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'90年代は「リトルカブ」や「ジョルカブ」も登場!スーパーカブ60年の歴史を振り返る(1990年~1999年編)

MotorFan / 2019年5月10日 14時10分

'90年代は「リトルカブ」や「ジョルカブ」も登場!スーパーカブ60年の歴史を振り返る(1990年~1999年編)

1958年(昭和33年)8月に初代スーパーカブ「C100」が登場以来、今年で60周年を迎えるスーパーカブ。1990年代は「リトルカブ」や「ジョルカブ」など、個性的でユニークなカブも登場。さらに進化を遂げた、1990年代注目のスーパーカブをご紹介しよう。 REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

1991年(平成3年) スーパーカブ50

サイドカバーをレッグシールドと同色の白に変更

写真はスタンダード。

 スーパーカブシリーズ(50cc、70cc、90cc)は細部を変更。主な変更点は、

・フロントカバー・エンブレムやストライプのデザインを変更
・機械式フューエルメーターを新たに採用(スーパーカブ 50 スタンダード/ビジネスタイプ)
・左側バックミラーを標準装備(スーパーカブ 50、70、90の各デラックスタイプ)
・鍛造ブレーキペダルの採用や、フロントバスケットのパイプの大径化による耐久性の向上(プレスカブ 50)
・サイドカバーをレッグシールドと同色の白に変更(スーパーカブ 50 スタンダード、プレスカブ 50 スタンダード)

●1991年スーパーカブ50(スタンダード)の主要諸元
エンジン形式:空冷4スト単気筒OHC49cc/ボア×ストローク:39mm×41.4mm/最高出力:4.5ps/7,000rpm/最大トルク:0.52kgm/4,500rpm/ミッション:自動遠心式クラッチ3速/乾燥重量:74kg/価格:14万5000円(発売当時)

1994年(平成6年) スーパーカブ100

97ccで7.5馬力の「タイカブ」を輸入販売


 スーパーカブ100は、スーパーカブをベースに、東南アジア市場向けに開発したモデル。タイ国内では、1986年発売以来、約60万台を越える累計販売実績を記録した。輸入されたモデルは、

・エンジン始動は、便利なセルフ式スターター(キック式併設)
・メインスイッチと一体式のハンドルロック
・スピードメーターに内蔵式の確認しやすい燃料計
・高級感溢れるアルミ製ピリオンステップホルダー
・補水が不要なMF(メンテナンスフリー)バッテリー
・いたずらされにくいキー付きタンクキャップ

など、日本市場向けに、ビジネス車としての実用性を一段と高めた装備を採用している。

●1994年スーパーカブ100の主要諸元
エンジン形式:空冷4スト単気筒OHC97cc/ボア×ストローク:50mm×49.5mm/最高出力:7.5ps/8,000rpm/最大トルク:0.81kgm/6,000rpm/ミッション:自動遠心式クラッチ4速/乾燥重量:90kg/価格:20万9000円(発売当時)

1996年(平成8年) スーパーカブ50

パンクの防止に効果的な「TUFFUP(タフアップ)チューブ」を標準装備

写真はスタンダード。

 スーパーカブシリーズ(50cc、70cc、90cc)に、パンクの防止に優れた効果を発揮する新開発の「TUFFUPチューブ」を標準装備。パンクの発生に対する不安を軽減し、さらに使い勝手の向上を図っている。



 「TUFFUPチューブ」は、チューブを空気室と液室の二重構造とし、新開発のパンク防止液を液室に製造段階で封入。

1:液室が常に空気圧で加圧されているため、液室のどの部分に孔が空いても、その孔が塞がるまでパンク防止液が押し出される。

2:空気室と液室が互いに独立しているため、修理などでチューブから空気を抜いた時に、防止液がバルブから漏れることがなく、バルブに防止液が付着して空気漏れを起こす心配もなし。

3:釘などで孔が空いた箇所が、タイヤの上部に位置したまま長期間経過した場合でも防止液が上部に残るため、気密牲が保たれ空気漏れが起こりにくい。

などの長所がある。

●1996年スーパーカブ50(スタンダード)の主要諸元
エンジン形式:空冷4スト単気筒OHC49cc/ボア×ストローク:39mm×41.4mm/最高出力:4.5ps/7,000rpm/最大トルク:0.52kgm/4,500rpm/ミッション:自動遠心式クラッチ3速/乾燥重量:74kg/価格:15万5000円(発売当時)

1997年(平成9年) リトルカブ

前後のホイールを17インチから14インチに小径化

リトルカブの詳細は画像をクリック!

 前後のホイールを17インチから14インチに小径化し、シート高をスーパーカブ50の735mmから705mmに変更した「小さなカブ」のリトルカブが登場。

 デザインは、スーパーカブ50の基本スタイルを踏襲しつつ、ハンドル周り、レッグシールド、フロントフェンダー、シート、リヤキャリアなどの形状を変更。コンパクトで親しみやすいスタイルに仕上げている。

●1997年リトルカブの主要諸元
エンジン形式:空冷4スト単気筒OHC49cc/ボア×ストローク:39mm×41.4mm/最高出力:4.5ps/7000rpm/最大トルク:0.52kgm/4500rpm/ミッション:自動遠心式クラッチ3段リターン/タイヤ:前2.50-14 後2.75-14/乾燥重量:74kg/価格:15万9000円(発売当時)

1998年(平成10年) スーパーカブ50

スーパーカブシリーズ全タイプに「マフラーガード」を新採用


 スーパーカブシリーズ(50cc、70cc、90cc)の細部を熟成。

・スーパーカブシリーズ全タイプにマフラーガードを新採用
・スーパーカブ50スタンダードの車体色を変更
※それまでのセレーナブルーから濃青色のコスミックブルーに変更
・スーパーカブ70、90の全タイプのフロントブレーキ・ドラム径を、現行の110mmから130mmにサイズアップを図ることで、より制動力を向上

などの進化を遂げている。

「マフラーガード」を新採用。

●1998年スーパーカブ50(スタンダード)の主要諸元
エンジン形式:空冷4スト単気筒OHC49cc/ボア×ストローク:39mm×41.4mm/最高出力:4.5ps/7,000rpm/最大トルク:0.52kgm/4,500rpm/ミッション:自動遠心式クラッチ3速/乾燥重量:74kg/価格:15万5000円(発売当時)

1999年(平成11年) ジョルカブ

ミッション操作が楽しめるスーパーカブのスクーター版



 スーパーカブの4ストロークエンジンを搭載し、4速のギアミッション操作が楽しめるファッショナブルスクーター 「ジョルカブ」が登場。

 ジョルカブは、おしゃれなスタイリングで若い世代に好評だった「ジョルノ」をベースに、「スーパーカブ」のエンジンをリファインして搭載。ギア操作による楽しい走りを具現化した、新感覚のスクーターだ。

 フロアの左側に設けたギアチェンジペダルの操作によって、操る楽しさを付加。ギアチェンジ操作は、スーパーカブと同様の、クラッチ操作を必要としない自動遠心式を採用している。



●ジョルカブの主要諸元
エンジン形式:空冷4スト単気筒OHC49cc/ボア×ストローク:39mm×41.4mm/最高出力:3.9ps/7,000rpm/最大トルク:0.41kgm/5,500rpm/ミッション:自動遠心式クラッチ4速/乾燥重量:75kg/価格:18万9000円(発売当時)

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