スズキ・クロスビーをジューク、アクア クロスオーバー、500Xと徹底比較! コクピットは? シートは? ラゲッジスペースは?
MotorFan / 2019年3月14日 7時0分
いま、日本やヨーロッパで最も熱いカテゴリーと言えるBセグメントのクロスオーバーSUV。なかでも注目株は、この手のコンパクトカーを手がけたら右に出る者はないスズキが放った新鋭「クロスビー」だ。クラスのパイオニアとも言える「日産ジューク」、ベストセラーモデルをベースにアウトドアテイストを与えられた「トヨタ・アクア クロスオーバー」、そしてユーモラスな外観に似合わず悪路走破性もユーティリティもトップレベルの実力派「フィアット500X」と比較してみよう。 TEXT●小林秀雄(KOBAYASHI Hideo) ※ミラー to ミラー、シート高、ラゲッジスペース内寸法の数値は編集部調べのもの。 ※レポーターの慎重は173cm。
XBEE HYBRID MZ
![全長やホイールベースは四車の中で最も短いが、全高は最も高い独自のフォルム。ボリューム感あるデザインも相まって、室内が広そうな印象を与えるほか、「車格感」で見劣りすることもない。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117681_201903061702470000001.jpeg)
全高:1705mm
全長:3760mm
ホイールベース:2435mm
全幅:1670mm
ミラー to ミラー:1900mm
開口高:790mm
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117683_201903061707150000001.jpeg)
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117683_201903061707150000002.jpeg)
運転することが楽しくなりそうな、遊び心とユーティリティを兼ね備えたインテリア。便利な収納類が数多く用意され、物の置き場に困らない。エコクール付きフルオートエアコンや前席シートヒーターは全車に標準で備わるなど装備類も充実している。
![リヤシート高 700mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117685_201903061709580000001.jpeg)
![フロントシート高 630〜680mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117685_201903061709580000002.jpeg)
カラーアクセントが採り入れられたおしゃれなシート。後席にもスライド機構を備えるため、膝前のスペースは実測160〜330 mmの範囲で調整できる。頭上には約110mmのクリアランスが取られ、とても広々とした空間が広がる。
![1.0ℓ直噴ターボと6速ATの組み合わせに、マイルドハイブリッドシステムを搭載。発進時や加速時にモーターがアシストし、燃料消費を抑える。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117687_201903061710570000001.jpeg)
![全車16インチアルミホイールを標準装備。タイヤは175/60R16のブリヂストン・エコピアEP150を履く。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117688_201903061712240000001.jpeg)
![後席格納時:最小幅 1080mm 最大奥行き 1490mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117689_201903061716430000001.jpeg)
![通常時:高さ 800mm 奥行き 360mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117689_201903061716430000002.jpeg)
後席が左右独立でスライドできるので奥行きは約530mmまで拡大可能。また背もたれを倒した状態でのスライドも行なえ、この時の床面長は最大で1160mmも確保。奥行き自体はさらに長い。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117691_201903061725470000001.jpg)
JUKE 15RX V Selection personalization
![斬新なデザインは、いまなお色褪せない魅力。ただし写真からも分かる通り、ルーフやテールゲートが大きく傾斜しているため、後席や荷室のスペース効率は、クロスビーに軍配が上がる。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117693_201903061728330000001.jpeg)
全高:1565mm
全長:4135mm
ホイールベース:2530mm
全幅:1765mm
ミラー to ミラー:1985mm
開口高:750mm
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117695_201903061728520000001.jpeg)
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117695_201903081018490000002.jpeg)
エクステリアに負けず劣らず、インテリアも独自のデザインが光る。空調とドライブモードを画面表示で切り換えられるインテリジェントコントロールディスプレイや、オプションのアラウンドビューモニターなど、先進的な装備類も個性的だ。
![リヤシート高 640mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117697_201903061730260000001.jpeg)
![フロントシート高 600〜620mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117697_201903061730260000002.jpeg)
シート表皮は手触りのいいスエード調トリコットを採用。残念ながらシートヒーターは採用されていない。クロスビーと比較すると後席は狭く、ニースペースは約100mm、頭上スペースは約20mmと、窮屈な印象は否めない。
![1.5ℓ自然吸気と、スポーティな1.6ℓターボをラインナップ。トランスミッションはいずれもCVTで、ターボ車には7速のマニュアル変速モードも備わる。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117699_201903061732310000001.jpeg)
![写真はパーソナライゼーション専用の17インチブラックホイール。ヨコハマのデシベルE70を装着。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117700_201903061733100000001.jpeg)
![後席格納時:最小幅 880mm 最大奥行き 1510mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117701_201903061735090000001.jpeg)
![通常時:高さ 680mm 奥行き 660mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117701_201903061735090000002.jpeg)
通常時でも奥行きは広く、一部グレードを除いて大きなラゲッジアンダーボックスも装備する。後席は6対4分割可倒式で、背もたれを倒すと、まずまずフラットな荷室フロアを実現。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117703_201903061736190000001.jpg)
AQUA Crossover
![アクア標準車と比べて、最低地上高は140 mmから170 mmにアップ。専用の外装を備えるため、全 長や全幅もほんの少し大きくなっている。とはいえ取り回しのしやすさはほぼ同等と言える。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117706_201903061739400000001.jpeg)
全高:1500mm
全長:4060mm
ホイールベース:2550mm
全幅:1715mm
ミラー to ミラー:2015mm
開口高:630mm
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117708_201903061740060000001.jpeg)
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117708_201903061740060000002.jpeg)
インテリアのデザインや仕様もアクア標準車と共通で、加飾や装備の内容は最上級グレードの「G」と同等だ。センターメーター内部には4.2インチのカラーディスプレイを備え、Toyota Safety Sense Cやオートエアコンも標準装備される。
![リヤシート高 550mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117710_201903061741590000001.jpeg)
![フロントシート高 530〜550mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117710_201903061741590000002.jpeg)
撮影車はオプションのホワイトソフトレザーを装備。パッケージオプションに含まれる前席シートヒーターも備わっている。後席スペースは膝前が約150mm、頭上が約40mm。地上高が上がっているが、他車ほどの見晴らしの良さはない。
![1.5ℓの直4エンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドシステムを採用。JC08モード燃費は34.4km/ℓと、他を圧倒する燃費性能が自慢。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117712_201903061743310000001.jpeg)
![クロスオーバーは16インチのアルミホイールを標準装備。タイヤはダンロップSPスポーツ2030を履く。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117713_201903061744520000001.jpeg)
![後席格納時:最小幅 1000mm 最大奥行き 1520mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117714_201903061747270000001.jpeg)
![通常時:高さ 810mm 奥行き 710mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117714_201903061747270000002.jpeg)
底の深い、ひょうたん型をしたラゲッジフロアが特徴。幅、奥行きともに申し分ない広さを備えるが、6対4分割可倒式の後席シートバックを倒すと、大きな段差が残ってしまう。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117716_201903061748200000001.jpg)
500X Pop Star Plus
![全長とホイールベースは四車の中で最も長く、全幅もワイド。欧州車らしい雰囲気もあって、ぱっ と見のイイモノ感はやはり高い。全高も1610mmと高く、荷室の実用性に結びついている。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117718_201903061750400000001.jpeg)
全高:1610mm
全長:4250mm
ホイールベース:2570mm
全幅:1795mm
ミラー to ミラー:2030mm
開口高:730mm
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117720_201903061751030000001.jpeg)
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117720_201903061751030000002.jpeg)
![リヤシート高 610mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117721_201903061751400000001.jpeg)
![フロントシート高 610〜700mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117721_201903061751400000002.jpeg)
「Pop Star Plus」はランバーサポートを含む8ウェイ電動式のレザーシートを標準装備。前席シートヒーターも備わる。ボディ外寸が大きい割に、後席の膝前は約 100mm、頭上クリアランスは約30mmと、室内空間はややタイトな印象。
![1.4ℓ直4ターボを搭載。140psの「Pop Star」系は6速DCT、170psの「Cross Plus」は9速ATが組み合わせられる。全車アイドリングストップを装備。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117723_201903061753120000001.jpeg)
![「Pop Star Plus 」は15スポークの18インチアルミを装備。タイヤはブリヂストンのトランザT001。](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117724_201903061753480000001.jpeg)
![後席格納時:最小幅 960mm 最大奥行き 1520mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117725_201903061755390000001.jpeg)
![通常時:高さ 710mm 奥行き 750mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117725_201903061755390000002.jpeg)
欧州車らしくスクエアな形状のフロアを備え、通常時の奥行きは750 mmと四車の中で最も長い。後席は6対4分割可倒式で、背もたれを倒すと、少し傾斜した拡大フロアが生み出される。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10008498/big_1117727_201903061756050000001.jpg)
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