【イベント報告】世界といのちの教室 夏休み特別編
国境なき医師団 / 2023年8月16日 11時5分
国境なき医師団(MSF)は7月30日、小学5・6年生対象プログラム「
」の夏休み特別編を開催。25人の児童が参加しました。
アフガニスタンでMSFの活動に参加した救急医の今村剛朗が講師を務め、人道危機の状況やMSFが行っている援助活動についてお話ししました。またアフガニスタンでの活動を通じて出会った患者さんの状況を伝え、人びとがけがや病気になる背景にまで思いをめぐらせてほしいと呼びかけました。
MSFの活動原則「独立・中立・公平」に基づいて考えるパートでは、2人の患者さんに対して薬が1人分しかない状況を想定し、どのように対応するかディスカッション。答えを出すのが難しい問いに悩み、ボランティアスタッフのサポートのもと、意見を交わしながらグループごとに結論を導き出しました。グループ代表者の発表の際には、グループのメンバーがサポートをしたり、他グループの発表に対して意見を発言したりするなど、積極的な姿勢で参加してくれました。
「世界といのちの教室」はオンラインを中心に実施していますが、今回は夏休み特別編として事務局での対面開催となりました。参加者が講師に直接質問をしたり、活動について伝える展示を見て写真を撮ったり、充実したイベントとなりました。
今後も家庭向け、学校向けに引き続き開催していきます。
参加者の感想
参加児童
講師のお話で、世界では何が起こっているのか、くわしく知ることができました!お友達にも国境なき医師団を広め、私は放送委員なので放送で全生徒に広めます!
参加児童
教室では、国境なき医師団についてネットではわからないような実体験も交えてお話ししていただいて、将来にいかせそうだなと思いました。また、教室の後に講師の方に現地の様子などをお伺いしたら、写真を見せながら丁寧に説明してくれてすごく面白かったです。
保護者
世の中には簡単に答えの出ない問い、AIに判断を任せられない問いがあふれていることに気づかされる良い機会でした。
保護者
活動している環境や活動内容を伺えて、私自身も改めて考えるきっかけを頂きました。帰宅後も子どもたちとゆっくり人道援助について話し合うことができました。
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