ベントレーの旗艦「ミュルザンヌ」が今春で生産終了。有終の美を飾る最終モデル「6.75エディション・バイ・マリナー」が世界30台限定で登場!
MotorFan / 2020年1月16日 11時40分
1月14日、ベントレー・モーターズはフラッグシップサルーンの「ミュルザンヌ」の生産を今春で終了することを発表するとともに、最終モデルとして「ミュルザンヌ6.75エディション・バイ・マリナー」を、世界30台限定で発売すると発表した。
内外装やエンジンルームに「マリナー」による特別な仕立てが施される
1980年に登場したミュルザンヌは、ベントレーを代表する4ドアサルーンとしてラグジュアリーセグメントのベンチマークを確立した。搭載される6.75LV型8気筒エンジンのデザイン、エンジニアリング、ハンドビルドはすべて英国クルー工場で行われており、現在生産されているV8エンジンのなかで最も長い歴史を誇る。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233681_202001152134050000001.jpg)
この強力なエンジンは、1959年に「ベントレーS2」モデルに初搭載されて以来、数十年にわたって幾度となく改良が施されてきたが、V8の象徴である基本的な構造とサイズは60年経った今も当時のまま。この限定モデルに添える「6.75」とは、6.75Lエンジンが今年で60周年を迎えたことにもちなんでいる。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233683_202001152134230000001.jpg)
同社のビスポーク部門「マリナー」によって製作されたこの限定モデルは、537psと1100Nmを発揮する6.75LV型8気筒ツインターボエンジンを搭載した高性能版「ミュルザンヌ・スピード」がベース。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233685_202001152140090000001.jpg)
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233685_202001152140090000002.jpg)
エクステリアでは、グロスブラックのブライトウェアを配するとともにブライトクロームの縁取りを加えた前後ライトを装着。ボンネットフード先端のマスコット「フライングB」や、「マリナー・セレニティ」ラジエーター・グリル、エキゾーストフィニッシャーはダークティンテッド仕上げとされ、より引き締まった、洗練されたアピアランスを実現している。ミュルザンヌ・スピード専用21インチ5スポークホイールはブライトマシニング仕上げだ。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233687_202001152135210000001.jpg)
エンジンルームでは、インテークマニホールドを従来のシルバーからブラックに変更。エンジンナンバープレートは、そのエンジンを組み立てた職人のサインを入れるのが通常だが、この限定モデルでは、同社のエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOのサインが入る。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233689_202001152135550000001.jpg)
インテリアにもこの限定モデルならではのディテールが見られる。レザーハイドはシングルトーンで「インペリアルブルー」「ベルーガ」「ファイアーグロー」「ニューマーケット・タン」の4種類をそろえ、専用のカラースプリットを採用。シルバーのシートパイピング、センターコンソール周囲のレザーハイド、ディープパイルオーバーマットのバインディング、シートとドアインサートのパーフォレーテッドレザーからのぞくアクセントカラーなどがインテリアに趣をプラスする。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233691_202001152137210000001.jpg)
センターコンソールとリヤキャビンコンソールのウッドパネルにはシルバーのペイントを施し、フロントコンソールには金属製の記念プレートがはめ込まれる。フェイシアとウェストレールは高光沢のグランド・ブラック仕上げとし、ウェストレールには「ダークエンジンスピン」模様をあしらったアルミニウム製インサートが装着される。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233693_202001152138130000001.jpg)
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233693_202001152138130000002.jpg)
さらにエアベントの操作ノブが「オルガンストップ」仕様ではなくエンジンオイルキャップをミニチュア化したデザインに変更。そして「6.75 EDITION」のモチーフは各シートに刺繍されるほか、エクステリアとエンジンルームにこのモチーフをデザインしたクロームバッジを装着。LEDウエルカムライトにもこのモチーフが投影される。
さらにインストルメントパネル中央に設置される時計とマイナーゲージの表示面にはエンジン断面図を模したデザインを用いるなど、細部にまでこだわった仕立てが光る。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233695_202001152139000000001.jpg)
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233695_202001152139000000002.jpg)
ミュルザンヌ6.75エディション・バイ・マリナーをもって、ミュルザンヌは今春、その生産が終了する。ミュルザンヌの後を継いでベントレーの旗艦サルーンとなるのはフライングスパーになる。なお、同社は2023年までに全モデルにハイブリッド仕様車を導入する予定だ。
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10013274/big_2233697_202001152139410000001.jpg)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
第4世代へ生まれ変わった「コンチネンタルGTスピード」が、海底トンネルでの世界最速記録を樹立
IGNITE / 2024年6月30日 22時30分
-
ベントレー史上最もパワフルなロードカー第4世代「コンチネンタルGTスピード」
マイナビニュース / 2024年6月27日 12時42分
-
ベントレー史上最強の782馬力、『コンチネンタルGTスピード』新型を欧州発表
レスポンス / 2024年6月26日 12時0分
-
新型コンチネンタルGTスピード:生まれ変わった究極のグランドツアラー
PR TIMES / 2024年6月26日 10時45分
-
日産が新型「流麗セダン」初公開! “キラキラ”大型グリル&精悍ホイール! 最新機能モリモリの小型セダン「セントラ」ブラジルで発売!
くるまのニュース / 2024年6月25日 6時40分
ランキング
-
1「ユニクロ・GU・COSのTシャツ」全部買ってわかった“本当にコスパが高い傑作アイテム”
日刊SPA! / 2024年7月17日 18時37分
-
2イケアのモバイルバッテリーに“発火恐れ” 製造不良で一部自主回収…… 海外では事故も発生
ねとらぼ / 2024年7月17日 20時10分
-
3第171回芥川賞は朝比奈秋さんと松永K三蔵さんがダブル受賞
産経ニュース / 2024年7月17日 18時4分
-
4なぜ?「N-BOX」新型登場でも10%以上の販売減 好敵「スペーシア」と異なる商品力の改め方
東洋経済オンライン / 2024年7月17日 9時30分
-
5ドラマ「西園寺さん」ヒットの予感しかない3理由 「逃げ恥」「家政夫ナギサさん」に続く良作となるか
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 20時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)