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コロナ禍で食レポ番組続々終了も……石塚英彦、飲食店支援に使命感「僕たちが広げていかなければ」

マイナビニュース / 2021年9月22日 18時0分

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画像提供:マイナビニュース

●「自分の仕事がどうこうというよりも」
日常生活を大きく変えたコロナ禍の影響を受け、テレビの食レポロケ番組が次々に終了し、ピンチに陥っている。「まいうー」の名フレーズで食レポ業界をけん引してきた石塚英彦は、そうした現状を憂うよりも、長年お世話になってきた飲食店の経営を真っ先に心配しているという。

自身のYouTubeチャンネル『石ちゃんねる』という新たなフィールドを手に入れたことで、飲食店の支援に積極的に取り組む石塚。今後コロナ禍が明けた際の飲食・観光業界の盛り上げについて、「僕たちが広げていかなければ」と使命感を語る――。

○■交流のあった店が閉店…「何軒も」

最盛期は週3本の食レポロケがあったという石塚。当時は地方ロケも多く「羽田に住んじゃったほうが楽じゃないかっていうときもありました(笑)」と振り返る。

しかし、新型コロナウイルスが猛威をふるい、その機会は激減。それでも、「僕的には自分の仕事がどうこうというよりも、まず飲食店に急にお客さんが来なくなったというニュースを耳にして、そっちのほうが気になりましたね」と、これまでお世話になってきた飲食店を案じた。

ロケで行った店に、その後プライベートで家族を連れて再び訪れ、店主と交流が続くことも多くあるそうだが、その中でもお店を閉じてしまったところが「何軒もありますね」とのこと。

「すごく悲しいのは、今の時代に対応できるお店はギリギリでも頑張って残れるんですけど、例えばテイクアウトとかデリバリーとか、それをやるのにどうしたらいいのか分からない方もいらっしゃるんですよ。お店にアクリル板を置くのに、行政に話すと1,000円くらいで手に入るところもあるらしいんですけど、そういう助けを知らない方もいるんですよね。だから、飲食店の横のつながりでもいいし、うまくお互いに助け合ってみんなが生き残れたら素晴らしいんだけどなあ…」と、情報格差を嘆く。

さらに、「料理人としては当たり前のこだわりなんですけど、どうしても熱々のうちに食べてほしいと思って、テイクアウトをやらない人もいらっしゃるんです。俺からしたら、お店がなくなっちゃうよりは、この期間だけでも我慢してほしいんですけどね」と、プライドに理解を示しながら願った。
○■YouTubeでリモート食レポ活動開始

「コロナ禍になって最初の頃は、テレビでも『飲食店を応援しましょう』みたいな特集をやってたんですけど、だんだんそういう機会も少なくなってきて…」ということで、石塚が6月に立ち上げたのが、YouTubeチャンネル『石ちゃんねる』だ。

過去にテレビ番組でレポートしたことのある店からテイクアウトし、リモートでつないだ店主とトークしながら、おなじみの満面の笑みで食レポを行っている。彦摩呂や内山信二、ドロンズ石本など、食レポを主戦場としてきた仲間たちがYouTubeやSNSでそうした取り組みを始めていることにも、触発されたそうだ。

グルメのレポートをしたいところだが、「まず最初は味がどうこうじゃなくて、『お元気でしたか?』『お客さんどうですか?』というのが一番気になるので、そこから聞いちゃいますね」と、どうしても心配が先行。その中でも「コロナ前に比べたらほとんどのお店は売上が落ちているんですけど、料亭のようなところでも頑張ってお弁当を出してみたりとか、みんな新しい形に対応しようと職人さんたちが努力されているのを見ると、本当にすごいなと思います」と感服した。

●緊急事態宣言解除で「即、街に出たい」
食レポにおいて、「店主の努力を引き出すのが仕事。客目線で、イスの状態とか冷房の吹出口の向きとか、適当にやってる人は1人もいないんです。ここに絵を飾ってみようとか、カーテンをこの柄にしようとかいろいろ考えてるから、お店の香りも含めてそれを拾うのが僕の仕事なんです」というこだわりを持つ石塚。それゆえに、「リモートだとパソコンで見える画面の中でしか勝負できないんで、若干足りないなという苦労もあります」と吐露する。

一方で、「そこに料理やシェフの方がいれば、そのお話で広げるのも仕事ですから、今は直接お顔が見れるだけでも」とプロ意識を披露。また、「テレビのロケだと、お店の人たちの苦労してる部分とかいろんなことを現場で聞いても、OAでは尺の都合で切っちゃったりするんですよ。でも、YouTubeは尺が自由で、わりと話が伝えられるので、そういう意味では丁寧でいいなと思いますね」と、自身の冠配信チャンネルならではのメリットも発見した。

とは言え、「四角のテイクアウト容器じゃなくて、お皿に載ってるのを食べたいというのもありますよね。盛り付け方も含めて、お店の人って全部を計算してるから」といい、「YouTubeのスタッフとも話してるんですけど、緊急事態宣言とか明けたら、即、街に出たいですね」と、やはり実際のお店に足を運びたいというのが正直なところだ。

○■来年還暦「肉の赤身の良さが、ちょっと分かるように」

食レポをけん引してきた第一人者だけに、この先コロナ禍が収束すれば、長い間苦労してきた飲食店を応援するシンボル的な役割も期待されるが、「自分がどういうポジションなのかは分からないですけど、応援しなきゃいけないという使命感はありますね。時短やアルコールで制限を受けていた店が、それが解除されて『さぁどうぞ』となったときには、僕たちが広げていかなければと思うので、その責任はあると思います」と力を込めながら、「飲食店に限らず、旅にも行きたいですよね。温泉でバシャバシャやりたいし、電車の車窓を見て駅弁とか食べたいですよ」と思いを巡らせた。

来年2月には、なんと還暦を迎える石塚だが、「食欲が落ちることはないですけど、肉の赤身の良さが、ちょっと分かるようになってきました。今までは無条件にカルビだったんですけど(笑)」と、まだまだ旺盛な様子。

また、「自粛期間中に本当にやることがなくて、ベンチプレスを買ってわりと頻繁に家で筋トレしたり、ウォーキングマシンで歩いてたら、結構体が締まってきちゃったんです。世間は“コロナ太り”を期待してると思うんですけど、期待に添えなくてすいませんという感じで(笑)。だから、本当に食レポロケは“いつでもどうぞ”とスタンバイできてます」と意気込んでいる。

●初タッグのスタッフに信頼「時代の流れを読むプロ」

『石ちゃんねる』のスタッフとは、このYouTubeが初めてのタッグ。「最近スマホにしたくらいのアナログ人間なので…」ということで、リモートのやり方から、スマホ上での宅配ピザのトッピング注文の仕方まで、手取り足取り教えてもらいながら撮影に臨んでいる。

「テレビは視聴率が出ますけど、YouTubeは再生回数とか登録者数が出ますよね。テレビの食レポの世界だと、肉を出すと毎分の数字が上がるんですよ。赤いものが数字を持ってると言われてて、肉でも焼く前の状態、それにいちご狩りとか、カニとか、マグロとか。そういうのは知ってるんですけど、YouTubeのスタッフは本当に時代の流れを読むプロフェッショナルなので、すばらしいですね」と、強い信頼を寄せているようだ。
○■「まずは飲食店と観光業界の盛り上げを」

テイクアウト&リモート食レポを中心に展開しているが、アクセサリー作りといった意外な趣味も披露。「もともとうちの家内がビーズ教室をやっておりまして、自粛中にただボーッとしててもしょうがないんで、簡単にできそうなものを教えてもらったんです。自分でも手先は器用だと思っていたので、わりと細かい作業も好きで、自分のオリジナルが作れるという喜びがありますね」と話し、「ほかにも絵を描いたり、好きなことをこのYouTubeでやらせていただいて、それもすごくうれしいですね」と充実感を見せた。

そんな『石ちゃんねる』で、今後やってみたいことを聞いてみると、やはり「まずは飲食店と観光業界の盛り上げをやりたいですね」と強調。「オリンピックもいろいろ言われてましたけど、開催してその間盛り上がったのは事実じゃないですか。他に何か盛り上がれることがあるとすれば、やっぱりコロナ前の元の世界と同じようにできることがみんなにとって一番いいと思うので、それを見せていきたいですね」と意欲を示している。

●石塚英彦1962年生まれ、神奈川県出身。89年にお笑いコンビ「ホンジャマカ」を結成。1年のうちの半分はグルメ番組のロケで日本全国を食べ歩く。現在はバラエティを中心に幅広く活躍中。今年6月にはYouTubeチャンネル『石ちゃんねる』を開設した。
(中島優)

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