スバルの証「六連星エンブレム」の系譜
MotorFan / 2019年3月9日 22時25分
スバルと言えば思い浮かぶのが、フロントグリルに輝く六連星エンブレム。このエンブレムは、過去何度かのモデルチェンジを経て今のデザインに繋がっている。ここでは、そんな六連星エンブレムの変遷を、当時の名車とともに振り返ってみよう。
スバル360とともに誕生した六連星エンブレム
スバル(当時は富士重工業)初の量産乗用車といえば、言わずと知れたスバル360。そのフロントに輝いていたのが、初代の六連星グリルだ。地球から見えるプレアデス星団の配置を模してリングの周囲に星々を配した基本デザインはその後も長く受け継がれることになる。
リングの中に色が付く
六連星エンブレムの基本デザインは変わらないが、リングの中に赤や青、クルマによっては緑などの色が入り、より六連星が強調されるように。
六連星を結ぶ支えがなくなる
80年台半ばにはマイナーチェンジ(?)を受け、これまで星々を繋いでいた支えがなくなった。強度などの問題をクリアした結果なのかは不明だが、スッキリとしたデザインに変わる。
30年目の大変更! 六連星の配置も変わった新デザインへと進化!
六連星エンブレム始まって以来の大変化がこちら。1958年の登場以来、基本デザインに変更無く続いてきたが、ここで完全ブランニューのエンブレムに変わった。この基本デザインが今に続いている。
そして現在へ
2017年4月に、車名を富士重工業から変更したスバル。現在の六連星エンブレムは、2001年の後期BE/BHレガシィから採用されたもの。過去数度の変遷を経てたどり着いたこのエンブレム。これからも変更を受けることはあるだろうが、いずれにせよスバルの象徴として輝き続けるはずだ。
オマケ:スバルの社章の変遷
ここではエンブレムではなく、富士重工業〜スバルの社章の変遷にも触れてみよう。創業以来、富士重工業の社章は、富士の「フ」をモチーフにしたデザインで、これが長く続く。そして、2003年に、六連星デザインの社章にモデルチェンジ。2017年には社名の「スバル」への変更も伴い、青地にシルバーのエンブレムと同じ色つきのデザインに変わっている。意外と六連星の採用は遅かったのだ。
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