これが動かぬ証拠! 360°カメラで全周囲の状況をリアルに丸わかり!
MotorFan / 2020年9月30日 19時0分
人気急上昇中の「360°ドライブレコーダー」市場にケンウッドがついに参入。使いやすさと多機能を兼ね備えた実力派モデルの性能を実走チェックしてみた。 REPORT/PHOTO●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) 問い合わせ:JVCケンウッド 電話:0120-2727-87
ケンウッド DRV-C750……オープン価格(実勢価格:4万円前後/税込)
ケンウッドとしては初の360°カメラ搭載モデル。水平360°/垂直240°の画角は車内全体とともに、窓から見える車両周囲の状況を一度に捉えることができる。そのため何者かが車内に乗り込んでくるような場合や、あおり運転などで他車が接近してくるような状況を余さず撮影することが可能。
実際の記録映像を切り出したのが下の写真だが、「ラウンドモード」、「パノラマモード」、「2分割モード」、「4分割モード」の4タイプの記録モードを用意している。
ラウンドモードは円形の状態で画像を表示し、像は大きく歪むがカメラが捉えた映像をそのまま見られる。そしてパノラマモードはドライバーの上半身が映るイメージで、左右方向に広く撮影。窓越しに車両左右側方の状況がよくわかる。2分割モードはドライブレコーダーを境にして車両前方と車両後方の映像を上下に並べている。歪みが少ないため見た目が自然だ。4分割モードは車両前方、車内および後方、右側方、左側方を別々の画面に切り分けたもの。複数のカメラを使用しているようだ。
画質は一般的なドライブレコーダーと同レベルを保ち、2分割モードや4分割モードの最大解像度は2048×1536。F1.8レンズやHDR機能によって夜間やトンネルにも強い。
オプションのリアカメラを接続すれば、車両後方の状況を別ファイルで記録可能。フルHD画質で上の写真のようにすみずみまでクッキリ。独自のスモークシースルー機能によって色付きガラスの影響もほとんど受けず明るく鮮明だ。
さらに車載電源ケーブル(別売)を組み合わせると、当て逃げやいたずら、車上荒らしなどの対策に有効な最長24時間の駐車監視録画機能を実現。ボディへの衝撃や周囲の動体を検知して自動録画を行う。
多くの機能を持つが、ケンウッド製らしく操作はとても簡単。画面上のメニューリストはアイコン入りで読み取りやすく、右側面のボタンは大きく扱いやすい。各ボタンの役割が画面右端に示されるのも親切だ。
本体をフロンウインドーに貼り、シガーライターソケットから電源を取得するだけと取り付けは手軽にできる。リアカメラはリアウインドー内側に貼ってケーブルを本体左側面に接続する。
■GPS:搭載
■Gセンサー:搭載
■最大記録解像度:2048×1536
■最大記録画角:水平360°/垂直240°
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