日産自動車プログラムデザインダイレクター・入江慎一郎氏が新型シルフィのデザインを語る!
MotorFan / 2019年4月17日 11時0分
日産自動車のグローバルデザインセンターで新型シルフィのデザインを担当するプログラムデザインダイレクター(PDD)の入江慎一郎氏が、新型シルフィのデザインについて語る。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226904_201904170701300000001.jpg)
Q1:新型シルフィのエクステリアデザインのポイントについて教えてください。
A1:新型シルフィは「力強く自信に満ち溢れる(Vigorous/Confidence)」と、「鋭敏で躍動感のある(Lean/Dynamic)」をキーワードにデザインしました。具体的には、タイヤの大径化とともに低重心を感じさせるプロポーションと、力強く踏ん張る姿を想起させるワイドスタンスによってそれらを表現しています。 また、日産車共通のデザインアスペクトもふんだんに織り込んでいます。2018年の広州モーターショーで中国市場に向け発表した、新型アルティマでも採用している新型のVモーショングリルはバンパー下端からフードまでラインをつなげることで、よりダイナミックで力強い動きを演出しています。前後のランプには一目で日産のモデルとわかるブーメランシグネチャーをこのクルマでも採用し、またサイドビューのアスペクトであるフローティングルーフも表現しています。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226906_201904170701580000001.jpg)
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226907_201904170702080000001.jpg)
Q2:新型シルフィのインテリアデザインのポイントについて教えてください。
A2:シルフィをお選びいただくお客さまには快適で機能的、そしてモダンなインテリアデザインがふさわしいと考えました。そこから生まれたキーワードである「考えぬかれた構造体(Smart structure)」は、作りこまれた直観的な機能性を示す「精巧で直観的な(Elaborate/Intuitive)」と、スポーティでありながらくつろぎの空間を表現する「研ぎ澄まされつつ快適な(Lean/Comfortable」)の両立によって成り立っています。
Q3:全高が低くなっていますが、室内空間は犠牲にしていないのですか?
A3:新型シルフィはワイド&ローのスタイリッシュなエクステリアデザインを実現しながらも、歴代モデルの強みであった室内の広さや快適性はさらに進化させました。たとえばニースペースやヘッドクリアランスは従来同等以上のスペースを確保しています。また、日産のインテリアの特徴でもある左右に広がり感を感じる「グライディングウイング」のデザインと相まって、ドライバーも同乗者も全員が、視界が良く広々と感じるインテリアに仕上がっています。
Q4:エアコン吹き出しが3連の丸型となっているが、何をイメージしてデザインしたのでしょうか?
A4:何かのイメージのもとになったモチーフがあるというよりは、3つのシンプルなベントがそれぞれ左右席、後席の3方向に向けるためにあるという明確な目的を持った、スポーティかつプレミアムな機能表現のアイコンとしてデザインされています。ベント同士の間にスイッチがインテグレートされていることも、インテリアのキーワードである「考えぬかれた構造体(Smart structure)」を具体化しています。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226909_201904170703210000001.jpg)
Q5:新型シルフィのメインカラーについて教えてください。
A5:新型シルフィのデザインコンセプトである「力強く自信に満ち溢れる(Vigorous/Confidence)」と「鋭敏で躍動感のある(Lean/Dynamic)」を体現したメタリックオレンジをメインのカラーとしました。インテリアに関しては、モダンで上質感を感じるタンカラーを設定しました。
Q6:従来のシルフィから継承しているデザインのポイントはありますか?
A6:シルフィは代々、日産のブランド力を高めるとともに、その時代毎の日産デザインの方向性を示すという役割を担ってきました。今までのシルフィと同様に、今回の新型においても新世代の日産デザインを象徴するデザインとなっており、その点が初代から続いているシルフィの伝統になっています。
![「シルフィ ゼロ・エミッション」](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226911_201904170706470000001.jpg)
![三代目「シルフィ」](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226912_201904170708560000001.jpg)
![二代目「ブルーバード シルフィ」](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226913_201904170712100000001.jpg)
![初代「ブルーバード シルフィ」](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226914_201904170713350000001.jpg)
Q7:新型シルフィで採用した特徴的なデザイン手法はありますか?
A7:新型シルフィは、ソファのように柔らかく、長距離ドライブでも快適なシートを採用しています。
その中でも、タンの内装では高級家具などでも使われるダイヤモンドパターンのキルティングを施しています。ドアを開いた時に一目で気づくこの特徴的なシートデザインは、タン色のモダンな雰囲気と相まって、より一層プレミアムな空間を感じていただけることでしょう。
Q8:新型シルフィでニッサン インテリジェント モビリティを体現したデザインのポイントはありますか?
A8:新型シルフィにはニッサン インテリジェント モビリティを体現する先進の安全技術を採用しています。そして各種センサーの作動状況やドライブ情報などを、わかりやすく効果的にドライバーに伝える7インチの高精細TFTモニターをメーター内に配し、スマートで機能性に優れたメーターのデザインとしました。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10009173/big_1226916_201904170713350000001.jpg)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日産「斬新コンパクトSUV」実車展示! 「“次期型”ジューク」なスゴいデザイン採用! “チクチク”インテリアの「Hパンク」銀座で披露
くるまのニュース / 2024年7月7日 18時10分
-
日産「“新型”小さな高級SUV」発表! “真一文字テール”がカッコイイ! 「斬新ストライプ」×クラス超え「豪華内装」装備の「新キックス」登場
くるまのニュース / 2024年7月4日 12時30分
-
6速MTもある日産「新型スポーティセダン」発表! 生まれ変わった“精悍”顔に「カッコイイ」の声も! 新型「セントラ」約340万円からチリに登場
くるまのニュース / 2024年7月1日 6時40分
-
日産「“次期型”エルグランド」いつ登場? 「今後3年間」で全面刷新か!? デビュー14年で「元祖キングオブミニバン」デビューの可能性はあるのか
くるまのニュース / 2024年6月26日 14時50分
-
全長4m! 日産が新型「小さな高級車」発表! めちゃ“豪華内装”採用した「上質コンパクトカー」新型モデルでどう変わった?
くるまのニュース / 2024年6月24日 18時40分
ランキング
-
1大谷翔平&真美子さんのレッドカーペット中継に… 人気アイドルが「思いっきり映ってる」と話題
Sirabee / 2024年7月18日 15時40分
-
2山手線で妊娠中に気づいた“妊婦キーホルダー”の現実「席を譲ってくれる人は“ほぼ皆無”」
日刊SPA! / 2024年7月20日 15時52分
-
3Q. ノートパソコンが濡れてしまいました。すぐに拭けば、使い続けても大丈夫ですか?
オールアバウト / 2024年7月20日 21時15分
-
4バストの形まで変わる「ブラジャーのNG行為」5つ!あなたはいくつ当てはまる?
女子SPA! / 2024年7月20日 15時46分
-
5もうメンタルが崩壊しそう…最高月収60万円だった「65歳・元大手金融のサラリーマン」、定年後のハローワークで受けた屈辱
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月15日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)