日産の軽スーパーハイトワゴンが全面改良を機に車名を「ルークス」に変更! 税込141万5700円から
MotorFan / 2020年2月26日 5時20分
2月25日、日産自動車は軽スーパーハイトワゴンのデイズルークスを全面改良するとともに、新型の車名を「ルークス」に変更。3月19日に発売すると発表した。税込車両価格は141万5700円〜206万6900円だ。
「プロパイロット」にミリ波レーダーを追加して、よりスムーズな制御が可能に
デイズ ルークスは、便利で乗降性の良いオートスライドドアや、衝突回避・被害軽減を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」などの採用により、2009年の初代発売以来、累計で約61万2000台が販売された実績を持つ。そんなデイズ ルークスは今回の全面改良を機に、車名が「ルークス」に変更された。
新型「ルークス」は、現行デイズで好評のプラットフォームを採用し、大人4人がゆったりと過ごせるクラストップレベルの広い室内を実現した。座った際の膝まわりのスペースも十分に確保。後席ニールームは795mmだ。また、1400mmを実現した後席室内高により、小さな子供なら立ったまま着替えることもできる。荷室は床面の長さを675mm確保したことで、48Lのスーツケースを4個同時に積載することが可能となっている。
後席スライドドアの開口幅は650mm。このスライドドアは、片足を車体の下にかざすだけで自動開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」を採用(一部のグレードには両側に装備)。荷物などで両手が塞がっていても楽にドアを開閉することができる。後席は最大320mmスライドするため、前方にスライドすると運転席に座ったまま、後席に座っている子供に手が届く。
また従来型と比較して、前席シートのヒップポイントを60mm高くしたことにより、広い視界を確保。さらに、小さな子供や年配者の乗り降りをサポートする、助手席側スライドドアの「オートステップ」がオプション設定された点も新型の特色だ。
エンジンは現行デイズで好評を得ている「BR06」エンジンを、新型ルークスに合わせて最適なセッティングを施して搭載。力強い走りを実現している。従来型よりもエンジンの骨格を高剛性化したことで、エンジン音の静粛性も向上。これに加えて、ロードノイズの音源となるエンジンまわりやドアまわりに収音材を効果的に廃止することにより、静かな室内空間を実現している。
現行デイズで軽自動車に初めて搭載された運転支援技術「プロパイロット」は、さらに進化させたうえで新型ルークスに採用。新たにミリ波レーダーを追加し、より遠くの先行車の状況を検知し、スムーズな制御が可能となった。
そのほか運転支援機能の面では、前方を走行する2台前の車両を検知し、急な減速などにより 自車の回避操作が必要と判断した場合には警報によってドライバーに注意を促す、「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)」を軽自動車として初めて採用。さらにハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」や、前方の車両進入禁止標識、最高速度標識、一時停止標識の3つの標識を検知する「標識検知機能」、「インテリジェント DA(ふらつき警報)」、「先行車発進お知らせ」などを搭載(グレード別設定)している。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」は、ミリ波レーダーの採用により、夜間での性能が向上した。
ハイウェイスターシリーズには、もしもの事故の際の自動通報はもちろん、あおり運転や急病などの緊急事態にも手動で通報できる「SOSコール」が標準搭載された。
ハイウェイスターシリーズは、堂々とした佇まいで、より大きく見えるワイド感と高い質感で「作り込まれた」存在感を放つエクステリアに、洗練された空間と直感的な使い勝手で、「きれい」に「楽」に使え、さらにディテールにもこだわり、クラスを超える品質のインテリアを組み合わせた。一方、スタンダードシリーズは、上品で洗練されたモダンでシンプルなスタイルで、明るいグレージュの内装色により包まれるようなリラックス感あふれる室内空間を実現。オプションインテリアでは、ブラックとモカをベースとしたスタイリッシュなコーディネーションも選べる。
●新型「ルークス」モデルラインナップ
・S:141万5700円(2WD)/154万9900円(4WD)
・X:154万6600円(2WD)/168万800円(4WD)
・ハイウェイスターX:173万4700円(2WD)/186万8900円(4WD)
・ハイウウェイスターXプロパイロットエディション:184万3600円(2WD)/197万7800円(4WD)
・ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション:193万2700円(2WD)/206万6900円(4WD)
※価格は消費税込み
新型「ルークス」の登場と合わせて、日産の関連会社オーテックジャパンの手がけるカスタマイズモデル「AUTECH」仕様や、「ライフケアビークル」シリーズも一新された。
新型「ルークスAUTECH」は、「X」グレードがベース。エクステリアはオーテックブランド車共通の表現であるドットパターンのフロントグリルを採用。ドットパターンはジュエリーのような丸みを帯びたデザインとし、プレミアムかつエレガントな印象を表現している。また、フロントバンパーに施したアクセント、ドアミラー、アウトサイドドアハンドルをシルバーカラーとしたほか、専用デザインのアルミホイールを採用することで、上質さと洗練さが目を惹くスタイルに仕上げられている。
インテリアは、ブラウンとアイボリーのコントラストのある2色を配色し、シート地、インストパネルにレザー調素材を採用することで、暖かみがあり上質な心地よさに包まれるような空間を演出。また、シート、インストパネル、専用カラーの本革巻ステアリングにはブルーステッチが施されている。
●新型「ルークスAUTECH」ラインナップ
・AUTECH:174万7900円(2WD)/188万2100円(4WD)
※価格は消費税込み
「ライフケアビークル」シリーズには、助手席が車両の外側に電動で回転・昇降することで、車への乗り降りが容易にできる「助手席スライドアップシート」仕様や、福祉施設や病院などで、少人数や住宅地の狭い道での送迎時に、利用者がスムーズに乗り降りし、走行中もより安心して乗車ができるよう工夫を施した「送迎タイプ」をラインナップしている。
●新型「ルークス」ライフケアビークル ラインナップ
[助手席スライドアップシート]
・ベースグレード「X」:180万1000円(2WD)/192万3000円(4WD)
・ベースグレード「ハイウェイスターX」:197万2000円(2WD)
・ベースグレード「ハイウェイスターXプロパイロットエディション」:207万1000円(2WD)
[送迎タイプ]
・ベースグレード「S」:147万700円(2WD)/160万4900円(4WD)
・ベースグレード「X」:163万4600円(2WD)/176万8800円(4WD)
※価格は消費税非課税(送迎タイプはオプションの助手席スライドアップシートを装着した場合)
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