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【試してみよう!】栄養失調を見分ける「命のうでわ」

国境なき医師団 / 2024年7月10日 9時44分

夏休みの自由研究にもぴったり! 「命のうでわ」を試してみよう!

いま世界では、6秒に1人、5歳になる前の子どもたちが命を落としています*。その理由のひとつが「栄養失調(えいようしっちょう)」。必要な栄養が足りないため、病気にかかりやすく、回復も難しいのです。 栄養失調は、急いで治療(ちりょう)をしなればなりません。治療が必要な子どもを探すときに使うのが「命のうでわ」。実物大の「うでわ」を作って、どのように使うのか試してみましょう!

子どもの栄養失調がどれぐらい深刻(しんこく)か、色ですぐに判断できる「命のうでわ」。
生後6カ月から5歳の子どもたちの、二のうで(ひじと肩の間)に巻きつけて測るんだ。

「命のうでわ」を作ってみよう!

ダウンロードをして、実物大でプリントアウトしたら、


はさみで切り抜いて作ってみよう。

「命のうでわ」ダウンロード

※A3の用紙に「100%」のサイズ設定でプリントアウトしてください。

「命のうでわ」で測ってみよう!

二のうで(ひじから肩の間)を測ります。 メジャーになっている部分を、切り抜いた穴にベルトのように通して、うでに巻き付けてみよう。 矢印(↓)のあるところが、君のうでの太さだよ。 友達と一緒にやってみよう!

「命のうでわ」で比べてみよう!

今すぐ治療が必要な、とても危険な状態を示す「赤色」。実際はどのくらいの太さかな? 身近なものと比べてみよう。

栄養失調をおいしく治療!「RUTF」って何?

栄養失調の子どもたちに、国境なき医師団が配っているのが「RUTF」。子どもに必要な栄養素がバランスよく入っている、栄養治療食(えいようちりょうしょく)です。何キロカロリー? どれくらい保存できる? どんな味? 動画を見て、クイズに答えよう!

★RUTFクイズ★

Q1:RUTFひとつは何キロカロリー? Q2:タンパク質は何グラム入っているかな? Q3:常温で保存できるのは何年? Q4:どんな味? (※答えはこのページの最後を見てね!)

知っている? 栄養失調と国境なき医師団の取り組み

5歳未満で亡くなってしまう子どもたちは、年間で490万人もいます。その原因の多くに関わっているのが栄養失調です。毎日の食事が十分にとれず、病気の治療も受けられない子どもが、世界にはたくさんいるのです。 国境なき医師団は、「命のうでわ」を使って栄養失調の子どもを探し出し、診察(しんさつ)をしたり、栄養治療食を配ったりして、一人でも多くの子どもたちを笑顔にできるよう、活動しています。

国境なき医師団が行っている、栄養失調に関する動画や記事を集めてみたよ。
小さい子は大人の人と見てみてね!

★クイズの答え★

Q1:500キロカロリー 身近な食べ物より、多い?少ない? ごはん1杯やバナナ1本、給食1食分などと比べてみよう! Q2:13グラム タンパク質の他にも、ビタミンや鉄分など、子どもの成長に必要な栄養素がたくさん入っているよ! Q3:2年 空気が入らないようにしっかりと閉じて、2年間常温で保存できるんだ。電気もガスも水道も冷蔵庫もない場所でも、安全に食べられるね。 Q4:甘~い、ピーナツバター味! チョコやミルクの味を感じる人も。 子どもたちが大好きな味で、おいしく食べているうちに、どんどん元気になるんだ!

「命のうでわ」とは?

正式名称は「上腕周囲径計測帯」。英語ではMUAC(Mid-Upper Arm Circumference)と言います。国境なき医師団日本では、これを「命のうでわ」と呼んでいます。 生後6か月から5歳の子どもの二の腕(肘より上の部分)に巻き付けて、その太さを測ります。緑、黄、赤の3色に色分けされており、太さが緑色の範囲であれば問題なし、黄色の範囲は要注意、赤の範囲だと今すぐ治療が必要、ということが目視で簡単に判別できます。

*5歳未満児死亡数490万人 『Levels and Trends in Child Mortality 2023』(ユニセフ)

イラスト(しんぞー先生):Ayano Kinoshita

【次のアクション】国境なき医師団を通して世界を知ろう!

知ることが、世界の人道危機の状況を変える一歩になります。

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