旧型レーダー式オービス撤去ポイントに復活した、怪しい緊縮財政型(?)オービスの正体、とは?
MotorFan / 2020年4月25日 7時30分
国道19号線下り、岐阜県土岐市和泉町に設置されていたオービスが撤去されたのは、2018年春。なにしろ寿命間近か、いや、すでにダミーと言われていた旧型レーダー式ということで、誰もが「当然の成り行き」と思っていたはずだ。ところが! なんとこの4月に同じ場所に同じ機種のオービスが突如、復活! 一体、なぜ?
相変わらずダミーの可能性、激高!?
この三菱電機製のレーダー式オービスが登場したのは、もう40年も前の話。しかも、数々の誤測定疑惑により、その三菱電機は10年以上前にオービスの製造&保守から撤退している。そのため、いまだに各地に残存する同型オービスはほとんどダミーの可能性が高いと言われ、すでに過去の遺物化していると言っても過言じゃない。
ところが、今回、復活したオービスは、まさにそのポンコツレーダー式オービス。最新型のレーダー式とレーザー式の移動オービスを県内くまなく意欲的に活用している岐阜県警の所業とは、とても思えない。オービス撤去により交通事故が増えたとしても、今更、過去の遺物を引っ張り出してくるよりも、ご自慢の移動オービスやレーダーパトカーで取り締まりを強化すればいいだけの話、だからだ。
となると、答えは簡単。このポンコツは、たぶんだが、「ダミー」だと思ってもよさそうだ。事実、その取り締まり効率の悪さから、全国的に、特に一般道での新設が絶えて久しいだけに、「そこにある」だけである程度「スピード抑止」効果を発揮してくれるオービスの本来の特性を生かすべく、あえて旧型を復活させたと考えたほうがつじつまが合う。緊縮財政の今、コストが設置費用だけで済むというメリットも、でかい。
もちろん、あくまでも推測なので過信は禁物だが、どちらにしても、反則金目当てではなく、スピード抑止により悲惨な交通事故を防ぐというこのやり方は、当情報局も大賛成。今こそ不要不急の移動オービス購入費を含む取り締まり強化予算は、ぜひ、コロナ禍によりひどい目に合っている人に回しましょう!
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