ガザ、紛争激化からの1年
国境なき医師団 / 2024年9月13日 19時7分
2023年10月7日にイスラエルとハマスの紛争が激化してから、まもなく1年が経とうとしています。今も続く攻撃で多くの市民が犠牲となり、パレスチナ・ガザ地区の保健省によると、ガザにおける死者数は4万人を超えました。
国境なき医師団(MSF)は、すべての紛争当事者に攻撃の即時停止を求めるとともに、医療を必要とする人びとへの緊急援助を行っています。
命を救う活動を、どうぞご支援ください。
日本から派遣されたスタッフの声
救急医・麻酔科医 中嶋優子(国境なき医師団日本会長)
看護師 倉之段千恵
パレスチナにおけるMSFの活動
世界保健機関(WHO)によると、ガザにある36カ所の病院のうち20カ所が稼働していません(2024年8月時点)。人びとが医療を受けることは著しく困難になっています。 MSFでは現在、約700人の現地スタッフと約35人の国際スタッフがガザ地区内10カ所の医療施設で活動。外科治療や創傷ケア、理学療法、妊産婦と小児のケア、基礎医療、心のケアなどを行っています。 MSFはまた、ヨルダン川西岸地区でも活動し、暴力の激化が深刻な地域で住民に医療を届けるとともに人材の育成を行っています。 負傷者の治療 3万6000件以上
入院患者の受け入れ 1万件以上
産前ケア 1万2000件以上
現地からの報告
MSFが訴えること
- 即時かつ持続的な停戦が必要です。市民は保護されなければなりません。
- 医療への攻撃は止めなければなりません。医療施設や医療スタッフの保護を求めます。
- ガザの人びとへの人道援助が妨げられてはなりません。また、援助が道具として利用されることがあってはなりません。
- 何度も移動を強いられることや、過密状態での生活、物資の不足が、健康に深刻な影響を与えています。
命を救う活動を、どうぞご支援ください。
ラファ・インドネシア病院周辺で逃れる人びと=2023年12月27日 © MSF
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