新型スズキ・カタナにも採用されているローRPMアシストって何?〈GSX-R1000Rにも、SV650にも〉
MotorFan / 2019年5月26日 10時0分
スズキがさまざまな車種への搭載を推し進めている「ローRPMアシスト」なる機構。率直に言って“地味”な装備のため、専門誌などでもなかなか大きく取り上げられることはない。しかしこれ、初心者からリターンライダー、そして上級ライダーまで、みんなが笑顔になれるとっても優れたシステムなのだ。
世界中のバイクに搭載してくれ!
このほど発表されたばかりの新型スズキ・カタナに搭載されているローRPMアシストという機構。すでにほかの車種にも採用されているものだが、これがどんなものがご存じの方はどれだけいらっしゃるだろうか?
これは発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度、クラッチスイッチの情報を用いて制御されるもので、エンジン回転の落ち込みを緩和するシステムだ。
これによって発進がスムーズになり、渋滞時の低速走行やUターンなどの安心感も向上する。簡単な話、エンストしにくくなるのだ。
その効果は絶大だ。筆者はこのシステムが搭載されているSV650Xでしばらく走った後、もっと低速トルクのある大排気量車に乗り換えたとたん、エンストをやらかしてしまった。それくらい、ローRPMアシストの恩恵に与りまくっていたわけだ。
立ちゴケやUターンゴケの最大の要因はエンストにあるわけで、足つき性を云々するよりも、このローRPMアシストを装備するだけでずいぶんと災難は減るのではないだろうか。
俺には立ちゴケもUターンゴケも関係ないぜという腕自慢のアナタも、渋滞時にスロットルを操作することなく、左手のクラッチ操作だけで前進できると聞けばちょっと気になるはず。実際にはちょっとどころではなく、ロングツーリング時の疲労を大きく抑えてくれるのだ。
ローRPMアシストが最初に採用されたのは現行SV650からだったかと思うが(違っていたらゴメンナサイ)、当初は初心者向けのお助けアイテムかと思っていた。
だが、現行GSX-R1000Rにまで採用された時点で、そんな解釈は間違っていたことが判明した。こんな戦闘機みたいな、選ばれし精鋭のためにあるようなスーパースポーツ(実際には意外と乗り手に優しいバイクだったりするけれど)にまで搭載されているのだから、どんなバイクにもあったほうがいいということだ。
そんなわけで、もしもカタナに試乗する機会があったら、ぜひローRPMアシストの効果も試していただきたい。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
人気高まるミドルクラスは昔からスズキが得意! だからこそ『GSX-8R』は扱いやすくて楽しい!!
バイクのニュース / 2024年7月16日 12時10分
-
ホンダとスズキ、最新ツアラーモデルを徹底比較 CRF1100Lアフリカツイン対GSX-S1000GXは何が違うか
東洋経済オンライン / 2024年7月3日 10時0分
-
「バイクはやっぱり4気筒」というのは過去の話!? 2気筒エンジンのバイクが人気の理由
&GP / 2024年6月30日 7時0分
-
【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
レスポンス / 2024年6月26日 21時0分
-
コンパクトボディとエキサイティングなスポーツライディングを実現! スズキが「GSX-R1000」2025年モデルを北米で発売
バイクのニュース / 2024年6月24日 7時10分
ランキング
-
1大谷翔平&真美子さんのレッドカーペット中継に… 人気アイドルが「思いっきり映ってる」と話題
Sirabee / 2024年7月18日 15時40分
-
2【インプラント治療】どの歯科医師、歯科医院を選べばいいか?「“楽で簡単な治療”と広告でアピール」「治療費が安すぎる」には要注意
NEWSポストセブン / 2024年7月21日 11時14分
-
3平日は毎日「レッドブル」を飲んでいます。「1日の飲料代」として高すぎますか? また、体への悪影響はないでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月20日 3時20分
-
4みなとみらいに爆誕「巨大フードコート」のスゴさ 「ワールドポーターズ」で世界の味を楽しめる
東洋経済オンライン / 2024年7月21日 12時0分
-
5「縁起の良い数字」のナンバープレートとは? “13種類”の人気番号ってなに? 「358」の気になる意味は?
くるまのニュース / 2024年7月19日 21時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください