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那須川天心に、意外な男が挑戦表明! プロボクサー転向まで残された時間はあと僅か、武尊戦はどうなる!?

マイナビニュース / 2021年9月24日 11時20分

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画像提供:マイナビニュース

来春にプロボクサー転向を決めている那須川天心が、9月23日『RISE』のリングで、鈴木真彦に勝利し、キックボクシング45勝無敗の大記録を打ち立てた。彼がキックのリングに上がるのは、あと2試合となったが対戦相手は未定。

そんな中、想定外の男が那須川天心に挑戦状を叩きつけた。これに対する那須川の反応は? そして、ファン待望の武尊との頂上対決は実現するのか? 今後の行方を読み解く─。
○■キックボクシング45連勝

「もうすぐボクシングに転向します。今日は日頃から練習しているパンチで倒そうとし過ぎて、ちょっと空回りしちゃいましたけど、技術的にはいい物を見せられたと思います。
やっぱり蹴りを使わないと倒すのは難しいですね。しっかりと蹴りも磨いて、残り2試合頑張ります!」

9月23日、神奈川・ぴあアリーナMM『RISE WORLD SERIES2021』のメインエベントで鈴木真彦(第7代RISEバンタム級王者)と6年ぶりに対戦し判定勝利を収めた直後、リング上でマイクを握った那須川天心は、そう話した。

豪快なKO勝ちは見られなかった。
それでも、危なげない完勝(ジャッジ3者ともに30-28)。開始直後は動きに固さがあったが、2ラウンド以降、先に攻撃を仕掛け主導権を握る。鈴木の攻めもかわし切り、顔はほぼ無傷 。
「自分のパンチは当て、相手からは貰わない」闘いを実践した形だ。キックボクシングの連勝記録を、これで「45」に伸ばした。
○■同門・風音が禁断の挑戦表明

この日、那須川はリングに上がる直前に、思わぬ男から挑戦を表明された。
セミファイナルで行われた『53キロ級トーナメント決勝戦』で志朗を延長判定で下し優勝を果たした同門(TEAM TEPPEN)の風音(かざね)が、リング上で、こうアピールしたのだ。

「鈴木選手と試合をする前に水を差すようで悪いんですけど、会長(那須川弘幸/天心の父)、これだけは言わせてください。
世界最強がジムにいます。那須川天心です。僕も世界最強を目指しています。もう時間がない、闘いたいんです。天心が認める志朗選手に勝った。やる権利はあるんじゃないですか?
前向きに考えて下さい。よろしくお願いします」

まさかの同門からの挑戦表明。だが、風音は優勝できたら言おうと決めていたようだ。
大会終了後のプレスインタビューで、「その後、那須川とは話したか?」と問われた風音は言った。
「(那須川から)100年早い。お前ならジャブだけで倒せると言われました(笑)。実際、そうなんですよ。ジムでは、いつもボコボコにされていますから。でも(試合をしたら)分からないですよ、僕はさらに化けちゃうんで」
那須川と同級生の風音は本気だ。

これに対して那須川は言った。
「どうなんでしょうね。ストーリー的には面白いのかもしれません。志朗選手に勝ったので(挑戦を口にする)権利はあるのかな」
やってもいいけど、勝つのは間違いなく俺だよ、と言わんばかりの余裕を伴った口調だった。
また、RISE伊藤隆代表は、「実現の可能性は低いがゼロではない」とコメントしている。

○■頂上対決は夢に終わるのか

さて試合後の共同インタビューでは、那須川に対して「武尊戦」に関する問いも飛んだ。9月20日、横浜アリーナ『K-1 WORLD GP』では、武尊が頂上対決実現に前向きな発言をしている。これに対し那須川がどう応えるかに注目が集まったのだ。
那須川が答える。
「動きがないので何とも言えません。決まるのであれば、向こう(武尊)もやりたいだろうし、僕も熱くなれる試合になると思う。でも、状況が動かないので」

さらに、こう言った。
「(キックボクシングは)あと2試合。年末にRIZINのファンに別れを告げる試合、そして最後はRISEのリングで試合をすると決めている」

どうやら、「那須川天心vs.武尊」実現のメドは、まだ立っていない。水面下の動きも鈍いようだ。
武尊は、中立なリングでの闘いを求め、一方で那須川はボクシング転向前の2試合の舞台を「RIZIN」と「RISE」と決めている。これでは、接点が見出せない。そして、武尊とは逆に、もはや那須川は「頂上対決」に執着していない。気持ちは、プロボクシングで世界チャンピオンを目指すことに移っている。頂上対決の実現は難しいのかもしれない。

それでも、どうしても「那須川天心vs.武尊」は観たい。2010年代のキックボクシングシーンを凝視し続けてきたファンの夢だから。この一戦が実現されるか否かが、キックボクシング界の未来を決めるようにも思う。
両者、両団体の早急な歩み寄り、そこからウルトラCが生じることを切に望む─。

文/近藤隆夫

近藤隆夫 こんどうたかお 1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌をはじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等でコメンテイターとしても活躍中。『プロレスが死んだ日。~ヒクソン・グレイシーvs.高田延彦20年目の真実~』(集英社インターナショナル)『グレイシー一族の真実 ~すべては敬愛するエリオのために~』(文藝春秋)『情熱のサイドスロー ~小林繁物語~』(竹書房)『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』『柔道の父、体育の父 嘉納治五郎』(ともに汐文社)ほか著書多数。
『プロレスが死んだ日 ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦 20年目の真実』(集英社インターナショナル) この著者の記事一覧はこちら
(近藤隆夫)

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