ランボルギーニ・ウラカンEVOに後輪駆動モデル「ウラカンEVO RWD」が設定! V10エンジンは610psと560Nmを発揮
MotorFan / 2020年1月7日 12時35分
アウトモビリ・ランボルギーニは1月4日、ウラカンEVOに後輪駆動仕様となる「ウラカンEVO RWD」を設定したことを発表した。カスタマーへの納車は2020年の春から始まる。日本市場における予定販売価格は2412万6941円(税抜)である。
心からドライビングを楽しみたいドライバーに向けたモデル
ミッドシップに搭載されるのはすでに販売されているウラカンEVO(4WD仕様)と同じ5.2LV型10気筒自然吸気エンジンだが、RWD用のスペックは610psと560Nm。この値は4WD仕様車のそれより30psと40Nm下げられている。一方で、RWD化による軽量化により、乾燥重量は4WD仕様より33kg軽い1389kgを実現している。
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ウラカンEVO RWDの0-100km/h加速タイムは3.3秒、0-200km/h加速は9.3秒をマーク。このパフォーマンスデータは4WD仕様に対してそれぞれ0.4秒、0.3秒劣るが、325km/hの最高速は同じだ。同社の説明によると、ウラカンEVO RWDはストレートスピードや最速ラップタイムにフォーカスしているわけではなく、心からドライビングを楽しみたいドライバーに向けたモデルとして生み出されたという。
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同社のステファノ・ドメニカリCEOはこのモデルについて次のようなコメントを発表している。
「ウラカンEVO RWDは運転を楽しむためのクルマです。マシンがドライビング・エクスペリエンスを生み出します。このクルマはランボルギーニの技術の原点を思い出させるでしょう。ドライバーがこのモデルのパフォーマンスの中心となって、直接的なフィードバックと心を揺さぶるドライビング・エクスペリエンスをコントロールできます。ウラカンEVO RWDのパフォーマンスは人間とマシンのハーモニーから生まれます。運転技術とこのモデルの後輪駆動が、バランスのとれたダイナミクス、物理的なフィードバック、そしてピュアなパフォーマンスを実現します。ウラカンEVO RWDがウラカンのラインナップに加わったことで、初めてランボルギーニに乗るお客様も、最高のドライビングを求めるお客様も、ともに魅力を感じていただけるでしょう」
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最新のパフォーマンス・トラクション・コントロール・システム「P-TCS」は、ウラカンEVO RWDのために採用されたデバイス。ドリフトや横滑り後の再調整のフェーズでもトルクが得られるようになっている。一般的なトラクション・コントロール・システムの場合、急にトルクが遮断され、車両が完全に安定してから再びトルクを発生させるが、P-TCSは前もってトルクを発生させ、急激なトルク低下を防げるので、コーナーを抜ける際にトラクションが向上する。
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4WD仕様と同様に、ドライビングモードはステアリングホイールに設置された「ANIMA(Adaptive Network Intelligent Management)」によって変更可能だ。「ストラーダ」モードでは後輪のスリップを抑制してあらゆる状況で安定と安全を確保。グリップの低い路面ではP-TCSが先を見越してトルクを管理する。
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「スポーツ」モードは、P-TCSが運転を楽しむために機能する。加速時には後輪を横滑りさせて簡単にドリフト走行が楽しめる一方で、オーバーステアが急激に大きくなるとシステムが検知して後輪に伝わるトルクを制限。ドライバーはクルマを完全にコントロールし、安定させることができる。
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「コルサ」モードでは後輪のスリップを調整し、コーナー出口で最適なトラクションと敏捷性を発揮し、ドライバーはクルマのパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。P-TCSの干渉は以前のウラカンRWDと比べて30%もスムーズになり、コーナー出口のトラクションは20%向上。オーバーステアについては30%向上している。
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外観はボディの前後でRWD独自のデザインが与えられた。大型化されたフロントエアインテークには新しいスプリッターと垂直フィンが備わり、精悍なフロントマスクを実現。グロスブラックのリヤバンパーにはRWD専用の最新ディフューザーが装着されている。
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8.4インチのHMIタッチスクリーンをセンターコンソールに備えるインストルメントパネルをはじめ、Apple CarPlayへの対応を含むインフォテイメント機能やコネクテッド機能は4WD仕様と同様に採用されている。
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