14ボタン搭載で実売2,000円台の恐るべきコスパ、エレコム製ゲーミングマウス「M-DUX50BK」レビュー

マイナビニュース / 2019年4月28日 6時0分

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●発光ギミック非搭載でビジネスでも活躍
エレコムの「M-DUX50BK」は、ハードウェアマクロに対応した14ボタン搭載の有線マウスだ。いわゆるゲーミングマウスにカテゴライズされる製品だが、ゲーミングマウスにありがちな発光ギミックはほぼ皆無で、外観も一般的なマウスと大差ないことから、ビジネスユースでも違和感なく利用できる。

今回はこの製品について、多ボタンを利用したビジネスユースでの使い勝手にフォーカスして紹介する。

○14個のカスタマイズ可能なボタンが便利

本製品の最大の特徴は、ボタン数の多さだ。左ボタンの左上にある大型ボタンに加えて、親指が触れやすい左側面手前に円形ボタン、さらにその手前に2列×4個の小型ボタンを備えている。一般的なホイールマウスの3つのボタンを除外しても、左上および側面だけでなんと10個ものボタンを備えている。

さらに、デフォルトではプロファイル切り替えに割り当てられているホイール手前のボタンも、いざとなれば個別にキーを割り当てられるほか、ホイールはチルト対応なので、ホイールの左右方向にもキーを割り当てられる。

つまり、左右ボタンを除外して考えたとしても、左上および側面に10個、チルトホイール(左右)とホイールクリックで3個、さらにホイール手前に1個と、カスタマイズ可能なボタンの数は14個にもおよぶという贅沢さだ。一般的なホイールマウスの3ボタンに、3~4個の拡張ボタンを追加した程度の製品では物足りない人も満足できるだろう。

○小型ボタンはくさび形、使いやすい順に割り当て

これだけのボタンがあると押し間違えやすそうだが、左側面に並んだ2列×4個の小型ボタンはくさびの形状になっており、指先で個々を判別できるため、押し間違える可能性は低い。もちろん割り当て自体は覚えておく必要があるが、自分が使いやすいボタンから順番に割り当て、慣れるに従って徐々に増やしていけば、役割が分からなくなることもない。

また、これだけのボタンがありながら、指が届きにくいボタンがなく、無理なく押せるのも高評価だ。本体左側面の下に出っ張ったフリップに親指を乗せられるので、長時間握っていても疲れにくい。この手のマウスとしては珍しくラバーパーツが使われておらずプラスチック感は強めだが、チープさは感じず、またラバーによくあるベタつきとも無縁だ。

さらにゲーミングマウスにありがちな、発光ギミックを組み込んだ派手なデザインではなく、ガンメタルのオーソドックスな形状のボディゆえ、ビジネスユースで使う場合も違和感はない。唯一の発光ギミックとして、ホイール手前にプロファイル識別用のLEDはあるが、こちらも調和はとれており、点滅する動作もない。

●設定用ソフトウェアも死角なし
ゲーミングマウスということで、ユーティリティも充実している。

付属のソフトウェアは、5つのプロファイルを切り替えられる、いかにもゲーミング用途といった画面デザインだ。各ボタンのカスタマイズ機能はもちろんのこと、DPIの設定、さらには独立したマクロエディタなどが用意されている。言うまでもなく、これらはマウス上のオンボードメモリに保管され、別PCに接続した場合もそのまま動作する。

ボタンについては、それぞれを選択したのち、設定画面で役割を割り当てていくというオーソドックスな方式。キーの組み合わせを割り当てるにあたっては、本物と同じレイアウトの仮想フルキーボードが表示され、キーをクリックして割り当てていけるので、普段どのキーを押しているかを頭の中で再生しながら登録でき、非常にわかりやすい。

○マクロ登録は手動やレコーディングに対応

またマクロ機能も秀逸だ。エディタを使っての手動編集はもちろん、レコーディングでの記録に対応しているので、レコーディングでまずキー操作を記録し、そこから編集機能を使って操作間のウェイトを調整していける。これらマクロはマウス上に保存されるが、外部ファイルへの書き出しや読み込みにも対応している。

何より、これらマクロ機能がどれだけ充実していても、それを割り当てるボタンの数が少なければ、宝の持ち腐れになってしまうわけだが、本製品は前述のように割当先のボタンには事欠かないので、これまで登録したことがなかったコマンドも、いちどボタンに割り当てて試してみようかという気にさせられる。ハードウェアとソフトウェア、双方がうまく連携できている印象だ。

●期間限定? 実売2千円台の恐るべきプライス
本製品で賛否があるとすればケーブルだろう。ゲーミングマウスではおなじみ、強度を重視した布製のケーブルなのだが、マウス本体がゲーミングマウスとしては軽量な部類に入ることから、ケーブルのしなりを少し直しただけで、マウス本体が引っ張られて動いてしまうことが稀にある。

この価格でマウス本体にウェイトの調整機能までつけるのは難しいだろうが、マウスがわずかに重いか、あるいはケーブルがもう若干しなやかであれば、さらに使いやすかったかもしれない。

またホイール手前のボタンは、他のボタンよりもかなり硬い感触であるほか、ボタン自体も垂直に押し込むのではなく、やや後方に向かって倒し込むという、唯一特殊な仕様となっている。

これはもともと本ボタンがデフォルトではプロファイル切替用という、ほかと異なる役割に割り当てられているのが理由だが、個人的にはここは他と同じクリック感で、さらにホイール前方にもうひとつ同様のボタンを用意してくれれば、現在市販されている他社の多ボタンマウスのボタン配置をほぼカバーできるので、なおよかったのではと感じる。

同じ理由で、左ボタンの上方にある大型ボタン×1個も、やや小ぶりなボタン×2個であれば、ブラウザの「戻る」「進む」や、タブブラウザの「次のタブ」「前のタブ」など、対になる操作を割り当てやすかったかもしれない。

○抜群にリーズナブル、多ボタン好きにはたまらないマウス

とはいえ、これだけのボタンを搭載しつつ、また左右ボタンはオムロン社スイッチの採用によりクリック感も抜群ながら、驚くことに本稿執筆時点で複数のショップで2千円台という破格値で売られており、リーズナブルさでは群を抜いている。また、実際の使い勝手も申し分ない。

バリエーションとして、ボタン数は10個ながら左側面ボタンのサイズが大きいモデルのほか、モンスター級とも言える19個のボタンを搭載したモデルも(すでに販売終了ながら)流通在庫はまだあるようなので、興味を持った人は、そちらも併せてチェックしてみてほしい。
(山口真弘)

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