メルセデス・ベンツの新型「GLA」に高性能モデル「AMG GLA 45 4マチック+」が登場! 標準モデルと上級版「S」の二本立て
MotorFan / 2020年2月27日 18時40分
2月26日、ダイムラーは昨年12月に発表したメルセデス・ベンツの新型「GLA」(日本未導入)に、高性能版となる「メルセデスAMG GLA 45 4マチック+」「メルセデスAMG GLA 45S 4マチック+」を設定したことを発表し、3月3日に開幕するジュネーブ・モーターショー2020で披露する。
0-100km/h加速は標準モデルで4.4秒、「S」は4.3秒をマーク
搭載されるパワートレインは2.0L直列4気筒ターボエンジンと8速DCT(AMGスピードシフトDCT 8G)。エンジンスペックは「GLA 45」が387hpと480Nm、上級仕様となる「GLA 45S」が421hpと500Nmを引き出す。
0-100km/h加速タイムは「GLA 45」で4.4秒、「GLA 45S」で4.3秒と、ピュアスポーツカーに引けを取らない加速性能を発揮。最高速度はそれぞれ250km/h、270km/hでリミッターが介入する。ちなみに欧州複合モード燃費は「GLA 45」で最高11.0km/L、「GLA 45S」で10.9km/Lだ。
新型GLA45では、ボディからシャシー、足まわりにいたるまで専用に強化を実施。エンジン下部には「シアリングプレート」と呼ぶ軽量のアルミプレートを装着してフロントのねじり剛性を高め、ボディの縦、横方向のねじれを大幅に減少。コーナリング時やブレーキング時などのロールやピッチも減少させている。
専用設計のアダプティブステアリングや、アダプティブダンピングシステムを採用したサスペンション「AMGライドコントロール」の搭載も、質の高い走りに寄与。4輪駆動システムは「AMGパフォーマンス4マチック+」で、リヤアクスルには「AMGトルクコントロール」を搭載したディファレンシャルを採用している。
エンジンやトランスミッションを含むこれらのコンポーネントは、ドライブプログラム「AMGダイナミックセレクト」によってドライバーが任意に設定できる。走行モードは、滑りやすい路面などで効果的な「スリッパリー」をはじめ、「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」「インディビデュアル」「レース」の全6つを用意。レースモードは「GLA 45S」に標準、「GLA 45」にはオプションの「AMGダイナミックプラスパッケージ」を選択すると設定される。
ブレーキシステムも強化版だ。フロントが350×34mmディスクと4ピストン固定キャリパー、リヤが330×22mmディスクと1ピストンフローティングキャリパーを採用。ディスクはドリルドタイプで放熱性に配慮されている。なお、「GLA 45S」および「GLA 45」のAMGダイナミックプラスパッケージ装着車では、フロントブレーキが360×36mmディスクと6ピストンキャリパーの組み合わせとなり、キャリパーはレッドにペイントされる。
内外装は新世代AMGモデルに共通するデザインテイスト。エクステリアでは、AMGならではの「パナメリカーナ」フロントグリルやパワードーム付きのフロントフード、シルバークロームのフロントスプリッターやサイドにフィンを追加したフロントバンパー、リヤディフューザーに組み合わせる片側2本出しの丸型デュアルテールパイプ、そしてルーフエンドスポイラーといったディテールの数々が、ハイパフォーマンスモデルを実感させる。
AMGカーボンファイバールックトリムを採用するインテリアは、人工皮革「ARTICO」とマイクロファイバー「DINAMICA」を表皮に用いたスポーツシートを装備。「GLA 45S」ではさらにハイパフォーマンスな走りが表現されており、シートやステアリングホイールの12時位置などイエローのアクセントが入るほか、ナッパレザーとDINAMICAを組み合わせたAMGパフォーマンスステアリングホイールなどが採用されている。
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