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ボルグワーナー:VTGターボチャージャーをグローバルOEMから大口受注獲得

MotorFan / 2020年9月9日 12時15分

ボルグワーナー:VTGターボチャージャーをグローバルOEMから大口受注獲得

ボルグワーナーは、最先端の可変タービンジオメトリー(VTG=Variable Turbine Geometry)ターボチャージャーを、グローバルOEMが生産する複数の車種向けに供給すると発表した。

 ボルグワーナー は、最先端の可変タービンジオメトリー(VTG=Variable Turbine Geometry)ターボチャージャーを、グローバルOEMが生産する複数の車種向けに供給すると発表した。これにより、ボルグワーナーはクリーンで高効率の動力を実現するためのソリューションを提供する世界的リーダーとしての地位を盤石なものとする。

 VTGターボチャージャーは、出力向上、有害な排出ガスの低減や耐熱性強化といった最新のハイブリッドや内燃機関に最適の性能を有する。 今回の供給契約により、ボルグワーナーは当該OEMとのこれまでのビジネスをさらに拡大し、数多くの車種に対し、広範囲にわたるバリエーションのテクノロジーを提供することになる。

 ボルグワーナーの新型VTGターボチャージャーは、供給先OEMが生産する1.0ℓガソリンエンジンに採用された。VTGターボチャージャーは必要な過給圧を供給すると同時に有害な排出ガスを低減させる。また、摂氏980度にも達する耐熱性を有しており、高温の排気ガスにさらされるような過酷な条件下で高い信頼性を確保する。ボルグワーナーの最新テクノロジーはさらにエンジンの低回転時における高い応答性、滑らかな動力伝達能力や燃料向上も実現させた。

 先進のVTGターボチャージャーは、効率を高めることで有望視されるミラーサイクルなど、最新のエンジンと組み合わせることができる。VTGターボチャージャーテクノロジーは、むしろこのように特殊なサイクルを採用するエンジンに適しており、内燃機関やハイブリッド車において非常に高い効果を発揮する。またこのテクノロジーは、ディーゼルエンジンからガソリンエンジンへの移行を促進するのに有効だ。

 世界中のほぼすべてのOEMに部品やコンポーネンツなどを納入しているボルグワーナーは、実績のある高性能ターボチャージャーを活用した多様なソリューションおよび、シングルソースサプライヤーとしての高い効率を自動車メーカーに提供している。

 ボルグワーナーエミッション/サーマル/ターボシステムズの社長兼事業本部長のジョー・ファドゥール氏(Joe Fadool)は、「ボルグワーナーは、今後強化される排出ガス規制や自動車業界における様々な変化に積極的に対処できる先進的な製品を開発することにより、お客様をサポートし続けます」、「 ガソリンエンジン用VTGターボチャージャーのような革新的技術は、将来強化されることが予想される排出ガス規制への対応に道を開きます」と述べている。

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