ダイヤモンド電機:文庫本サイズで長寿命の1kW絶縁双方向充電システムを開発
MotorFan / 2019年6月4日 17時30分
ダイヤモンド電機は、文庫本サイズの絶縁双方向充電システム(幅:104mm、長さ:146mm、高さ:32mm)を2019年5月に開発した。本技術により、送電網と蓄電池をつなぐ電力変換器の小型・軽量化が可能となり、次世代の電気自動車(EV)やスマートグリッドの普及に貢献する。
近年、環境規制の強化にともなって、風力や太陽光などの再生可能エネルギー(再エネ)が普及拡大している。しかしながら、再エネは発電量の変動が大きいため、更なる導入にはスマートグリッドが必要となる。そこで、同社独自技術を盛り込んだ絶縁双方向充電システムを開発した。本技術により、車載充電器の小型化およびVehicle to Grid(V2G)への展開が可能となる。V2GはEV搭載の蓄電池を活用して送電網を安定化し、スマートグリッドを構成する次世代の技術。
本開発品には、同社がこれまでに開発した「絶縁双方向電力変換器」「電解コンデンサレス技術」に加えて、高周波スイッチング技術を採用した新規開発の「双方向小型AC/DCコンバータ」を組み込んだ。これにより、幅:104 mm、長さ:146 mm、高さ:32 mm(制御部、放熱部除く)という小型サイズを実現し、絶縁双方向でありながら電力密度を2.1 kW/Lまで高めることに成功した。さらに同社ならびにグループ会社である田淵電機が保有する系統連系技術と組み合わせることで、次世代EVやスマートグリッドの普及に貢献する。
■ 主な用途
・双方向車載充電器(V2G、V2H※1、V2L※2向け)
・ハイブリッドパワーコンディショナ
・無停電電源装置(UPS)
※1…Vehicle to Homeの略称。車から家庭への電力供給機能を指す。
※2…Vehicle to Loadの略称。車から電気機器への電力供給機能を指す。
■ 主な製品の仕様
AC電圧範囲:AC100/200/220 Vtyp、50/60Hz
DC電圧範囲:DC200〜400V
最大電力:±1kW(双方向、力率1のとき)
サイズ(W × L × H):104 × 146 × 32mm(制御部、放熱部除く)
電力密度:2.1kW/L
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
全幅1.2mで「2人」乗れる! 斬新すぎ「“めちゃ細い“トラック」公開へ! 全長3.6mの超シンプルデザインで「公道」も走れる! 最新型「G4」独で披露
くるまのニュース / 2024年9月12日 8時25分
-
<太陽光PPA開発実績 3年連続 国内No.1(※1)>アイ・グリッド・ソリューションズ 公式サービスサイトを公開
PR TIMES / 2024年9月6日 17時45分
-
EV放電で機械式立駐を駆動!V2Xシステム災害利用を東京電力グループと新電元が実証、三相電源による施設の機能維持へ一歩前進
PR TIMES / 2024年9月4日 12時45分
-
EV・家庭用蓄電池等を最適に組み合わせて再エネの調整力に
PR TIMES / 2024年8月26日 16時45分
-
最高充電速度1秒1km!広西初の総合エネルギーステーションが稼働開始―中国メディア
Record China / 2024年8月23日 17時30分
ランキング
-
1ペーパードライバーの “迷惑運転行為”に、走行距離30万km超のゴールド免許所持者が怒りの告発
日刊SPA! / 2024年9月15日 15時52分
-
2超一流パティシエも"満場一致"の大絶賛。「完璧」「これは本物」ローソンで食べるべき絶品スイーツとは。
東京バーゲンマニア / 2024年9月17日 18時46分
-
3“自慢の彼女”は、実は上司の…「最初から仕組まれていた」ゲスすぎる策略とは?
日刊SPA! / 2024年9月21日 15時52分
-
4朝コレを飲んでブランチをとると「長寿遺伝子」が活性化する…簡単にできる「プチ断食」のやり方
プレジデントオンライン / 2024年9月21日 15時15分
-
5東京都、018サポートで新たに134人への重複支給発覚 マイナ申請の照合設定に誤り
産経ニュース / 2024年9月20日 19時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください