テロ予告の影響で『チーム★アメリカ ワールドポリス』のリバイバル上映も中止へ

Movie Walker / 2014年12月19日 13時21分

『The Interview(原題)』の代わりに上映されるはずだった『チーム★アメリカ ワールドポリス』(04)/写真:SPLASH/アフロ

北朝鮮の関与が確認されている米ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントへのサイバー攻撃で、ハッカー集団“Guardians of Peace 平和の守護者たち”(以下GOP)がテロ予告をしたため、『The Interview(原題)』のクリスマス公開中止を余儀なくされたが、代わりにリバイバル上映されるはずだった『チーム★アメリカ ワールドポリス』(04)の上映も中止されることがわかった。

すでに上映の準備に取り掛かっていた3劇場の映画館のオーナーがツイッターで明らかにしたもので、配給元のパラマウント・ピクチャーズからの要請だという。

上映中止の理由は明らかにしていないが、デイリー・メール紙などによれば、同作は国際警察「チームアメリカ」が北朝鮮の指導者だった故金正日総書記(公開当時は生存)が、大量破壊兵器をテロリストたちに売りさばこうとしているとの情報をキャッチし、おとり捜査を実行するという政治パロディ映画で、内容は違えども、11年12月17日に亡くなった金正日をおちょくる内容になっている。

盛大な3周忌追悼大会を済ませたばかりの北朝鮮を別の意味で刺激することになる可能性があるため、パラマウント側も、ソニーと同じような復讐を恐れて判断したと考えられている。

社会保障番号や個人情報をハッキングされたソニーの元従業員らが、ソニーのセキュリティ管理がずさんだったとして訴訟を起こしているが、FBIの発表によれば、「今回のハッキングに使用されたマルウェアは非常に複雑化されたもので、既存の90%のセキュリティシステムを崩壊している。すべての企業の脅威になりうる」としており、現時点で被害を免れる手段は、ハッキングのターゲットにならないようにする以外にないことになる。

ソニーが公開中止を発表したにもかかわらず、新たにハッキングされた個人メールなどが流出しているが、これらが公開中止発表の前にメディアに流れたものなのかは明らかになっていない。また、中止を決めたことで、GOPが事前予告していた「クリスマスプレゼント」を取り消してくれるのかも不明で、事態の終息にはまだ時間がかかりそうだ。【NY在住/JUNKO】

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