図ろうと48Vシステムに食指を伸ばす欧州勢。しかしご存じ、e-POWERはシリーズハイブリッドという機械構成で、走行レンジ/速度域をちゃんと考慮すれば彼の地でも大活躍できそうなシステム。現況のe-POWERギヤボックスには備わっていないが、ひょっとするとエンジン直結モードを搭載できれば高速域でも両立できるハイブリッドパワートレインの出来上がりである。
250kW/700Nmという数字も相当なパフォーマンスだ。とくに700Nmという最大トルクは、e-POWERということでモーターによる数値、瞬時にこの数字が駆動輪に印加されるということ。それを受け止めるためもあり、AWDシステムを想定しているのだろう。リーフで培った左右軸制御も間違いなく盛り込まれるはずで、リリースにも「各輪への独立制御」の文言が認められる。滑りやすい路面からハイグリップを生かした高負荷走行まで、電動モータの特性を大いに生かしてくるはずだ。
CES2019で発表した「見えないものを可視化する」技術も搭載想定。V2X技術を用いることで、視野外の移動体を事前に把握、ドライバーにその存在をあらかじめ報せ予防安全につなげる技術だ。
22インチホイールに履かせるタイヤもユニーク。ブリヂストンによるスマートタイヤという名称で、負荷、内圧、温度、グリップレベル、磨耗などの情報が逐次、ドライバーに報知されるというコンセプト。このうち、もしグリップレベルのリアルタイム把握が可能になるとすれば、ビークルダイナミクス界には劇的な変化が生じる可能性がある。
次期ジュークと考えると豪華すぎる気がしないでもないが、でも実現したらすばらしい。果たして真相やいかに。実際の「次期ジューク」の登場を楽しみに待つとしようではないか。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ新型「“デカい”SUV」に大反響! 斬新な「シンプルデザイン」&高級感マシマシ! 超カッコいい「プロローグ」に熱視線
くるまのニュース / 2024年7月8日 11時50分
-
トヨタ新「コンフォート+」発表に大反響! 約700万円の斬新「サメ顔モデル」に「日本にも」と熱望の声も! 4.3m級の「コンパクトSUV」波に登場
くるまのニュース / 2024年7月7日 20時10分
-
日産「新型コンパクトSUV」発表! 超スタイリッシュな斬新“デザイン”が「カッコイイ」! 6速MTアリ&鮮烈イエロー復活の「ジューク」オーストラリア登場で反響集まる
くるまのニュース / 2024年7月5日 19時50分
-
「まさかお前が…!?」 セダンやクーペから「“SUV”に変身していた」意外な国産車3選
くるまのニュース / 2024年6月24日 12時50分
-
マツダ「新型SUV」発表へ! エンジンは”トヨタ”製!?な「ハイブリッドモデル」! 超カッコイイ「CX-50HV」アメリカに登場予定も日本への導入は?
くるまのニュース / 2024年6月24日 12時30分
ランキング
-
1トヨタの新型「ランドク“ルーミー”」初公開!? 全長3.7m級「ハイトワゴン」を“ランクル化”!? まさかの「顔面刷新モデル」2025年登場へ
くるまのニュース / 2024年7月23日 11時50分
-
2泥酔して道端で寝ていると…介抱してくれた“女性”のまさかの正体。一ヶ月後に再会し、「思わず絶句した」
日刊SPA! / 2024年7月23日 8時52分
-
3「新しいiPhone」を少しでもおトクに入手する技 円安ドル高で、毎年のように値上がりしている
東洋経済オンライン / 2024年7月23日 11時0分
-
41日400杯売った「元ビールの売り子」が裏側を暴露。真夏のデーゲームの“過酷すぎる舞台裏”
日刊SPA! / 2024年7月23日 15時54分
-
5義母と元夫は減塩生活中!? 嫁に去られた親子の今…【お義母さん! 味が濃すぎです Vol.48】
Woman.excite / 2024年7月15日 21時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください