【5分で読める】国産人気バイク16台、一斉インプレ! /150〜300cc編
MotorFan / 2019年6月18日 12時15分
自分にベストのバイクはどれ⁉️ モータージャーナリスト・ケニー佐川が人気国産モデルの一気試乗でナビゲート! REPORT●ケニー佐川 PHOTO●佐藤寿
スズキ・ジクサー
「125ccの取り回しの良さと250ccの走行性能の高さを合わせたのが150ccクラス。このジクサーは太めのフロントフォークに調整式モノショック、前後ディスクブレーキに幅140のリヤタイヤというスポーティなパッケージ。走りはその期待を裏切ることはなく、ヒラヒラとした軽快なハンドリングを楽しめ、ロングストロークが持つ豊かな低中速トルクによる力強い加速によって、しっかりとスポーツライディングをすることができる。セカンドバイクとして欲しいかも」
ヤマハ・NMAX155
「パワフルな水冷エンジンと剛性感のある車体、スポーティな前後サスペンションにABS標準装備の前後ディスクブレーキを装備するなど、エンジン、シャーシ、足まわりのどれをとっても良くできている。走りはクラス最強レベルで、鼓動感のあるエンジンは味わいがあり乗っていて楽しい。それでいて、125とほぼ共通の車体は軽量コンパクトで街乗りでも便利で、高速道路にも乗れるなど抜群の機動力を発揮する。」
ヤマハ・セロー250
「空冷単気筒エンジンをスチールフレームに搭載するというシンプルな構造により、車体はとても軽量。エンジンは低速トルクがあり素直な特性なので、林道に入っても安心してアクセルを開けることができる。走破性は全オフ車の中でもトップクラスで、少々激しい乗り方でもビクともしない。その副次効果としてか、乗りやすさと取り回しやすさは一般公道においてもトップクラス(ハンドルの切れ角はほぼ直角!)。最高かつ長く付き合える一台になるはず」
ホンダ・CBR250RR
「”CBR250RR”という冠に、かつての名車を思い起こした人も多いと思うが、その期待を裏切らないモデルなのは間違いない。エンジンは1万4000rpmまで一気に、しかも緻密にブン回っていく印象。車体も軽量なのに剛性感が高く、不安定なところはまず見当たらない。当然加速やコーナリングは250ccとは思えないほど圧倒的な性能を感じられ、とても爽快。車体価格は飛び級だが、それに見合った他とは一線を画する完成度にあるスーパースポーツだと言えよう」
スズキ ・GSX250R
「水冷パラツインエンジンは滑らかな回転フィールに加えて低速トルクが非常に厚い。ピークパワーは同クラスの他モデルよりも低いのだが、このエンジン特性によって他と遜色なく走ることができ、スペック値以上の速さを感じる。特に低中速域を多用する市街地の走行がこのモデルが得意とするところ。ライポジがラクなので、ライバルよりも一度に乗り続けられる距離が長い。シルキーに回るエンジンとも相まって、まるで上級ツアラーのようだ」
スズキ・Vストローム250
「アドベンチャーモデルというと、ゴツくて重くてといった印象を抱くかもしれないが、Vストローム250はそのイメージを覆す。このクラスにしては大柄なのは間違いないが、高いハンドルはゆったりしたポジションを提供。低く、しかも肉厚なシートのおかげで快適かつ足を着くのがとてもラク。車体もスリムなのでまたがり感も良好だ。エンジンは低速トルクが厚く滑らかに回るためこのモデルの性格にフィット。巡行の気持ち良さはクラス随一だ」
ヤマハ・XMAX
「洗練されたエッジの効いたスタイルと、ビッグスクーターらしい車格が目立つが、このスクーターの面白さはズバリ走行性能だ。250ccエンジンのパンチの効いた加速に加えて、高剛性のフロントフォークと前後15/14インチタイヤの組み合わせのおかげで、スポーツバイクに匹敵する運動性能があり、走っていて実に爽快。排気量に余裕があるため高速道路でのタンデムもラクラクとこなせるのもいいところ。ツーリングでもアグレッシブに楽しみたい」
ヤマハ・MT-03
「YZF-R3で定評のある車体と高性能のエンジンをベースに、MTシリーズの共通の意匠であるシャープでメカニカルなスタイルをドッキング。ポジションがアップライトになり、より快適に乗車できるほか、前後サスの豊富なストロークを活かしたネイキッドらしいライディングが可能。エンジンのスロットルレスポンスは素晴らしく、250ccに比べて図太いトルクとパワーが持ち味な分、操る腕も求められるのが面白いところ。玄人好みしそうなモデルだ」
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