純正を選ぶ前にちょっと待て！ 2020年夏 〈ハイスペック・カーナビ〉 3選オススメの理由を聞いて！ 【CAR MONO図鑑】

新車購入時にディーラーでは純正オプション品のカーナビを積極的に勧めるが、ちょっと待ってほしい！　市販カーナビならば多くのメーカーの豊富なラインアップから選べるうえ、独自の機能を搭載していたり、上質感あふれるルックスやケタ違いの大画面を備えていたりと、実力機ぞろいなのだ。今回はそんな中からカーグッズライターの浜先秀彰がオススメのハイスペック・カーナビ3機種を紹介しよう。 REPORT●浜先秀彰（HAMASAKI Hideaki）

①カロッツェリア サイバーナビ AVIC-CQ910-DC……価格：オープン（実勢価格：21万円前後／税別）

問い合わせ：パイオニア
電話：[phone]

オススメのワケ
１．ビッグデータ活用で快適ルートを提案
２．スマホ無しでYouTube視聴ができる
３．高度な運転支援機能の追加もOK

　サイバーナビはカロッツェリアのフラッグシップに位置づけられ、先進機能が特徴のシリーズ。最新モデルではネットワークスティックと呼ばれる通信モジュールを標準搭載（型番の末尾が-DCの機種）し、専用サーバーからさまざまな情報を取得できる。しかも通信機能は1年目は無料、2年目以降は１年で１万2000円（1カ月あたり1000円）の定額使い放題だ。

　通信はドライブの多くの場面で役立ち、スマートループなどビッグデータを利用した高精度な渋滞回避ルート探索や、天気予報、駐車場満空情報、最新ガソリン価格の取得などができる。エンタメ面でもYouTube再生、自宅に設置しているレコーダーのリモート再生などを実現。スマホやゲーム機のWi-Fiスポットとしても活躍する。

　オプションのマルチドライブアシストユニットを接続すれば、運転支援、ドライブレコーダー、監視カメラなどの機能も追加できる。

ナビ機能　　　★★★★★
エンタメ性能　★★★★★
操作性　　　　★★★★

②パナソニック ストラーダ F1X PREMIUM10 CN-F1X10BD……価格：オープン（実勢価格：19万円前後／税別）

問い合わせ：パナソニック
電話：[phone]

オススメのワケ
１．10型大画面ながら400車種以上に装着できる
２．違反や事故を未然に防げる安全・安心運転サポート
３．高画質＆長時間再生のブルーレイディスクに対応

　幅広いラインアップを持つストラーダの最上級機で、２DINサイズボディにフローティングスタイルの10型大画面を組み合わせている。独自のDYNABIGスイングディスプレイは前後角度、左右角度、上下、前後（取り付け時のみ）の調整ができ、ドライバーがもっとも見やすいポジションにセットすることが可能だ。現行車だけでなく旧車も含めなんと400車種以上への装着を可能にしている。

　ナビ機能は基本性能に優れたもの。視認性に優れた地図や親切なルートガイドを備え、VICS WIDE情報を活用した渋滞回避ルート探索も行える。また、パナソニック独自の安全・安心運転サポート機能を搭載し、運転に注意すべきポイントを表示や音で知らせてくれる。うっかりが原因の違反や事故を未然に防ぐ効果が期待できる。

　エンタメ機能での注目はブルーレイディスクに対応していること。高画質、長時間再生を存分に楽しめる。

ナビ機能　　　★★★★
エンタメ性能　★★★★★
操作性　　　　★★★★

③ケンウッド 彩速ナビ TypeM MDV-M907HDF……価格：オープン（実勢価格：13万5000円前後／税別）

問い合わせ：JVCケンウッド
電話：[phone]

オススメのワケ
１．スタイリッシュな9型大画面を搭載
２．業界トップクラスのハイレスポンス
３．豊富なシステムアップユニットを用意

　彩速ナビの中でもTypeMは最上級シリーズ。MDV-M907HDFは同社初のフローティングスタイルを採用し、9型大画面を搭載しながらも２DIN／200mmワイドサイズを持つ230車種以上への装着を実現している。

　また、業界トップクラスのハイレスポンスや独自のインターフェースを備え、ナビ機能を思いのままにコントロールできるのも特徴。素早い目的地設定やスムーズな地図操作が行える。エンタメ性能も充実し、ハイレゾ音源再生をはじめとした高音質が楽しめ、スマホとの連携も充実している。

　このほかユーザーの好みに合わせたシステムアップができるのも見逃せないポイント。2カメラ型ドライブレコーダーやHDリヤビューカメラ、HDリヤモニター、高度化光ビーコン対応ETC2.0車載器などを用意している。

ナビ機能　　　★★★
エンタメ性能　★★★★
操作性　　　　★★★★★