【ドコモ2019冬春】“らしさ”が光る、らくらくホンとキッズケータイ

マイナビニュース / 2019年10月20日 6時0分

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NTTドコモが2019年冬~2020年春に発売する新スマホ紹介、今回は「らくらくホン」と「キッズケータイ」の新モデルを見ていこう。らくらくホンは通話性能が上がり、迷惑メール対策機能が進化。キッズケータイは初めてタッチ操作に対応し、小学校高学年まで使える設計を採り入れている。
○迷惑メール対策が充実した「らくらくホン」

ドコモの2019-20年冬春モデルでは、高齢者向けに大きな文字表示&シンプルなメニュー構成を施した「らくらくホン」に新型モデルが登場した。

メニュー構成などは以前のモデル(F-02J)から大きく変わっておらず、歩数計機能や迷惑電話対策などもそのままだが、ディスプレイがより明るくなり、ユニバーサルフォントを採用することで視認性の向上、さらにVoLTEや最大音量が2段階強化された「でかボリューム」などを搭載して、より使いやすくなっている。迷惑メール機能には、新たに迷惑メールの可能性があるメール・SMSを開封する際に注意喚起する「迷惑メール判定機能」が加わった。

外見やメニュー周りに大きな変化はない。こうした端末が引き続き販売されるというのは、スマートフォンへの移行を希望しないユーザーにとっては朗報だろう。

外見や機能はガラケーだが、中身はOS非公表ながら、おそらくAndroidベース(8.1あたりだろうか)になっている。ただしアプリのインストールなどはできないようになっており、あくまで4G LTEに最適化されたフィーチャーフォンという位置付けになっている。個人的にはこういう路線も重要だと思うので、ドコモには頑張っていただきたい。

○タッチ対応、高学年も使える「キッズケータイ」

これまでも小学生などの防犯・連絡用として人気を集めてきた「キッズケータイ」が、初めてタッチ操作に対応。スマートフォンの操作になれた世代に最適化された。

以前のモデル(F-03J)と比べると、画面サイズが2インチから3.4インチに拡大し、操作ボタンがなくなった代わりに完全にタッチ操作に変更された。画面は高級端末のHDR対応有機ELなどを見慣れた目にはかなり「薄い」感じだが、視認性や反応速度がそこまで悪いというわけではないし、動画などを見るわけでもないので、これでいいのだろう。本体のサイズなどは従来機とほとんど変わっていない。

ちなみに外見からはわからないのだが、実はeSIM搭載モデルとのこと。SIMロック解除にも対応しているそうなので、将来MVNOなどの回線で使用することも可能なようだ(もっともキッズケータイは親がドコモ回線を使っている場合、月額500円で契約できるので、MVNOで使うメリットがどのくらいあるかは疑問が残る)。

今回、対象ユーザーの年齢層が小学校高学年まで広げられており、防犯ブザー機能やGPS、Wi-Fi/Bluetoothを使ったみまもり機能はそのままに、新たに、子供でも連絡帳の追加/編集が(設定によって)可能になった。連絡先に登録されている人からの通話しか受け取れないように設定できるため、友達の電話番号が登録できるというのはかなり重要だ。

また、細かいことだが画面の表示も、ひらがな表示から漢字表示に変更できたり、文字変換も学年別に変換可能な漢字のレベルが変わるといった、ユニークな機能が追加されている。手書き対応や漢字テストゲームも付けてくれれば、ウチの小学生の子供に持たせてみたいところだが……。

らくらくホンと並んで、こうした特定の年齢層向け製品もしっかり出し続けていくあたりが、ドコモらしいところだ。個人的にはここからさらにもう一歩進んで、小学校高学年~中学生あたりを対象にした「キッズスマホ」とでも言うべき、ペアレンタルコントロールが標準でオンになっているスマホが出てくれることを期待している。

「ハイエンド」「ミッドレンジ」、そして今回の「らくらくホン、キッズケータイ」と、3回にわたり、ドコモの2019-20年冬春モデル7機種を見てきたが、いずれも機種の特徴がはっきりしており、良質な端末が揃ったという感想だ。

NTTドコモの吉澤社長は、今回のラインナップについて「4Gの集大成」という表現で評価したが、その言葉に違わぬ完成度の高い端末揃いだ。2020年にスタートする5Gは、サービス開始当初はエリアも限定され、さまざまな混乱も予想されるだけに、当面は完成度の高い4G端末で様子見するという人も多いはず。こうしたユーザーにとって、今回の新製品はかなり魅力的に映るだろう。
(海老原昭)

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