Microsoft、開発者向けカンファレンス「Build 2018」を開催

マイナビニュース / 2018年5月8日 13時34分

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Microsoftが2018年5月7日(以下すべて現地時間)から3日間、ワシントン州シアトルで開催する開発者向けカンファレンス「Build 2018」。本稿では、初日基調講演から開発者向け情報を中心に紹介する。

改めて述べるまでもなく同社がクラウドベンダーを標榜(ひょうぼう)し、Microsoft AzureやOffice 365といったクラウドソリューションをビジネスの中核に置いているのは周知のとおりだ。だが、クラウド回りの技術は日進月歩。Microsoftは「新技術の追従は難しく、学習機会を増やさなければならない」(Microsoft EVP Cloud + AI Group, Scott Guthrie氏)と述べ、「Visual Studio Live Share」のプレビュー版を本日から公開した。

リアルタイムの共同作業をチーム間で実現し、コーディングやデバッギングの共同作業を可能にするVisual Studio Live Shareは、Visual StudioおよびVisual Studio Code上で動作し、無償使用可能である。一方がブレイクポイントを設定すると、もう一方にも反映され、ローカルホストで動作するWebアプリもポート共有を設定すれば、互いにデバッグの結果を確認できるという。

印象深いのはGuthrie氏が示した「Microsoft <3 OSS」というスライド。"<3"はハートマークを示す絵文字であり、MicrosoftのOSS(オープンソースソフトウェア)に対する愛情を示したものだが、その一環としてGitHub SVP Technology, Jason Warner氏が登壇し、Microsoftとの良好な協力体制の説明と、GitHub開発者向けソリューション「Visual Studio App Center+GitHub」の進捗状況を示した。

GitHubリポジトリをApp Centerに接続すると開発者はコミット時に構築して、数千におよぶ実機シミュレーター上で自動テストを行い、ベータテスターへの配布、分析やクラッシュレポートの収集、アプリストアへの展開を可能とする。また、Microsoft 365側からのアプローチとして、GitHubは通知メールにAdaptive Cardを組み込んだ。今後数週間以内に、Microsoft TeamsおよびOutlook経由で問題に対するコミットやプルリクエストのマージすることで、意思決定の合理化を図っている。

VSTS(Visual Studio Team Services)でもDevOpsを推進するため、リリースゲートという概念を用意した。次の環境に昇格する前に満たすべきアプリケーションの正常性基準を指定する4種類のゲートを設けることで、データ駆動型承認を可能とする。

VSTSの文脈では「DevOps project with AKS(Azure Kubernetes Service)」を新たに発表した。2017年11月に発表したAzure DevOps Projectsの1つだが、DevOpsパイプラインを容易にセットアップするため、AKSとAzure VM、Service FabricとAzure SQL Databasesをサポートする。また、RubyおよびGo Langが利用可能だ。AKS自体も自動パッチや自動スケーリングなどKubernetesのエコシステムをフル活用できる。この他にもDev Spacesへの対応も明らかにした。

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