アフガニスタン:ヘラートで3度目の強い地震 負傷者100人以上が運びこまれる
国境なき医師団 / 2023年10月16日 19時6分
アフガニスタン西部ヘラートで、強い地震が相次いでいる。
まず10月7日にマグニチュード6.3の地震に襲われた。4日後の11日、再び地震が発生し、国境なき医師団(MSF)は医療テントを増設し、負傷した人びとへの支援を強化していた。
そして15日の朝──3度目の強い地震が、同地を襲った。
3度目の地震発生
10月15日午前8時6分に起きた3度目の強い地震は、マグニチュード6.3。MSFが支援するヘラート地域病院には、この地震で新たに100人以上の負傷者が運びこまれ、2人が死亡したと報告されている。
地震が発生して以降、MSFの医療チームは医療テントに入院している患者の治療を続けており、いまも77人が治療を受けている。15日には、17人の患者が退院できるとみなされたが、彼らは帰る家がないため、退院を拒んでいる。
ここ数日間で感じられる揺れが少なくなったことから、ヘラートの人びとは地震が落ち着き、生活の再建を始められるのではないかと期待を抱いていた。残念ながら、今回の地震で人びとの不安はより一層、大きくなった。
多くの人が3度目の地震が起こる前から、家が破壊された、あるいは地震による恐怖から家の中にいたくないという理由で、外や車の中、テントで眠っており、心の休まらない状況に置かれている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「ここで生きるより死なせてほしい」──反難民感情が高まるレバノンで、シリア難民が直面する恐怖
国境なき医師団 / 2024年7月19日 17時15分
-
ハイチ:空港再開を受け、ジャンボ機で80トンの物資を搬入 安全な物資輸送を引き続き訴え
国境なき医師団 / 2024年7月16日 17時17分
-
国境なき医師団、ミャンマー・ラカイン州北部での医療活動を停止
国境なき医師団 / 2024年7月3日 14時2分
-
空腹で薬が飲めない──食料不足の南スーダン、結核/HIV患者が直面する過酷な現実
国境なき医師団 / 2024年6月25日 17時13分
-
イエメンの人びとを襲う「死に至る下痢」──熱が下がらず意識を失う子どもたち
国境なき医師団 / 2024年6月24日 17時10分
ランキング
-
1米民主重鎮、決断を称賛=ハリス氏支持で対応分かれる―バイデン氏撤退
時事通信 / 2024年7月22日 9時50分
-
2バイデン大統領、米大統領選からの撤退を表明 代わりの候補としてハリス副大統領を指名
日テレNEWS NNN / 2024年7月22日 3時30分
-
3バイデン氏の決断尊重 英や独首相ら
共同通信 / 2024年7月22日 11時54分
-
4パリ五輪、4355人を「脅威」として排除 仏内相明かす、大会の治安対策で
産経ニュース / 2024年7月22日 11時27分
-
5《トランプ前大統領銃撃事件で使用》「全米で広く出回る」AR-15ライフル、日本の暴力団が「使わない」理由
NEWSポストセブン / 2024年7月21日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください