口唇炎の治し方と予防方法を専門医が解説

マイナビニュース / 2017年3月21日 10時13分

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●基本的に特別な予防策は必要ない
紫外線やアトピー、口紅などのさまざまな原因で発症する口周りのトラブル・口唇炎。口元を魅力的に見せようとする女性からすれば、グロスやリップを使う度に気になって仕方がないことだろう。ただ、一度症状が出ると患部を指でいじったりなめたりしてしまうことで、意外と完治まで時間がかかるケースもある。治るまでに時間を要するのであれば、口唇炎をつくらない、すなわち予防をしっかりとすることが大切になってくる。

そこで今回は、南青山皮膚科 スキンナビクリニックの院長である服部英子医師に口唇炎の予防策や治療法についてうかがった。

○パッチテストで原因を調べる場合も

口唇炎の具体的な症状は「唇がカサカサして荒れる」「唇の皮がむける」「口周りが切れる」「口周りがかゆい」などで、口の周辺もしくは唇に発生する皮膚炎や湿疹全般が口唇炎に該当する。

その発症の原因はさまざまだ。女性の場合はリップや口紅が接触することに伴う「接触性口唇炎」のケースが男性よりも多くなる。アトピー性皮膚炎の人の部分的な一症状であったり、毎日の食事から栄養を十分に摂取できていないと、かさぶたや皮のめくれを伴う「剥離(はくり)性口唇炎」を発症したりする。その他では紫外線や口唇をなめることが原因となる場合もある。

ただ、原因は複数あるものの、予防にあたっては何か特別なことをする必要はない。服部医師は「例えばアトピーの人は乾燥が起きやすいので、寒くて乾燥しがちな時期に保湿をしっかりするのが口唇炎予防になります。それと、夏場なら紫外線対策をしっかりすることも重要です」と話す。季節に見合ったスキンケアをすることが、同時に口唇炎の予防につながるというわけだ。

これらのケアをきちんとしていても発症してしまった場合は、別の原因を突き止めるべく、問診を重ねていく。

例えば外食が続いていれば、ビタミン不足による剥離性口唇炎が疑われるため、こまめにビタミン摂取をすることが予防となる。患者が小児の場合は、無意識のうちに口唇をなめてしまい口唇炎を引き起こしている可能性があるため、なめることを意識的に止めさせて経過を観察。それで症状がよくなれば、今後も唇をなめることを控えるように導くことで再発防止につなげる。

中には金属アレルギーやラテックスアレルギーが原因で口唇炎になるケースもあるため、場合によってはパッチテストも実施。実際、金属性のコップなどで発症する人もいるという。ただ、原因さえわかれば予防をするのは容易になる。口唇炎が頻繁にできるという人は、まずその原因を突き止めることが予防への第一歩となると覚えておこう。

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