対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載! メルセデス・ベンツ新型GLE
MotorFan / 2019年6月19日 13時35分
4世代目となる新型GLEは、プレミアムSUVとしての特性はそのままに、内外装デザインを一新して最新技術と装備を搭載して生まれ変わった。オンロードでは高いアジリティを、オフロードでは卓越した走破性を実現している。
ラインアップは、魅力的な3モデルを用意
メルセデス・ベンツ日本は、世界的に人気のSUVモデルである新型GLEを6月19日、都内で発表した。
メルセデス・ベンツGLEは、前身の「Mクラス」が1998年に誕生して以降、メルセデス・ベンツSUVの 中核モデルとして進化を遂げてきた。SUVらしい力強さとスポーティネスを表現したエクステリアデザイン、上質感溢れる内装、オンロード、オフロードともに優れた走行性能を備え、「プレミアムSUV」というカテゴリーを創出した。2015年10月には名称を現在の「GLE」に改め、Eクラス・ファミリーのSUVとしての位置づけを強化している。
室内スペースが大幅に拡大し、GLEとして初めて3列目シートを設定。乗車定員が7名となったほか、新型Aクラスで導入したインフォテインメントシステムであるMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)と最新の安全運転支援システムを備えている。
ラインナップは、GLEとして初の4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載したGLE300d 4MATIC、静かでスムーズな直列6気筒クリーンディーゼルエンジン搭載のGLE400d 4MATIC スポーツ、直列6気筒ガソリンエンジンと「ISG」を搭載したGLE450 4MATIC スポーツという、魅力的な3モデルを用意している。
新型GLEのエクステリアデザインは、メルセデス・ベンツのデザイン思想“センシュアル・ピュアリティ(官能的純粋)” を具現化し、現代的ラグジュアリーを表現している。感性と知性が調和した力強い存在感が大きな特徴で、細かなエッジやラインを減らして面を強調するなど、本質的に重要なものだけを残す質実剛健なデザインとなっている。
また、長いホイールベースと短いオーバーハング、ボディ幅いっぱいまで張り出した大径ホイールを備え、GLEの快適な 室内空間と走破性の高さを明示。フロントは、クローム仕上げのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットが SUVとしての存在感とパワーを表現している。
GLE300d 4MATICの標準モデルでは、 ラジエーターグリル内に特徴的なツインルーバーデザインが装備されSUVらしさを強調する一方、AMGライン仕様とGLE400d 4MATIC スポーツ、GLE450 4MATIC スポーツ(ISG搭載モデル)では、ダイヤモンドグリルとシングルルーバー、バンパー下部左右に配置された2本のフィンなど、スポーティさを強調するデザインとなっている。
マルチビーム LEDヘッドライト(ウルトラハイビーム付)は、片側84個のLEDを備え、2本のLEDポジショニングライトが印象的なデザインとなっている。 GLE300d 4MATIC は AMGライン仕様の場合、GLE400d 4MATIC スポーツ、GLE450 4MATIC スポーツに標準装備される。
サイドビューは、Mクラス時代から変わらぬ力強いCピラーと、特徴的なリアクォーターのガラスエリアのデザインが健在。GLE300d 4MATICの標準モデルでは、ホイールアーチの太いライナーが印象的で、ルーフレールとともに堅牢なSUVとしての性格を際立たせている。
リヤエンドも、アスレチックなフォルムが印象的だ。とくにCピラーから、新デザインの 2分割リヤコンビネーションランプにかけては、肩の筋肉を思わせる逞しいラインを描いている。
リヤコンビネーションランプは、リフレクターが下部に移動したことで、いっそうスリムなデザインとなり、ボディのワイドな印象を引き立たせている。新型GLEのエアロダイナミクスは、先代モデルより大幅に改善し、このセグメントトップのCd 値 0.29を誇る。
インテリアは、ラグジュアリーでエレガントなデザインと、MBUXの高度なデジタル技術が特徴。ダッシュボードには12.3インチワイドディスプレイと12.3インチコックピット ディスプレイを装備し1枚のガラスカバーで融合することで、ドアパネルまで流れるような 先進的なデザインを描いている。インテリアトリムも同様に、一方のフロントドアから反対側のフロントドアまで続く水平ラインがアクセントとなっている。
センターコンソール には、SUV特有の装備として、大きなグラブハンドルを左右に設けた。4つに水平に 並んだ四角いエアベントは、標準モデルのフロントグリルに採用されているルーバーのデザインがモチーフとなっており、メルセデス・ベンツの SUV のエッセンスを表現している。
滑らかなレザーやトリムには上質感が溢れ、デザインを一新したスイッチ類は金属の質感を備えている。また、前席にシートベンチレーターと温冷機能付きカップホルダーを採用し、 長距離移動などでの快適性をさらに高めた。
新型GLEのホイールベースは先代モデル比80mm増と大きく延長され、居住性と積載性が向上しており、A ピラーが先代より直立方向に起こされたために乗降性も改善。2 列目はこのセグメントの SUV としては世界初となる 6 ウェイフルパワー シートを全モデルに標準装備する。
レッグルームは先代比 69mm増の1045mmとなった。左右のシートが約100mmの範囲で、それぞれ前後電動でスライド可能だ。40:20:40 分割可倒式バックレストは電動角度調整式、左右ヘッドレストの高さは 電動調整式となっています。全モデル標準装備の 3 列目シート(ふたり掛け)は可倒式で、フレキシブルなシートアレンジが可能である。
3 列目シート使用時のラゲッジルームスペースは160リットルで、2、3 列目シートを倒すと最大 2055リットルまで広がる。また、トランクスルーで積み込める横幅が72mm拡大されたことで、長尺物もより簡単に積載できるようになった。さらにAIRMATICサスペンション装備の場合は、スイッチ操作によりリアの車高が約 40mm下がり、よりスムーズな荷物 の積み下ろしが可能となる。
新型GLEの予約は全国のメルセデス・ベンツ正規販売店で開始され、納車はISG搭載モデルのGLE450 4MATIC スポーツは本日から、GLE400d 4MATIC スポーツは8月以降、GLE300d 4MATICは11月以降と予定されている。
車両本体価格
メルセデス・ベンツGLE300d 4MATIC (右) 【940万円】
メルセデス・ベンツGLE400d 4MATIC スポーツ(右) 1089万円 【1109万円】
メルセデス・ベンツGLE450 4MATIC スポーツ(右) 1132万円【1153万円】
※【】内は、2019年10月1日以降に納車・登録し、消費税率10%が適用時の予定価格。
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