スマホをクルマの鍵に!シェアリングプラットフォーム「Kuruma Base」がスマホでの車両ロック操作の検証を開始
MotorFan / 2019年3月13日 14時10分
スマートバリューは、2019年3月13日にイードとジゴワッツによるバーチャルキーのアーリーアクセスプログラムに参加し、スマートバリューが開発するシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base(クルマベース)」での採用に向けた検証を開始する。
イードとジゴワッツが共同開発を進めている「バーチャルキー」は、クルマのスマートキーの機能をスマートフォンに置き換える、つまり「スマホがクルマの鍵になる」スマートロックシステム。スマートフォンのBluetoothで車両のドアロックの操作やエンジンスタートの可否を指示できるとともに、車両側には大規模な工事が不要な画期的なスマートロックシステムとなる。スマートバリューが2018年12月に発表をしているクルマのサービス化を推進するプラットフォーム「Kuruma Base(クルマベース)」に本バーチャルキーの採用を検討するための検証を開始する。
クルマのサービス化を実現するために重要なポイントとなるのが、クルマの鍵の受け渡し。従来のカーシェアリングサービスにおいては、車両側に大規模な改造工事で端末を設置する必要があった。現在、カーシェアリングサービスは、従来型のB2Cだけではなく、個人所有の車両を個人に貸し出すC2Cカーシェアリングが徐々に広がりつつある。従来のカーシェアリングで使われていたような端末では、車両側の価値を減少させるリスクやコストが肥大化してしまう傾向があるため、C2Cのカーシェアリングにおいては、鍵の受け渡しを自動化することが難しくなっていた。
「バーチャルキー」はそのような課題解決にむけたスマートロック機能を提供できる構成になっている。スマートバリューは「バーチャルキー」をKuruma Baseに対応させ、クルマのサービス化ビジネスの拡大を推進していく。
今回の「バーチャルキー」においては、「任意の許可された相手だけに、許可された時間のみ」車両の鍵の権限を与えることができる。鍵の権限を与えられたスマートフォンから専用アプリでロックの施錠開錠を行うことができることで、個人間のカーシェアリングだけでなく、家族間での鍵の受け渡しや、共有化された社用車の鍵の受け渡しについても物理キーの受け渡しをすることなく、車両のシェアリングを実現する。
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