第72回ゴールデングローブ賞ノミネート発表でアンジーが予想外の落選!

Movie Walker / 2014年12月12日 13時11分

7部門ノミネートのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(15年春公開)/[c] 2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

現地時間12月11日に、アカデミー賞の前哨戦ともいえるゴールデングローブ賞(以下、GG賞)のノミネート発表が行われた。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(15年春公開)が下馬評通り最多の7部門でノミネートされその強さを見せつけたが、今年も多くのサプライズノミネートもあれば、予想外の落選もあった。そのサプライズノミネートと“逆サプライズ”組を、米FOXニュース、huffingtonpost誌、NYデイリー・ニュース紙、Usウィークリー誌、deadline.com、バラエティ誌、米テレビのエンタテインメント・トゥナイトなどの情報をもとにまとめてみた。

今回、逆サプライズ組としてどのメディアも大きく取り上げているのは、アンジェリーナ・ジョリー監督作『Unbroken(原題)』だ。同賞のノミネーションを選出する外国人記者クラブのメンバーは、“大のスター好き”といわれ、『ツーリスト』(11)が作品賞及び、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーがそれぞれ主演男優賞と主演女優賞に選ばれたことが、驚きをもって伝えられたのは記憶に新しい。一方で、オスカー候補作(者)が総スカンを食らうこともあり、コーエン兄弟監督作『トゥルー・グリット』(11)は選出されなかった経緯がある。

アンジェリーナは、過去にテレビシリーズ「ジョージ・ウォレス/アラバマの反逆者」(97)と「ジーア/悲劇の友人」(98)でGG賞助演女優賞と主演女優賞、そして『17歳のカルテ』(99)で助演女優賞を受賞した実績があり、さらに女優としてはノミネート歴3回、監督デビュー作『最愛の大地』(11)ではなぜか外国語映画賞にノミネートされるという事態が起こったため、記者クラブのアンジー好きは有名な話として知られている。そして、『Unbroken』は早くからオスカー候補作としてあがっており、今度こそ「記者クラブが正当に選んだ」と評価されるはずの作品であった。しかし、そのアンジェリーナ監督作品が、作品賞及び、監督賞、主演男優賞(ジャック・オコンネル)、助演男優賞(MIYAVI)、そしてコーエン兄弟らが執筆した脚本賞で総スカンを食らい、まさに今回最大の逆サプライズ組となった。

『Unbroken』は、前日に発表された、俳優など同業者が選ぶ第21回全米俳優組合賞からも総スカンを食らうサプライズを受けており、これまでの下馬評を出してきた映画批評家たちと違って、同業者からはあまり評価を受けていないのではないかといわれ始めている。

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