日本では買えないマツダ、スバルのフラッグシップSUV CX-9とアセント(ASCENT)の実力
MotorFan / 2019年5月26日 13時15分
個性的なクルマつくりで熱狂的なファンを世界中に持つマツダとスバル。どちらも、主戦場は北米だ。ここでは、両社とも日本国内では販売しないフラッグシップSUVを展開している。CX-9とアセント(ASCENT)だ。ともに大型のSUVで3列シート、ターボエンジンというフォーマット。どんなクルマか。そして日本に導入される可能性はあるのか?
Mazda CX-9
マツダのSUVラインアップであるCXシリーズは、
CX-3:グローバル
CX-4:主に中国向け
CX-30:これからグローバル市場で順次発売
CX-5:グローバル
CX-8:グローバル
CX-9:北米(米国・カナダ)
となっている。CX-9は北米市場におけるマツダのフラッグシップSUVなのだ。
販売実績は今年の4月に1618台。1-4月で8036台となっている。
エンジン
2.5ℓ直列4気筒DOHCターボ
排気量:2488cc
ボア×ストローク:89.0mm×100.0mm
圧縮比:10.5
最高出力:230ps/5000rpm(AKI87)
253ps/5000rpm(AKI93)
最大トルク:420Nm/2000rpm
トランスミッション:6AT
EPA燃費
city:8.5km/ℓ
highway:11.1km/ℓ
combined: 9.8km/ℓ
CX-9の2020年モデルの価格はFFのSportがMSRPで3万2280ドル(1ドル=110円として約355万円)。AWDだと3万4080ドル(約375万円)。
最上位のSignatureがAWDで4万5365ドル(約499万円)となっている。
MSRPは税抜き価格だから、もし日本の8%の消費税を乗せたら、それぞれ、約383.4万円、約405万円、最上位で539万円となる。
Subaru Ascent
一方のスバルのフラッグシップSUV、ASCENTは従来あったトライベッカの後継モデルだ。こちらも3列シートの大型SUVだ。
販売実績は、4月には6512台を販売。1-4月で2万5585台となっている。いまのスバルの北米での販売を支える重要なモデルだ。
アセントの2020年モデルの価格はMSRP(メーカー希望小売価格)で
3万4395ドル(約378.3万円・8%消費税を乗せたと仮定したら408.6万円)から
最上級の7名乗りツーリング7パッセンジャーは4万5045ドル(約495.5万円 同約535万円)である。
2.4ℓ水平対向4気筒DOHCターボ
排気量:2387cc
ボア×ストローク:94.0mm×86.0mm
10.6
最高出力:264ps/5600rpm
最大トルク:376Nm/2000-4800rpm
トランスミッション:CVT
EPA燃費
city:8.9km/ℓ(18インチ) 8.5km/ℓ(20インチ)
highway:11.5km/ℓ(18インチ)11.1km/ℓ(20インチ)
combined:9.8km/ℓ(18インチ)9.4km/ℓ(20インチ)
CX-9もアセントも、いわゆる北米専用車だ。どちらも、似通ったサイズに同程度の出力の2.4〜2.5ℓターボエンジンを積み、もちろんAWDをラインアップに持つ。いわば、北米で売れ線のSUVだ。
しかし、その大きさは、巨大なバン(ミニバンではなく)、ピックアップトラック、フルサイズのセダンが走るアメリカではほどほどのサイズでも、日本の道路ではその巨大さに驚くかもしれない……というのが、両モデルが日本に投入されない最大の理由だ。
とはいえ、CX-9、アセント並みのサイズのクルマは、もちろん国内でも販売されている。たとえば、レクサスLX
レクサスLX 全長×全幅×全高:5080mm×1980mm×1910mm ホイールベース:2850mm
アウディQ7 全長×全幅×全高:5085mm×1970mm×1705mm ホイールベース:2995mm
ランドローバー・レンジローバー 全長×全幅×全高:5005mm×1985mm×1865mm ホイールベース:2920mm
がそうだ。こうしてみると、確かに大きい!
とはいえ、日本でもフラッグシップSUVに乗りたい! という人も多いだろう。
スバル・アセントの場合、生産はスバルの北米・インディアナ工場で行なわれていて、当然ながら左ハンドル仕様のみだ。日本導入ために北米で右ハンドル仕様を造る可能性は低そうだ。
CX-9は、広島・宇品工場で生産され、北米へ輸出されている。CX-8(全長4900mm)が日本のラインアップにあるため、やはりCX-9の国内導入は難しそうだ。
となれば、いっそ個人で逆輸入してみるか、しか手がない。あとは、アメリカ旅行の際にレンタカーで借りて乗るか、だ。
次期CX-9は、マツダのLargeアーキテクチャー、つまりエンジン縦置きFRベースのプラットフォームが採用されるはずだ。レクサス、インフィニティ、アキュラ、アウディなどのプレミアムSUV市場への挑戦者となるはずだ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
燃費がいいSUVはどれ? ボディサイズ別のランキングTOP3を紹介
MōTA / 2024年7月16日 19時0分
-
マツダ「新型SUV」公開! エンジンは“トヨタ”製!?な「ハイブリッドモデル」アリ! 全幅1.9m超え“ワイドボディ”が超カッコイイ「CX-50」米で登場
くるまのニュース / 2024年7月14日 15時10分
-
【解説】スバル「レヴォーグ」ってどんなクルマ? サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
くるまのニュース / 2024年7月12日 9時40分
-
【解説】スバル「フォレスター」ってどんなクルマ?サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
くるまのニュース / 2024年7月6日 16時10分
-
マツダ「新型SUV」発表へ! エンジンは”トヨタ”製!?な「ハイブリッドモデル」! 超カッコイイ「CX-50HV」アメリカに登場予定も日本への導入は?
くるまのニュース / 2024年6月24日 12時30分
ランキング
-
1大谷翔平&真美子さんのレッドカーペット中継に… 人気アイドルが「思いっきり映ってる」と話題
Sirabee / 2024年7月18日 15時40分
-
2【インプラント治療】どの歯科医師、歯科医院を選べばいいか?「“楽で簡単な治療”と広告でアピール」「治療費が安すぎる」には要注意
NEWSポストセブン / 2024年7月21日 11時14分
-
3平日は毎日「レッドブル」を飲んでいます。「1日の飲料代」として高すぎますか? また、体への悪影響はないでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月20日 3時20分
-
4みなとみらいに爆誕「巨大フードコート」のスゴさ 「ワールドポーターズ」で世界の味を楽しめる
東洋経済オンライン / 2024年7月21日 12時0分
-
5「縁起の良い数字」のナンバープレートとは? “13種類”の人気番号ってなに? 「358」の気になる意味は?
くるまのニュース / 2024年7月19日 21時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください