コンチネンタルタイヤ・ジャパン:タイヤの状態をリアルタイムで管理するシステム「Conti C.A.R.E.」
MotorFan / 2019年9月19日 14時50分
2019年のフランクフルトモーターショー(IAA)において、コンチネンタルは、包括的な技術システムの「Conti C.A.R.E.」(コンチ・ケア)を発表した。
「Conti C.A.R.E.」(Connected:接続、Autonomous:自律、Reliable:信頼、Electrified:電子化)は、ホイールやタイヤ技術のネットワークを緻密に調整し、求められる性能特性の管理がしやすいことを表している。これらの特性は、個々のモビリティあるいはシェア・モビリティのシナリオ双方において、電気、自動運転の要件とも綿密に連携している。ウェブベースのContiConnect Live(コンチ・コネクトライブ)アプリと連動することで、Conti C.A.R.E.は、コストを最適化するだけでなく、パフォーマンスを向上するなど、最新のロボタクシー車両向けにタイヤ管理の手段を提供する柔軟なシステムソリューションを構築する。
Conti C.A.R.E.タイヤは、タイヤ構造内に組み込まれたセンサーが特徴で、そのセンサーが、トレッドの溝深さや損傷の可能性、タイヤ温度と空気圧に関するデータを生成し、継続的に評価する。ContiSense(コンチ・センス)と名付けられたこの監視システムが、タイヤの状況に関する情報をContiConnect Liveに送信し、車両管理者がモビリティの管理を効率的に行えるようにする。
もうひとつの革新的なアイデアが、ホイールに組み込まれた遠心ポンプを活用して空気圧を能動的に調節するシステム。車両が加速すると、ホイール内の遠心力がポンプに作用して、圧縮空気を生成する。この耐圧技術は、タイヤの空気圧を常に最適な範囲内に保ち、CO2排出量の持続可能な減少を達成するのに役立つ。余分な圧縮空気は一体型タンクに保管されるが、増圧技術により、この空気は、さまざまな運転状況に応じてタイヤ空気圧を即時に調節するために使用される。
サイレント・ホイールコンセプトでは、運転時に発生する振動を軽減して優れた乗り心地を提供する、改良されたホイールリムが紹介された。
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