1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

歴代iPhoneのバッテリー容量・駆動時間を比較 - SoCや画面も影響

マイナビニュース / 2021年5月18日 13時30分

写真

画像提供:マイナビニュース

この記事では、現役のiPhone(iOS 14動作モデル)のバッテリー容量と駆動時間の関係について説明します。バッテリー容量が大きいことは連続使用時間の延びにつながりますが、その一方でプロセッサー(SoC)などの省エネ性能が向上しており、単純ではありません。
現役iPhone、バッテリー容量と駆動時間の比較表

AppleはiOS 14が動作する現役のiPhoneのビデオ再生時間やオーディオ再生時間など、バッテリーのもちに関する情報を自社サイトで公開しています(表1)。バッテリー容量はボディサイズが大きいほど有利なため、連続使用時間を延ばすためにiPhoneの大型化とバッテリー容量の増加傾向が続きました。しかし、プロセッサーの省エネ性能向上によってエネルギー効率が改善された結果、サイズがほぼ同じ前モデルに比べ、バッテリー容量を減少させたモデルも存在します。

たとえば、iPhone XとiPhone XSは画面のインチサイズは同じ、ボディサイズも同じでXSがわずかに3g重いだけの違いですが、バッテリー容量はXが2,716mAh、XSが2,658mAhとわずかに容量ダウンしています。これは、XのA11 Bionicチップに比べXSのA12 Bionicチップのほうが省エネ性能に優れ、より少ないバッテリー容量でもXと同等の連続使用時間を稼げるとAppleが判断したためと考えられます。

(表1)iOS 14が動作するiPhoneのバッテリー容量と駆動時間

(2021年6月4日追記)
iOS 14.5が動作する機種はiPhone 6sシリーズ、iPhone SE(第1世代)であり、iPhone 6とiPhone 6 Plusはサポート外となります。
駆動時間を決める要素は、バッテリー容量だけではない

iPhoneを含むスマートフォンにおいてバッテリー消費量が大きいのは、頭脳に相当するプロセッサー(SoC)と表示装置(液晶または有機ELパネル)、通信デバイス(Wi-FiやモデムのIC)、そしてストレージ(内蔵のフラッシュメモリ)です。それらの消費電力を減らせれば、バッテリー容量が一定でも駆動時間が延びることになります。

リチウムイオンバッテリーは、交換しない前提であれば、容量や形状を比較的自由に設計できるため、薄型化と軽量化が至上命題のスマートフォンにとって好都合です。SoCや通信デバイスなどが進化して消費電力が下がれば、バッテリー容量を減らしてスマホ本体の薄型化・軽量化を図る設計判断も可能となります。

iPhoneの新モデルでバッテリー容量が増減してもビデオ再生時間やオーディオ再生時間が大きく変わらない理由は、ここにあります。
「低電力モード」や「自動ロック」の設定でも節電可能

ユーザの使い方によっても駆動時間は変化します。iPhoneには「低電力モード」が用意されており、このモードを有効にすると、SoCの演算性能を一時的に低下させるほか、新着メールの確認など通信に関わるアプリの動作間隔を広げることで消費電力を減らします。低電力モードは「設定」→「バッテリー」画面にあるスイッチでオン/オフできます。

ディスプレイ(画面)を点灯している時間をできるだけ短くすることも、iPhoneの駆動時間を延ばすために有効です。「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」の順に進むと、ディスプレイがオフのロック状態になるまでの時間を変更できます。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング