【動画】「大学に行ってエンジニアになりたい」──11歳ディーマの話
国境なき医師団 / 2024年10月10日 11時37分
2023年10月7日、パレスチナ・ガザでの紛争が激化した。ガザ地区に暮らす11歳の少女ディーマはその3日後の2023年10月10日、自宅がイスラエル軍に空爆されて倒壊、重傷を負った。
ディーマは、ガザのシファ病院に入院。しかし、シファ病院も2024年3月、イスラエル軍に包囲され、避難せざるを得なくなった。のちに医療搬送が認められ、ヨルダンの首都アンマンで国境なき医師団(MSF)が運営する病院で治療を受けられるようになった。
ディーマは「恐怖や心配のない元の私たちに戻りたい。大学に行ってエンジニアになりたい」と、話す。
治療を要する患者とその保護者に医療搬送を
イスラエル軍の攻撃による負傷者は、9万5000人近くに及んでいる。世界保健機関(WHO)によると、ガザでは、少なくとも1万2000人が医療搬送(医療上の理由で国外施設に患者を移送すること)を必要としている。 負傷したパレスチナ人の中で、治療のためにガザを離れることのできた人は、ごく一部にとどまっている。また、医療搬送にはイスラエル当局の承認が必要だが、その手続きは、何カ月もの期間を要する上に、審査基準も不透明だ。 ヨルダンの首都アンマンにあるMSFの再建外科病院には、わずかな人数ながらもガザの子どもたちがエジプト経由で搬送されてきた。現在、MSFチームが治療にあたっている。 国境なき医師団(MSF)は、専門治療を要する患者とその保護者が確実に医療搬送できるよう、イスラエル当局に要請している。また、まわりの国々に対しても、ガザ外部における医療活動を受け入れるよう要請している。さらに、患者や保護者が希望する場合は、安全かつ尊厳あるかたちでガザに帰還できるよう求めている。
関連記事:https://www.msf.or.jp/news/detail/headline/pse20241008torf.html
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