独身の不動産購入 - メリットとデメリット

マイナビニュース / 2017年12月31日 8時30分

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独身の間は気楽で、なかなか将来の設計も他人事かもしれません。筆者が若い頃に住宅メーカーでセールスエンジニアとして働いていた時に、住宅雑誌の取材を受けたことがあります。その時の記者の言葉が印象的でした。結婚年齢が比較的低かった当時、独身で30歳に近づくとそろそろ住まいを購入した方がよいのではと思い始めるようです。

しかし、住まいを購入してしまうと、特に女性はこのまま独身を続けてしまう様で、ちょっと躊躇(ちゅうちょ)するといった気持ちになるようなのです。低成長時代になり、資産形成の大切さが認識されてきた現在ではどのように意識が変化したのでしょうか。

○若い時、独身の時はリスクが少ない

若い時代は収入も頭金にする貯蓄も少なく、住宅ローンを組むのはリスクが大きいと考えがちですが、若い世代や独身ならではの利点もあります。収入が少なければよほど節約しないと頭金は用意できませんし、昔から「一人ぶちは食えないけど二人ぶちは食える」と言われるように独身生活は何かと浪費しがちです。でもアリとキリギリスの話にもあるように、先手必勝なのです。子供ができた段階で苦しい思いするよりも、より若い時に頑張れば、その分リスクは少なくなります。

若い世代の住まい購入のメリット

若く、体力もあり、病気等のリスクも少ない

うまくいかない事態が発生しても、十分取り返せる年代

親も現役であれば、一時的な支援を受けられる

子供の養育費等がまだ不要で、余裕がある

住まいを購入するときは万一の対策もあらかじめ考えておきましょう。下記は一例ですが、自分のケースをいろいろ考えてみてください。

リスク回避の事前対策

賃貸にしてローンを返せるかどうか、家賃想定額や市場性を調べておく

売却する際は、売却額がローン残高を下回らないか、地域の中古物件状況を調べておく

月々余裕をもって返済できるように、ローンの返済期間を長めに設定する。余裕分は貯蓄し繰り上げ返済をする

万一の場合は一時的に親に頼れるか親と話しあっておく

最初に親に借金して、ローン負担を少なくし、万一の場合に備える。ただし、贈与とみなされないように借用書を作成し、多少なりの利子をつけて返済している履歴を残すことが大切

○安易な不動産購入は、大きなリスクがある

若い時代の不動産購入はメリットがあるとは言え、安易に購入することは大きなリスクを伴います。手ごろな値段だというだけで、収益を目的に不良物件を2つも購入した案件がありました。本人は4人家族で1部屋に間借りして暮らしていて、奥さんが働き始めてようやく自分たちが住む物件を考え始めた時に、手持ちの不良物件がなかなか売れませんでした。中古物件を購入するケースもあると思いますが、中古物件の中には違法物件もあります。同じ規模の間取りに建て替えられるとは限りません。盛土や擁壁の強度が不十分と思われる土地も少なくありません。

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